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23.【百名山#17】 南八ヶ岳2019夏(1泊縦走)/①赤岳鉱泉②もみの湯

硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳( 八ヶ岳)

パーティ: 1人 (まさ0806 さん )

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行程・コース

天候

曇り時々晴れ

利用した登山口

美濃戸口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 【登山口まで】東京都北区を4時半前に出発。首都高C2と中央道経由で諏訪南ICまで。ICから美濃戸口まで10km程度。アクセスが良く、空いていると約2時間で到着。【登山口情報】車で美濃戸口か美濃戸山荘まで行くかは悩ましい。この間、徒歩約30分。ダートの悪路。美濃戸山荘あたりは数十台駐車可能だが、いっぱいだと美濃戸口まで引き返し。私はパンクが嫌だったので、美濃戸口で駐車。美濃戸口は百台近く駐車可能と思う。一日500円也。

この登山記録の行程

【1日目】
美濃戸口(07:19)・・・美濃戸(07:59)[休憩 5分]・・・堰堤広場・・・赤岳鉱泉(09:20)[休憩 63分]・・・赤岩ノ頭(11:13)[休憩 2分]・・・硫黄岳(11:28)[休憩 13分]・・・大ダルミ(11:53)[休憩 10分]・・・横岳(12:29)[休憩 15分]・・・三叉峰(12:50)[休憩 14分]・・・行者小屋(14:04)・・・赤岳鉱泉(14:20)

【2日目】
赤岳鉱泉(06:03)・・・行者小屋(06:32)[休憩 18分]・・・赤岳(07:55)[休憩 30分]・・・中岳のコル・・・阿弥陀岳(09:28)[休憩 52分]・・・不動清水(11:22)[休憩 6分]・・・御小屋山(御柱山)(11:51)[休憩 2分]・・・御小屋尾根登山道入口・・・美濃戸口(12:43)

コース

総距離
約23.2km
累積標高差
上り約2,716m
下り約2,716m
コースタイム
標準16時間50
自己9時間51
倍率0.59

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

【全般】今回は1泊のテント泊。無類の温泉好きなので、秘境の風呂に入るべく、赤岳鉱泉1泊をまず決定。美濃戸口から赤岳鉱泉は2-3時間の道のりなので、1日目を赤岳鉱泉で終わりにするにはもったいない。というわけで、1日目は、赤岳鉱泉でテントを張って、身軽になって赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳鉱泉のプチ縦走をすることに。2日目は赤岳登頂。その上で、初日の体力の消耗具合と相談しながら、テントを赤岳鉱泉に置いて赤岳を往復し、テントをピックアップして美濃戸口に戻るか、テント担いで赤岳→中岳→阿弥陀岳→美濃戸口のプチ縦走コースをとるか決めることにしていた。

【赤岳鉱泉】バックに横岳がそびえる、行者小屋と並ぶ南八ヶ岳の中継基地。赤岳鉱泉・行者小屋を過ぎると、南八ヶ岳らしい荒々しい鎖場・階段連続の急登になるので、ここにテントをデポしたり、1泊する人も多い模様。赤岳鉱泉はご飯が充実。カレー・パスタ類が800円で種類も豊富。生ビールをはじめアルコール類も多数。赤岳鉱泉に着いた時点で腹が猛烈に空いていたので、10時過ぎにも関わらず、カレーを注文。また、赤岳鉱泉は、鉱泉の名前のとおり、温泉ではないが豊富な湧水を沸かした風呂に入ることができるのが魅力。ただし、山小屋の温泉なので4人入ればいっぱい。私が入ったのが15時頃でちょうど混み合う時間帯で、譲り合いのカラスの行水。テント泊者は1,000円、ちなみにテント場代は一人1,000円なので、テント+風呂で2,000円也。

【1日目コース状況】
・美濃戸口から美濃戸山荘までは、延々とダートの林道を歩く。森林浴としては気持ちいいが、変化もなくダレ気味。
・美濃戸山荘を過ぎると本格的な登山道に。北沢コースは赤岳鉱泉に、南沢コースは行者小屋につながる。雪融けで豊富な水量を誇る北沢沿いに、美濃戸山荘から赤岳鉱泉は1時間半はかからない程度。
・赤岳鉱泉でテントをデポして硫黄岳へ。この日は残念ながら曇だったので、硫黄岳の爆裂火口を見ることができず。早々に横岳に向かう。ちなみに、赤岳鉱泉から硫黄岳は歩きやすい登山道。
・硫黄岳~横岳~赤岳の稜線ルートは素晴らしい。ちょうど横岳に着いた時に赤岳や阿弥陀岳方面に少し晴れ間が広がった。なお、横岳~赤岳はヤセ尾根で鎖場・はしごもあるので要注意。(とはいえ、おおむね平行移動なので、体力的に消耗するわけではない。)
・この日は赤岳に登らず、手前の地蔵の頭で地蔵尾根方面へ。地蔵尾根は行者小屋から赤岳への直登コースなので、鎖場・はしごも連続するコースなので、下りの一歩一歩を慎重に。

【2日目コース状況】
・1日目に結構ムリをしたが、アミノバイタルを飲みまくったので、筋肉痛はなし。しかも、1日目は天気が悪かったが、2日目午前中は晴れるらしい。テントを担いで赤岳→中岳→阿弥陀岳をプチ縦走することを決意。
・赤岳にアプローチする基点となる行者小屋からは、地蔵尾根と文三郎道の2コースあり。昨日地蔵の頭から降りてくる際に地蔵尾根の鎖と梯子は体感しているので、テント背負ってはきついなぁと思い、文三郎道へ。他方、同じところを目指すのに、そんなに斜度が変わるわけもなく、文三郎道は延々と続く梯子が辛い。。。天気が回復して絶景が見られたのだが、後ろを振り返ると、テント装備の重みでそのまま谷底に吸い込まれそうな錯覚に。
・赤岳・阿弥陀岳分岐から赤岳へのアプローチはまさに岩登り。滑落したら間違いなく死亡。安全のためヘルメットがあってもいいと思う。
・ガス欠もあいまって一番きつかったのが、中岳~阿弥陀岳のアプローチ。夏の日差しを背中に受けながら、岩をよじ登っていく。赤岳に登っている途中で、赤岳~阿弥陀岳のコースがくっきりと見えるので、登り返しが相当きついことが事前に分かっていたにも関わらず、ノリできてしまったことに後悔。
・ようやくたどり着いた阿弥陀岳山頂で昼食。レトルトカレーが超絶うまい。
・阿弥陀岳から美濃戸口への登山道である御小屋尾根は、阿弥陀岳山頂~不動清水までがヤセ尾根でザレ場・ガレ場が連続。疲れ切った足には危険スポットである。2回くらい尻もちをついて、気を許すとヤセ尾根から谷底に落下するかもと気を引き締める。
・不動清水~美濃戸口はたいした危険もなく淡々と歩く。最後は別荘地の中の舗装道を15分ほど歩いて無事に美濃戸口到着。
・帰りの風呂は、原村村営の「もみの湯」へ。美濃戸口から車で15分弱。広々とした内湯と露天風呂を備えた弱アルカリ泉。少し黄色がかっていてぬるぬるの気持ちいい湯である。600円でリーズナブル。

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フォトギャラリー:49枚

美濃戸口の八ヶ岳山荘。

八ヶ岳山荘の駐車場。三段に分かれて駐車できる。百台程度は駐車可能か。

美濃戸口から美濃戸山荘は延々と林道を歩く。

美濃戸山荘付近の駐車場。

美濃戸山荘。

美濃戸山荘を過ぎると、北沢コースと南沢コースに分かれる。

北沢コースは沢沿いの気持ちいい道。デトックス。

赤岳鉱泉が出現。

赤岳鉱泉の立派なログハウス。ここで飲食物等を販売。

今回持っていったモンベル・ステラリッジテント。1~2人用。

赤岳鉱泉から硫黄岳。最初は緩やかなアプローチ。

山頂に近づくと登山道も硫黄色に。

赤岩の頭。ガスってきた。

赤岩の頭。

硫黄岳への最後のアプローチ。

硫黄岳頂上。爆裂火口も見えず。

硫黄岳頂上。結構広い。

硫黄岳山荘。頂上から約10分程度南にくだる。

硫黄岳~赤岳の縦走ルートより。これは東の山梨側。

横岳山頂。

横岳山頂から硫黄岳方面。

横岳山頂から左から赤岳、中岳、阿弥陀岳。中岳がかろうじて山頂が見える。

中岳~赤岳の縦走ルートより。岩場の連続。

同上。

地蔵の頭到着。

地蔵の頭から赤岳山荘は目の前。赤岳山頂はガス。赤岳は明日登ろう。

地蔵の頭から地蔵尾根を見下ろす。急登。下には行者小屋が見える。

赤岳鉱泉到着。生ビール最高。

赤岳鉱泉での日没前。横岳がバックにそびえる。

赤岳鉱泉での日没前。赤岳方面。

二日目朝。行者小屋到着。

行者小屋から進んで文三郎道と中岳道の分岐。文三郎道はここから階段の連続である。

文三郎道の階段地獄の途中から硫黄岳・横岳をパシャリ。

階段地獄を見下ろす。結構足がすくむ。荷物が重くてよろけたら死ぬ。

文三郎道から阿弥陀岳。

ようやく文三郎道終点。赤岳と阿弥陀岳の分岐。

これから赤岳にとりかかる。

赤岳は岩場地獄。結構切り立っている。

赤岳頂上。晴れた!

赤岳2,899m

東の山梨側は雲海。

阿弥陀岳がくっきり。

てっぺんが丸っちょいのが硫黄岳。

中岳から赤岳を振り返る。

今回のベストショット。南八ヶ岳連峰。赤岳鉱泉、行者小屋あたりは樹林帯で、そこからしばらく進むと急登の岩場になっているのが分かる。

中岳から阿弥陀岳。これを登り返すと思うとうんざり。。。

阿弥陀岳から横岳と赤岳。予報通りガスってきた。

赤岳。

阿弥陀岳から御小屋尾根。やせたザレ場の急坂。疲れた足でふらついて、今回のコースで一番危険だった。

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装備・携行品

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登った山

横岳

横岳

2,830m

赤岳

赤岳

2,899m

阿弥陀岳

阿弥陀岳

2,805m

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