登山記録詳細

無雪期登山
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秩父湖から二百名山「和名倉山」、そして一之瀬高原へ 和名倉山(関東)
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記録したユーザー

きー さん
  • 日程

    2019年6月25日(火)

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:まずは西武線の電車で西武秩父駅に向かい、
    そこから9:10発の西部観光バス「三峯神社線」に乗り、
    秩父湖バス停に10:00到着して入山。

    一之瀬高原へ下山後は民宿「みはらし」さんに一泊。
    翌日早朝4:30出発で、一ノ瀬林道から国道411号を通って
    丹波山村まで歩き、丹波バス停8:19発のバスで奥多摩駅へ向かい、
    電車で帰宅。

  • 天候

    晴れのち曇り

この登山記録の行程

秩父湖(10:06)→埼玉大山寮(10:22)→反射板跡地(11:52)
→造林小屋跡(12:26)[休憩5分]→北ノタル(14:00)→二瀬分岐(14:16)
→和名倉山(14:27)[休憩10分]→二瀬分岐(14:44)→[休憩10分]
→東仙波(15:47)[休憩7分]→山ノ神土(16:43)→将監峠(16:57)
→牛王院下(17:37)→民宿みはらし(17:56)


総距離 約19.1km 累積標高差 上り:約2,009m
下り:約1,289m
奥秩父山塊の奥深くにそびえる和名倉山!
ウィキペディアなどで調べると、「かつて美しさが讃えられた原生林のほとんどが失われている」など、どちらかというと地味な情報が多いこの山だが、その印象を良い意味で裏切る魅力を山行中に感じる事が出来た。

山深い奥地ならではの苔に覆われた美しい森、
霧が出ていた事もあり幻想的な雰囲気を醸し出す登山道…

たどり着く山頂は前情報通り確かに地味だけど(笑)
それでも樹林帯に覆われた静かな山、
その奥深さゆえあまり人の訪れていない落ち着いた空気感は
個人的にとても心地よいものだった。

眺望的な話で言うと、今回のコースでの見どころは
和名倉山を過ぎてから、吹上ノ頭、東仙波、西仙波と続く
奥秩父の山並みを一望できる大展望の尾根歩きなのだが、
残念なことに霧に覆われていて、そのエリアの展望は楽しめなかった。^^;

そんな事もあり、決して手軽に行ける場所ではないが、
機会があればリベンジのために再び同じコースを歩いてみたいと思っている。

スタート地点は秩父湖バス停。
西武秩父駅から西部観光バスの三峰線に乗りバス停で降りると、
目の前に大きな山が見えた。
まずはその山に登り、ピークを適度に巻いた後
「二瀬尾根」沿いに和名倉山に向かう感じで登山道は続いている。

バス停そばの休憩所でトイレや準備を済ませて出発!
秩父湖沿いに進みほどなく「埼玉大山寮」に到着。
左側にけもの道風(笑)の登山道があり、そちらへ進むとつり橋へ出る。
つり橋を渡った辺りの立て看板に「二瀬尾根崩落情報…」などという文字が見えたので少し不安になったが、登山道は問題なく進む事が出来た。
少しの間トラバースの後に、樹林帯を一気に登っていくストイックな急登が始まる。
マーキングテープや踏み後はあるので気を付けていれば迷うことはないと思うが、それでも時々紛らわしい個所があるので注意しながら進む。
長く続く薄暗い樹林帯を黙々と登るのはけっこう疲れるが、標高と共に森に鮮やかな緑が増えてくると、なんだか少し元気になれた。
反射板跡地というポイントを通過すると、少しの間ピークを巻く森林軌道を歩く道が続く。
このエリアは苔生した美しい登山道で、木の葉の深い緑、木々の白などのコントラストが素晴らしかった。
所々登山道が豪快に崩落している箇所もあったが、木々の合間から見える景色もきれいで、しばらくの間は癒される心地よい森林浴を楽しみつつ進んだ。

太いワイヤーや車輪などの資材が点在している「造林小屋跡地」に到着。
ここまで続いていた道が途切れたように見えたが、ルートがここから沢沿いのガレ場方面へと展開していた。
地図で確認してマーキングテープを見つけたが、うっかりそのまま道なき道を進んでいたら大変な事になったと思う。こういうトラップがたまにあるので油断はできない…

そこからしばらくは、再び急坂のストイックタイム。

頑張って登り尾根まで出ると、そこからは二瀬尾根沿いに南東面のトラバース道が続く。
荒れ気味の険しい道を進むと、山頂を南に見る岩峰ありとの地図の記載があったが、すでに周囲は霧が出ていて、それらしき箇所からの眺めは真っ白だった…

小さな草地の「北ノタル」に到着。
そこから二瀬分岐までのルートが、少し霧に覆われていた事もあってとても幻想的で、まるでおとぎ話に出てきそうな森の雰囲気!
二瀬分岐から和名倉山山頂までのルート、途中に少々藪っぽい所があって、半袖で歩いていた自分の腕にチクチク刺さる木の枝が意外と痛かった・・・^^;
山頂周辺は倒木だらけで、気をつけないと登山道を見失いそうなエリア。
足元の踏み後とマーキングテープを確認しながら進み、無事に和名倉山の山頂に到着!
山頂の周辺もおとぎ話に出てきそうな、樹林帯に覆われた山深く静かな場所だった。

少し休憩をしてから二瀬分岐まで戻り、その後「山ノ神土」方面へ進む。
この付近にも倒木が多く、まるで障害物競走をしているような悪路を辛抱しながら歩く時間が続き、マップ上に「南アルプスの眺めが良い」と書かれた吹上ノ頭近くの展望地に到着…
途中から予想はしていたが、真っ白けで何も見えないという状況にガッカリ。。T-T

自分が進んできた道すらはっきり見えない霧の深さ…
本来なら大展望がしばらく続くであろう尾根道を、「霧の向こうは素晴らしい山並みなんだろうな~」と想像しながら黙々と歩いた。
それでもきれいな笹尾根や、美しい木々の並ぶ山道は、眺めとして悪いものではなかったのが幸いだったかも…?

東仙波を過ぎて西仙波までの道のりは、少々険しい岩場があったり、シャクナゲのトンネルがあったりと、探検心をくすぐるアトラクション感強めのルートで楽しい!
しかし、そこを越えて山ノ神土へと続く道がけっこう深めな笹に覆われた登山道で、踏み後は明瞭なので迷う心配は薄いが、思った以上に藪を漕いで進む事に体力を奪われる…
期待していた展望を楽しめなかった事による沈んだ気持ちが、疲労感をふだんより強めに感じさせたのかもしれない(苦笑)

無事に笹藪地帯を抜けて山ノ神土に到着!
そこから七ツ石尾根を下りて一之瀬高原へ下山する予定だったが、途中で分岐を見逃してしまい、誤って将監峠まで行ってしまう…^^;
遠周りにはがっかりしたが、ついでに将監小屋を眺めつつ砂利道の林道を下り、無事にこの日の目的地、一之瀬高原の民宿「みはらし」さんに到着。

食事は優しい味でボリュームは満点!
高齢の女将さんが切り盛りする、なんだかほっこりするような雰囲気の宿だった。
1泊夕食付だと5500円。
ネットには「親戚のおばあちゃんの家に遊びに来た感じ」というレビューがあったが、まさにそんな感じで、個人的にもとても居心地が良く感じた。

早めに就寝して、翌朝は4時半に宿を出発。
緑に包まれた自然たっぷりの一之瀬林道をひたすら下って、国道411号線を左折。
一之瀬林道と並行している一之瀬川、周囲には滝なども多く、沢登りを楽しむにも良い川らしい。
国道を丹波山村方面へ「丹波山渓谷」の雄大な眺めを楽しみながら歩く…
普段なら車やバスなどの乗り物で通り過ぎてしまう、こういう渓谷沿いの道の景色も、ゆっくり歩いてみるとまた違ったものに見えて素晴らしい!
舗装道路を3時間半ほど歩くのは、山道よりも足への負担が大きかったが(笑)、丹波山村のバス停までは余裕を持って予定より少し早めに到着。
梅雨時期にもかかわらず雨にも降られず、内容充実の山行を無事に終える事が出来て、大満足の二日間だった。

この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、傘、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、カメラ、登山計画書(控え)、健康保険証、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、熊鈴・熊除けスプレー、非常食、行動食、テーピングテープ、トレッキングポール
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