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2019年8月/鹿島槍ヶ岳、五龍岳、唐松岳

爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五龍岳、唐松岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (100meizan さん )

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行程・コース

天候

1日目:晴れ後、曇・霧、2日目:霧、後、晴れ

利用した登山口

八方池山荘  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 扇沢市営駐車場まで車。下山後、タクシーで扇沢まで。

この登山記録の行程

【1日目】
柏原新道登山口(05:10)・・・種池山荘(07:50)[休憩 10分]・・・爺ヶ岳南峰(08:50)・・・赤岩尾根分岐(冷乗越)(09:40)・・・冷池山荘(09:55)[休憩 15分]・・・布引岳(11:10)・・・南峰(12:05)[休憩 10分]・・・布引岳(12:40)・・・南峰(13:20)・・・北峰分岐(13:45)・・・八峰キレット(15:00)

【2日目】
八峰キレット(05:20)・・・口ノ沢のコル(06:05)・・・五竜岳(08:15)[休憩 10分]・・・五竜山荘(09:05)[休憩 15分]・・・最低鞍部(10:10)・・・唐松岳頂上山荘(12:00)[休憩 10分]・・・唐松岳(12:15)[休憩 10分]・・・唐松岳頂上山荘・・・丸山(13:30)・・・第三ケルン(14:20)[休憩 15分]・・・八方池山荘(15:20)

コース

総距離
約26.6km
累積標高差
上り約3,734m
下り約3,225m
コースタイム
標準21時間30
自己18時間15
倍率0.85

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 長い梅雨が続いたが、漸く梅雨明けということで、1月半ぶりに山行を計画。
 今回は、2泊3日で、扇沢~鹿島槍ヶ岳~(キレット小屋泊)~五龍岳~唐松岳~(唐松岳頂上山荘泊)~八方池山荘の行程。

(1日目)
 初日は、午前0時過ぎに扇沢市営第1駐車場(無料)に到着。空きスペースは2割程度。午前4時過ぎに起床し、扇沢駅のトイレで洗面。駐車場に戻って午前5時頃出発。この時間には、第1駐車場は満車。第2駐車場は、5~6割程度の空き。
 柏原新道登山口で、登山届けを投函し、登山開始。樹林帯の中をひたすら登る。ところどころに黄色い看板あり。途中、石畳の辺りが頑張りどころ。稜線に近づくにつれ、鉢ノ木岳方面が見えてくる。樹林帯を抜け、真っ青な空を背景に種池山荘が見えてくる。もうひと頑張り。
 種池山荘からは、気持ちの良い稜線の散歩道。振り返ると、種池山荘が緑の中に映えている。段々ガスが出始める。爺ヶ岳南峰に到着する頃には、さらにガスが出てきて、展望は良くない。その後、冷池山荘でエネルギー補給をしてから、布引山を経由して、鹿島槍ヶ岳南峰へ向かう。段々傾斜がきつくなり、息も切れてくる頃、ようやく南峰山頂に到着。しばし休憩の後、キレット方面を目指すが、ここで大失敗。黄色い標識でキレット方面とある方向に向かった(つもり)が、途中ちょっと変だなとは思ったが、何と布引山に戻ってしまった・・・。
 気合いを入れ直して、見通しがさらに悪くなる中、再度鹿島槍ヶ岳南峰を目指す。途中、雷鳥の親子に遭遇。そして、本日2度目の南峰のピークを踏む。今度は、よく確かめて、確実にキレット方面への道に入る。やはり、少しわかりにくい。ここからは、これまでの稜線歩きと全く趣が異なって、岩場のアップダウンが連続してくる。トレッキングポールをしまって、ヘルメットを装着。鹿島槍ヶ岳北峰は、時間も体力も厳しかったのでパスして、キレット小屋へ急ぐ。
 しばらく行くと、ここから 「ここがキレット」の標識。足元には梯子が水平にかかっている。鎖場や梯子の上り下りを繰り返し、最後の長い梯子を登り切ると、ガスではっきりとは見えないものの、眼下の鞍部にキレット小屋が見えている。その後、鎖場、梯子を下ってキレット小屋に到着。八峰キレットは、思っていたよりも短い距離。受付後、お約束のビールで乾杯。

(2日目)
 朝食後、ガスが出て視界の悪い中、出発。このまま晴れなければ、遠見尾根を下ろうと考えていた。
 暫くは、アップダウンが続く。八峰キレットよりも鎖場が多いような?晴れていればきっと快適だろうね。そんな天気なので、五龍岳山頂までに2組の雷鳥の親子に出会うことができた。口の沢コル(2416m)、北尾根ノ頭(2560m)、G5を通過。それぞれ標識あり。そうこうするうちに五龍岳山頂到着。ガスが出てほとんど展望なし。しばし休憩後、下り始める。最後のピークを越えると五竜山荘の赤い屋根が見えてくる。山荘でエネルギー補給。水も1リットル補給(100円)。
 五竜山荘を出発する時点では、遠見尾根から下りようかどうか決めかねていたが、遠見尾根の分岐まで登ってくると、信州側からガスが上がってきている状態は変わらないが、唐松岳の中腹まで緑の斜面が見えている。何とか期待が持てそうなので、当初の予定どおり唐松岳方面に向かうことに。暫く気持ちの良い稜線を歩いて行くと、大黒岳の手前で、唐松岳方面、五竜岳方面ともガスが晴れてきて、山頂が見えてきた。
 その後、大黒岳(の標識。山頂には行けないよう。)を通過して暫く行くと、「ここから岩場」の案内。鎖場が出てくる。最後の牛首の鎖場では、唐松岳側から登ってくる人の流れがなかなか切れず、20分以上のすれ違い待ち。その間、荷揚げのヘリが飛んできたが、後で聞いたら偵察のための飛行だったそう。牛首を通過すると、眼下に唐松岳頂上山荘が見えてくる。すると、また、ヘリが上がってきて、今度は荷物をおろし、荷物をつり下げ、唐松岳の山頂をかすめるように飛んでいった。
 山荘に到着し、受付で並んでいると、「本日は大変混み合っていて、4畳の部屋に10~12人の御案内となります。」との説明。並んでいる元気が失せた。予定を変更し、下山することに。
 まずは、気を取り直して、唐松岳に登頂。不帰キレット方面がよく見えた。山荘には寄らずに八方尾根を下り始める。想像していたよりも急で、しんどい道のりでした。途中八方池で休憩。さすがにこの頃には、ガスが出て池に山は映らず。さらに下り、最後の長い木道を気持ちよく歩いて、八方山荘に到着。その後は、リフト、ロープウェイを乗り継ぎ、八方へ。無事下山。(その後、タクシーで扇沢へ。)

 天気に恵まれたとは言えないが、2日間雨に降られず、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳のピークを踏み、キレット小屋に宿泊し、3組の雷鳥の親子に出会えた。感謝。北アルプスの尾根歩きとはいえ、涼しくはなく、水は1日2.5~3リッターを消費、朝晩ともシャツ1枚で過ごせた。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証
ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール

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登った山

唐松岳

唐松岳

2,696m

五竜岳

五竜岳

2,814m

鹿島槍ヶ岳

鹿島槍ヶ岳

2,889m

爺ヶ岳

爺ヶ岳

2,670m

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