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車移動もロング・山登りもロングの鳥海山へ

鳥海山( 東北)

パーティ: 2人 (スーさん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

三日間とも☀

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 10日に前橋をお昼に出発し
国道17号で月夜野へ、渋川で渋滞につかまる
月夜野から関越道、北陸道、日本海東北道で「まほろば」で高速を降り
7号線で、あつみ温泉ICへ
日本海東北道で坂田みなとまで行って
一般道で「旗の台温泉」方面より林道終点(滝の小屋)駐車場へ・・・もう真っ暗

12日は「道の駅あつみ」を朝5時20分発で帰り、
越後湯沢迄高速を利用しないで7号線、と守門周りで下道をスイスイと、高速は湯沢から月夜野まで利用して12時30分には自宅へ戻れました

この登山記録の行程

【車移動】10日
            自宅      12:10  
  19:20  林道最終駐車場
【山歩き】11日
         林道最終駐車場     4:00
   4:45   滝の小屋
   5:13   河原宿        5:20
   6:48   伏拝岳        7:00
   7:29   七高山        7:32
   8:00    新山        8:05
   8:18   大物忌神社      8:45
   9:43   七五三掛け      9:55
  10:10  御田ヶ原分岐
  10:26  鳥海湖分岐      10:40
  10:53  蛇石流分岐
  11:05  丁字分岐       11:07
  11:50  月山森分岐 
  12:08   河原宿       12:26
  13:00   滝の小屋      13:02
  13:15  林道最終駐車場
【車移動】    
         林道最終駐車場    13:50
  14:56   あぽん西浜     16:05
      入浴料金    400円
 登山口からの距離       45.6km
   〃   時間       1時間6分(給油スタンド探し含む)

ただし、海水浴シーズンは3時ごろからの利用は避けた方が良いでしょう。
 17:50  道の駅あつみ
【車移動】 12日
        道の駅あつみ      5:20
 12:20   自宅

コース

総距離
約14.8km
累積標高差
上り約1,337m
下り約1,339m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 まだ歩いた事の無い滝の小屋から周回コースを歩いてみたく、2泊3日(山登りは日帰り)を計画して見ました
【山歩き】 
 駐車場を朝4時にライトの明かり頼りで出発して石畳?登山路を滝の小屋へまだ暗く、その先の河原宿へと向かいます、
 
 だんだん夜が明けて八丁坂中間より明るくなり花畑を見ながら影鳥海もぼんやり見られ、河原宿小屋へ(宿泊NG破損しています)、もう八丁坂より花畑の登山路で着きます。

 ここからはニッコウキスゲをはじめとして雪解けと共に咲く花が目白押しで雪渓あり花畑有り振り返れば絶景の登山路を、アザミ坂へ登りあげます、もう急登など忘れてしまう花を見ながら着実に外輪山稜線に近づいて行きます、空が明けたら伏拝岳山頂分岐に、

 伏拝岳山頂より外輪山と日本海、新山と見わたせます、少し水分補給で休んで鳥海山山頂(七高山、そして新山)目指して花の稜線歩きです、チョウカイフスマ、チョウカイアザミ、イワブクロ、イワギキョウ、ミヤマリンドウ、花が終わったイワウメ、などを見ながらゆっくりと稜線漫歩です、途中に鉄梯子などがありました(忘れていましたよ)。

 新山へは御室小屋方面に下りスノーブリッジを見て小屋入口分岐を右にスノーブリッジ側よりピストン(絶対こちら側からの上り下りが楽で速い)域に山頂下の「胎内」入ってから山頂へ、展望は雲海の上に東北の山々が見えます、ここまで登りだしてから4時間(水を妻が2リットル、俺が3リットル担いでいても順調です)、

 新山下山も胎内くぐり側よりスノーブリッジに降りて大物忌神社に、
お参りをして広場で休息を取り、次々の千蛇谷より登ってくる登山者の数に圧倒されながら、展望を眺めノンアルと食事をとる、

 まだまだ先が長いので千蛇谷に下山開始しますが、なかなか雪渓に出なく登ってくる登山者が多すぎ待ち時間が発生、途中妻がオコジョを見つけまた登り返すこともありましたが、千蛇谷コースの残雪歩きはもうできない繋がっていないし雪がない、申し訳程度に下部での横断だけです、これからが七五三掛けまで息の上がる登りですが、お花畑の斜面を見ながら鉄筋の杭につかまりながら稜線へ分岐を過ぎて「七五三掛け」に到着。

 「七五三掛け」でフルーツ休憩、残りの休息は鳥海湖の分岐を計画していました、しかし、幸治郎沢の登り返しが控えていました。

 象潟方面に下山するもほんのわずかな距離で登山者とあいさつするのも終わり「御田ヶ原分岐」へお花を見ながら降って行きます。

「御田ヶ原分岐」より人混みと別れて、静かな草原巻き道をニッコウキスゲの花を見ながら次の分岐(名前がない)鳥海湖分岐へここで鳥海湖を覗き見に数メートル登って本日のサブメーンの鳥海湖を見る、分岐まで戻って水分と栄養補給をする。

どんどんと降り、いくつかの沢を渡渉?し、草原を漫歩、ネットで見た大きな岩登り(足が上がらないほどの沢が出てこなく忘れかけたころ)丁字分岐を過ぎて「悪魔の道」を見て唖然とする(ガレ沢の岩登りが100m以上続き一山を越します)、ここの途中で水分補給休憩、その後は草原歩きで快調になり先には河原宿の小屋が見えてホッとします、
 
 でも暑くなってきているので豆に水分補給休息を河原宿小屋前で入れて花の登山路を下山あと1時間20分で下山予定となりました。

 滝の小屋で水がひいてあったので備え付けのカップで一飲み、冷たいと思っていたのに外れました、後は石の登山路を駐車場まで降り本日の周回は終了。
 駐車場は満車、路上駐車はあと少しで下の駐車エリアに届きそうでした。

 温泉は近くの「湯の台温泉」にはらないで明日の事を考えて道駅近くの「あぽん西浜」に行きましたが、海水浴帰りの親子ずれで満員もうこの時期のこの時間は避けた方が良い、「道の駅あつみ」で車中泊そのちょっと手前のコンビニで食料調達、翌日は早朝発で道路も空いていたので下道で(湯沢より月夜野まで高速利用)帰ってきたのと同じです。

(無事に俺達には新ルートでの鳥海山を登ってこれました、次回同じコースをとるなら周回でなくピストンでしょうと妻と話ながら前橋まで戻ってきました。)

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フォトギャラリー:88枚

空が明るくなって来たら
雲海の上に月山が現れる

登山路脇、その周辺は
もうお花畑が待っていました
ヤマハマコの白い色が薄暗い夜明けに光ります

八丁坂のお花畑を登る

日本海の方を見ると
何やら山の形をしたものが
アッこれは影鳥海山の出現です・・・雲があり山頂部部分は写っていませんが、まぎれもない影鳥海です

周りは白、黄色、紫と
お花が一杯

先には
朝日を浴びて輝く尖った岩が
初めてのコースは目が離せませんね

八丁坂も終わり平らになると
河原宿小屋に到着
小屋利用は難しいですが、トイレは男1つ、女二つ裏手にあります・・・沢水利用した水洗です

河原宿より沢沿いに登って、
振り返ると
朝日を浴びた河原宿小屋が綺麗です

目の前に
ニッコウキスゲの黄色い花が目立ってきました
雪渓は見えているところを登るのかな?

キスゲの原をバックに
記念写真
まだニッコウキスゲが見られるなんて・・・感激です

岩の間に
アオノツガザクラを見つけました
残雪の湧水と共に
現れる高山植物

ミツバオウレンも岩陰に潜んでいます

そしてヒナザクラも
所かまわずに花をつけています

終盤ですが
チングルマが一番多かったですね

大雪渓は登らないで脇の登山路を歩く
この登山路は花の宝庫でもあったよ

イワカガミ
本当にこの時期咲いているのですよ

アカモノ迄も
雪渓脇の登山路に咲いていました

振り返れば
月山や
河原宿の小屋が

ヒナザクラとチングルマの群生は
至る所にあり
なかなか前に進めませんでした

見上げれば
雪渓上の所には
黄色いニッコウキスゲが帯状に伸びています

いよいよ
雪渓を渡ります

雪渓上はロープが張ってあり
トラバース道の道しるべに

待望の雪渓歩き
ロープの上を歩いて「滑る滑る」と
連呼する妻

ミヤマキンポウゲの黄色い花が
雪渓を渡り切ると出てきました

ミヤマキンパイの黄色い花中心に模様のある花も一緒に出始めます

ヨツバシオガマのピンクの花も
咲いています

ヨツバシオガマの集落です

岩の所には
チングルマの花が
固有種のチョウカイチングルマがあるらしいんだけども???

アオノツガザクラを発見

ニッコウキスゲはズーット帯状に伸びています

そのキスゲの畑下には
ミヤマキンポウゲの群生地もあります

紅白の花
アザミ坂に入ると
白(シラネニンジン)ムラサキ(ヨツバシオガマ)

そして
もう一つの固有種
チョウカイアザミが出てきました

チョウカイアザミと下界

ダイモンジソウも
谷状の日陰に咲いています

振り返ると
素晴らしい鳥海山の景色です

そしてこの花
ツリガネニンジン(タカネツリガネニンジン)、ハクサンシャジン

タカネツリガネニンジンは
別名ハクサンシャジンとも言うらしい?

アザミ坂より
タカネツリガネニンジン(ハクサンシャジン)

外輪山稜線に到着
伏拝岳山頂はすぐこの上です

山頂に咲く
イワギキョウ

伏拝岳山頂より
外輪山と象潟コース方面
鳥海湖も見えます

外輪山稜線に
東北の花
イワブクロを見ます

外輪山より
両鳥海山山頂を見る(七高山は右、新山は左)
下の方には御室小屋(大物忌神社)

外輪山稜線には
ミヤマリンドウも咲いています

ウサギギクも
花畑とはいかなくも稜線を彩ります

七高山山頂に登頂
三角点ピークです

何回も来ているので記念写真だけ

雲海の下の祓川コースを見ます
大雪路は蟻の行列が登ってきます

七高山の稜線岩の間より
月山を眺める

稜線上に咲く
終盤のイワギキョウ

面白い風景を見ましたので
イワブクロの花の後姿群生

一気に
鳥海山のもう一つの山頂
新山に登頂
いつも通りの動く山頂表示を持って

移動して動く山頂標識・・・ここまでは水だけ持ってのピストンです

ザックを担いで
大物忌神社にお参りします

御室小屋前前広場で休息
この間千蛇谷より多くの登山者が登ってきます

御室小屋前前広場で
固有種のチョウカイフスマです

御室小屋前前広場より
次々に新山へ登っていきましよ(きついコースなのにね)
「小屋裏より登ればあっけなく山頂に立てますよ」と伝えたいですね

休息も終了して
いよいよ雪渓歩きを楽しみにしている
千蛇谷へ降りだします

後から妻が
「何か小さな動物がいる」
「登ってきて」
岩の下からオコジョが出たり入ったり

動きが激しく、何処から現れるか予測をたて、ピントを合わせて置けば違う場所よりするするっと現れます
可愛い動きですね。
この場所はしばらく渋滞しましたよ

千蛇谷を横切る所です、
ここだけ雪渓歩きができます。
少し上より雪渓に降りてしばしの雪渓歩き

七五三掛け迄の登り返しは
お花畑となっています
しかし息が上がります

もう登りはないでしょう
七五三掛けよりは降り一途と思っていました

ここに咲いていた
イワギキョウ

御田ヶ原分岐までの登山路には
ハクサンイチゲが咲く谷がありました

そしてキスゲも咲いています

タカネツリガネニンジンとマルバタケブキの花畑

分岐手前の広い所には
ウメバチソウも咲いていました(見たのはこの一輪だけ)

分岐より
横歩き登山路へ
ウサギギクが一杯

草原の巻き道ですね

シロバナツリガネニンジン
一番多かったのが・・・ニッコウキスゲでした

見降ろす谷は
黄色い絨毯です

木道脇の
アップしたニッコウキスゲ

分岐より鳥海湖方面少し登り
鳥海湖を間近に見降ろします

残雪と鳥海湖
これが山の上にあるのですよ

鳥海湖と記念写真

分岐よりこれより下りで歩く登山路を見ます

湿原池塘、草の草原を気持ちよく歩きます

幾つかの沢を渡渉して
丁字分岐へ
最初はどちらへ進むか解からなかった(この登山者がベンチのような分岐上で寝ていましたから)・・後から来る人の為に寝る場所ではないですね

千畳ヶ原は
草原池塘ですね
ネットで見ていた沢は通りすぎたのかな?

コバキボウシも咲いています
目の前にガレ(枯れ)沢の山が

予感は当たり
枯れ沢の急登に取り付きました
中間で水分補給して、終点が見えてきました
悪魔のガレ沢(幸治郎沢)登りです・・・登るしかない疲れた体に鞭打って

登り切るとまた天国が現れました
草原歩きいいですね
前に見えるはボタ池です

河原宿に着きました
最後の休憩と思って水分補給と体を休める

小屋前に咲く
ハクサンフウロウ写すチャンスがここまで無かった・・・花が多すぎます

朝は暗くてよく写らないと思い
帰りに写しましたコバイケイソウ

滝の小屋の水場ってこの事?(トイレ前に引いてありました)
近くに流れる沢水の方が冷たいですよ、
でもその中を歩いてきたんだよね

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス 腕時計 カメラ ナイフ ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 非常食 行動食 トレッキングポール
ライター

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登った山

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