行程・コース
天候
1日目(晴但し山頂はガス・強風・霧雨)、2日目(晴)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
関越・北関東道・東北自動車道、田村JCTで山形道、山形道は月山ICからしばらく一般道走行、湯殿山ICから再び高速となり庄内あさひICで降り、泡滝ダムの駐車場へ
この登山記録の行程
一日目:泡滝ダム(5:55発)~大鳥小屋(8:10)~徒渉点(8:45)~以東小屋(10:35着 11:10発)~以東岳(11:15着 11:25発)~オツボ峰(12:00)~大鳥小屋(13:15着)
二日目:大鳥小屋(6:10発)~七曲沢吊橋(7:05)~泡滝ダム駐車場(8:15着)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回はちょっと遠走り、朝日連峰の以東岳へ行くことにしました。日程に限りがあるため、前夜発で山小屋へ一泊の予定です。 夜8時半に家を出発、関越から北関東道を通り東北自動車道へ、東北道は復興物資の輸送と思われる大型トラックで混雑とても走りにくい。田村JCTで山形 道へ、途中眠気に襲われ3度ほど仮眠を取りながらの走行だ、、、山形道は月山ICからしばらく一般道で湯殿山ICから再び高速となり庄内あさひICで降 り、泡滝ダムの駐車場には3時半に到着した。すでに3台の車とバイクが1台駐車中で、隣の車の方もまだ着いたばかりのようで一言二言会話をする。その方は 登山ではなく釣りだと言う。また、仙台から来たとのことであった。夜明けまであまり時間はないが車内で仮眠することにする。
フォトギャラリー:10枚
5時半に目が覚め車内で朝食のおにぎりを頬張っていると、1台2台と後続車が到着する。皆さん釣り竿を持参しており登山ではなく釣り目的のようである。 やはりここはタキタロウ伝説の大鳥池、登山者よりも釣り師が多い様である。準備を整えて6時ちょっと前の出発となりました。駐車場のすぐ奥に泡滝ダムがあ るがダムと言うよりも取水堰と行ったところだ。沢沿いの道を大鳥池目指して進む。
50分程歩くと一本目の釣り橋が現れる、冷水沢にかかる釣り橋だ。そんなに長くはないので横揺れはあまりないが、上下にはかなり揺れてちょっと怖い。さら に20分程進んだところに二本目の七曲沢の釣り橋があり、構造も大きさも殆ど同じである。所々に水場か有りいずれも小さなひしゃくが用意されている。 七曲がりの上りは、ショートカットの道が沢山付けられているが、登山道の崩壊や落石の発生原因ともなっているようで、通らないようにとの看板が掲げられ ていた。その七曲がりをくねくねと登り切ると、じき大鳥池の畔に出る。
大鳥小屋は2階建てで立派な造り、トイレも水洗でとても綺麗。シーズンには素泊まりのみだが管理人も常駐するようである。今日は、オフシーズンの平日だ し、まだ午前中のため誰もいない。一緒に来たかみさんは今日は調子が悪いので、ここ大鳥小屋で留守番をするという。従って私は一人で直登ルートから山頂を 目指す事にする。先ずはキャンプ場のところから制水門の上を通り湖沿いに進むと、直ぐにオツボコースとの分岐がある。そのまま湖の畔を一番奥まで進むと、 沢が流れているが今日は水量も全く少なく全く問題ない
湖周辺や下界は良く晴れているのだが、上部はガ スっていて全く山容が確認できない。直登ルートは、最初は沢の下部で河原の様なところ、その後ちょっと急な斜面が続き流水によって無残にも浸食された登山 道となる。森林限界をすぎ笹原にでると緩斜面で歩き安くなる。この頃になると濃霧に加えて霧雨さらに強風のため雨具を着用する。視界はほんの5メートル程 である。ただ登山道はしっかりしているので、足下を見ているだけで全く問題なく迷うようなところはない。いきなり目の前に以東小屋が現れる。とりあえず強 風を避け小屋内で休憩する。
大鳥小屋と比べるとずいぶんこぢんまりしてはいるものの、以東小屋も内部は綺麗快適に過ごせる。時間はまだ早いのだが、ここで早昼飯と決め込む。何せこの強風とガスでは屋外でのんびり休む気にはなれない。暖かい煮込みうどんを作って食べる。
小屋から山頂はほんの数分で到着、ただ相変わらずの濃霧と強風のため、証拠写真を数枚撮っただけで直ぐに下山を開始する。下山コースはオツボ峰コースに する。山頂界隈は既に紅葉が始まっているが、今日の天気ではのんびり愛でている余裕はない。稜線伝いにオツボ峰を目指すが、強風にあおられよろける有様で ある。
稜線伝いにオツボ峰まで来て、南斜面の天狗小屋への分岐点へ回り込むと風がずいぶんと弱まる。ガスは相変わらず濃く視界10m程だ。三角峰を目指して下っ ていくと、直ぐにガスが薄くなりかなり下界まで見通しが利くようになる。どうやら、全体の天気が悪くなったのではなく、山頂付近のみが悪かっただけのよう だ。下界は風はちょっと強いようだが晴れている。
三角峰脇まで来ると、もう完璧に晴れで下界の大鳥池まで綺麗に見渡せる。なだらかな尾根道で若干のアップダウンはあるが歩き安い。しばらく下ったところ で70代と思しき3人パーティーとすれ違う、この当たりの天気からは山頂の悪天候は想像しがたいが、もう既に1時近いのできっと山頂の以東小屋泊まりの予 定なのだと思う。挨拶を交わしただけですれ違う。
オツボコースは最後の大鳥池へ下るところがちょっと急斜面となっている。湖畔の道へ出て制水門の上を通り大鳥小屋へ、1時15分着となった。時間的には 十分下れる時間だが、折角泊まるつもりで来ているのだし、今日はここでのんびりすることにする。 夕方になって老夫婦が到着、聞くところによると山口から来たとのこと。明日山頂を往復し、もう一泊する予定だという。コースのことを色々聞かれたが、私 も今回が初めて今日歩いてきた範囲で応える。今夜の同宿者はこのほかに釣り客と思しき単独の男性が2人、総勢6人となった。




