• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

大岳山から白い富士、山を下りたら黒い蕎麦

大岳山、御岳山( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 往)武蔵五日市発7:39発の藤倉行きバスにて、白倉バス停下車
復)滝本、ケーブル下バス停から御嶽駅までバス乗車

この登山記録の行程

白倉バス停(8:09下車/8:14出発)-大嶽神社里宮(8:24/8:31)-参道鳥居、一丁目石(8:36)-尾根の展望台(9:25)-馬頭刈尾根(9:57)-大嶽神社奥宮(20:23)-大岳山山頂(10:37/11:00)-鍋割山分岐(11:32)-芥場峠(11:35)-ロックガーデン分岐(11:50)-天狗の腰掛け杉(12:09)-(神苑の森コース)-武蔵御岳神社大鳥居(12:24)-御岳ビジターセンター(12:33/12:40)-(表参道)-ケーブル下バス停(13:30)

コース

総距離
約11.3km
累積標高差
上り約1,286m
下り約1,211m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

白倉から大岳山を登って冠雪した富士山を堪能してきました。通行止めの馬頭刈尾根の代わりに御嶽側に下ったついでに、彼の有名な(?)黒い蕎麦に在り付けたのは何かのご縁だったかも知れません。

≫楽しみにしていた秋の山行計画ですが、殆どが台風の影響でアプローチさえも困難な状態となってしまい、ましてや現地の様子も分からないバリエーションルートなどは、一旦白紙に戻すしか有りません。

情報収集に励んで考えた即席ルートが白倉尾根からの大岳山で、大岳神社のオオカミ像の安全点呼の後、馬頭刈尾根を下って瀬音の湯で汗を流すという算段で白倉バス停に向かいます。二つ手前の千足バス停でご年配のグループが降車しましたが、天狗の滝ルートは通行止めですので、無理せず引き返されたか気になるところです。

大嶽神社の里宮と山頂直下の奥宮を繋ぐ白倉尾根は、鳥居や丁目石に参拝道の面影が偲ばれます。 折しも登山道の点検作業に向かわれるレンジャーのお二人とお会いしましたが、当面続くであろうご苦労に頭が下がる思いです。

白倉尾根を登り詰めると、下山に使うつもりの馬頭刈尾根の下部が通行止めとなっていました。大滝や天狗の滝ルートが通行止めであることは承知していましたが、馬頭刈尾根自体の通行止めは想定外です。一瞬「尾根筋なら歩けるだろう」とも考えましたが、レンジャーさんのご苦労を思えば瀬音の湯は諦めるしかありません。 尾根の上部、急峻な山頂直下の巻道は問題なく通過することができました。

大岳神社奥宮のオオカミ像の無事を確認してから大岳山頂に向かいます。お久し振りの山頂からは、これまたお久し振りの冠雪した富士山と、お気に入りの御前山の三角錐の山容をたっぷり堪能できました。

馬頭刈尾根の代わりに御嶽方面に下山します。 ロックガーデンは通行止めで、山腹のそこかしこから水が溢れ出す様が、台風豪雨の凄まじさと広葉樹林の保水力を同時に物語っているようです。初めて歩いた神苑の森コースは崩落個所も無く、束の間の静けさを堪能できました。

ビジターセンターで周辺情報などをお聞きしてから、杉並木の参道を下って御岳駅行きのバスに乗り込みます。 瀬音の湯のドボーンは逃しましたが、最後に気になっていた「ぎん鈴旅館」の黒いお蕎麦にありつけたのも何かのご縁だったのかもしれません♪

本日の総歩数28,665歩、歩行距離19.3km、消費カロリー1,177kcal、脂肪燃焼量84g也。

続きを読む

フォトギャラリー:95枚

乗換の拝島駅のコンコースから、幸先良く冠雪した富士山を見る事が出来てテンションが上がります。

武蔵五日市7:39発の藤倉行きバスに乗り込みます。

白倉バス停で下車。大嶽神社の石標や庚申塚が並んでいます。

バス停脇の沢の流れ。 物凄い水量です。

集落を抜けて林道を進みます。

本日最初のお目当て、オオカミ信仰の大嶽神社里宮(遙拝所)に参拝。

摂社の社に、小さなオオカミ像が一対据えられていました。

一見、キツネの様にも見えますが、尻尾の形は明らかにオオカミ像でした。

拝殿に向かって右側、困り顔の云形。オオカミではありません。

左側に、豪快に口を開けた阿形。

神社の直ぐ先に、大岳山登山道の入口があります。

鳥居と庚申塚。奥宮への表参道の入口です。

鳥居の脇には、一丁目の丁目石が据わっています。

一旦、林道を跨いで山道に入ります。

整備作業に入るというレンジャーのお二人にお会いしました。ご苦労さまです。

センブリ、でしょうか? 山の中で初めて見ました。

ガスが湧いて、幻想的です。

木道の足元のキノコたち。

伐採地の間を、大きな九十九折れの道が続きます。

途中、ベンチの置かれた展望所があります。富士山も良く見えます。

急な尾根腹の石垣が斜面の崩落を防いでいます。

稜線の空が見えて来ました。

馬頭刈尾根の尾根筋に出ました。

馬頭刈尾根の下部には通行止めのロープが。レンジャーの方はこの先に向かったようです。

大岳山の手前の直登ルートと巻き道の分岐。今日は巻き道を進みます。

山頂東面の巻き道は急峻な地形で心配でしたが、崩落も無く、無事に通過できました。

山頂直下、大岳山荘(休業中)で、御岳からのルートと合流します。

ここに大嶽(大岳)神社の奥宮が鎮座しています。

鳥居の脇の丁目石。四十一、なのか、四十丁なのか、判然としません。

奥宮の拝殿。

拝殿前に鎮座する、宝暦九年(1759)のオオカミ像を安全点呼。

相変わらず、何とも言えない味を出しています。

大嶽大口真神の御神札。武蔵御嶽神社のものとはデザインが違います。

懇ろに参拝を済ませ、大岳山山頂まで、もうひと登り。

1年半ぶりの大岳山山頂です。

目の前に、先週歩いた浅間尾根、先月歩いた笹尾根、そして富士山。

冠雪した富士山を拝むのは久しぶりですね。

奥には丹沢山系。

そして御前山。いつ見ても良い姿だと思います。

もう一度、ススキ越しの富士山。日本人の心に沁みますね~。

普段より人の少ない山頂を後にします。

途中の梯子やクサリ場も異常ありません。

御坂尾根(その昔の修験道)の下降点にはロープが張られていました。

途中一箇所、山腹が崩落した個所がありますが、既に道が修復されていました。

台風以前から通行注意の箇所もありますので、慎重に。

鍋割山~奥ノ院尾根コースを左に分けて直進します。

芥場峠。サルギ尾根ルートが分岐します。

谷筋に下りてきました。この橋が流されなくて良かったです。

ロックガーデン分岐点脇の休憩所には、土砂が流れ込んでいました。

ロックガーデン、綾広の滝方面は通行止めです。沢は見たことの無い様な水量です。

綾広の滝の上流の流れ。普段の水量はちょろちょろなのですが、、、。

山腹は、未だたっぷり水を含んでいるに違いありません。

天狗の腰掛け杉。幹の上部が天狗の顔の様にも見えますね。

腰掛け杉の脇から、初めて神苑の森ルートに入ってみました。

武蔵御嶽神社の西側を巻く、静かな山腹道です。

秋が深まって来ました。

紅葉も少しづつ~。

神苑の森のルートに、台風の影響は見られませんでした。

神苑の森ルートを抜けると、大鳥居の脇に出て来ました。

門前のお土産屋通りも、心なしか人が少なめですね。

神代ケヤキ。どてっ腹に穴があいて、向うの空が見えます。

日の出山。つるつる温泉は道路陥没で休館中です。

御岳ビジターセンターに立ち寄って、情報収集。

大塚山~古里は通行可、金比羅尾根は現在通行止めだそうです。高尾山系も含めて順番に修復作業をしていくので、場所によっては復旧に相当な時間がかかるのでは、とのことでした。

御岳の表参道を歩いて下ります。

江戸初期に整備されたという表参道は滝本まで二十六丁(3km余)。杉並木にナンバープレートが付けられています。

杉の大きさは大小様々です。(No.106)

巨木クラスが普通に並んでいます。

所どころに、昔の地名の説明書きが立っています。

軽微な崩落が一箇所。この程度で済んで何よりでした。

ケーブルカーの線路が横切っています。

「なかみせ(仲見世)」平坦な地形が広がり、休憩処のお茶屋が立ち並んでいたとか。

何だか悲壮感が漂う一本(No.352)

こんなのにもナンバーが付けられています。まあ、歴史のあるものでしょうから、、、。(No.389)

でも、流石にこれはちょっと、、、(No.438)

結構な急坂が続きます。

参道の幅の変化が感じられますね。

そしてこちら、今日一番の収穫かも!?

オオトリは、滝本の鳥居脇に立つ「滝本の大杉」。杉並木の中で最大の大きさだそうです。(No.784)

ケーブル駅脇の御影神社に下山の参拝。据えられているのはキツネ像でした。

丁度、バスが出発するところでしたので、便乗(?)させて貰います。

御嶽駅前、御岳渓谷の多摩川の流れ。初めて見る水量の光景です。

今日はお風呂を諦めて、ぎん鈴(御嶽駅徒歩5分)の黒いお蕎麦を頂きましょう。

「山を下りたら山麓酒場」で紹介されていた「ぎん鈴旅館」、いつか立寄りたいと思っていました。

お~ッ、いい雰囲気!!

お座敷の様子。思わず長居をしてしまいそうです。

お品書き。おそばは全て、北海道仕込みの「音威子府(おといねっぷ)蕎麦」です。

先ずはごま豆腐と刺身コンニャク、北海道のポテトチップスで一杯。

天ぷらそばセットの天ぷらを先に出して貰ってもう一杯。

窓の向うに、御岳渓谷を挟んで山が広がります。

昭和の香りが漂うトイレ、いや、「厠」の文字が似合います。

そしてこちらが音威子府蕎麦、色が黒く、しっかりとした噛み応えと、蕎麦の甘みが特徴です。

予約制ですがお風呂もあります。(今日は飛び込みでしたので、ドボーン抜きです)

帰り際に、おかみさんが台風の様子を話してくれました。対岸の集落はがけ崩れや停電で大変だったと。因みに、写真下部の対岸に見える木道の所まで水嵩が上がったとか!

駅の正面のがけ崩れの跡。生活の復旧には暫く時間が掛かりそうです。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
トレランシューズ バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • ガバオさん、おはようございます!

     大岳山、御岳山の安全点検&点呼、ご苦労様でした。馬頭刈尾根やロックガーデンは通行止めなんですね。大量の水が流れている沢の写真を見ていると、今回の台風豪雨の凄まじさを実感させられます。一方で、大岳のオオカミ像や眺めはこれまでとかわらず安堵いたしました。やっぱり、冠雪した富士と御前山は裏切りませんね。いいなぁ~、うらやましい限りです。

     それとぎん鈴旅館。なかなかいい雰囲気ですね、「思わず長居をしてしまいそう」というのも頷けるような気がします。風呂は予約を忘れずに、黒い蕎麦の天ぷらそばセットもあわせ、しっかりポッケに入れさせていただきました。

      ぼっけもん拝

  • ぼっけもんさん、こんばんは!。

    折角の秋シーズンですが、何処が歩けるのか、まだまだ情報不足な状況ですので、悩ましい限りです(困)。
    今回も、馬頭刈尾根自体は歩けるだろうと思っていたのですが、通行止めのロープが張ってある以上、先に進むのは断念せざるを得ませんでした。大岳山から今シーズン初めての冠雪した富士山が見れただけでもラッキーだったかと。

    因みにつるつる温泉は、ようやく11月9日からの営業再開のめどが立った様ですので、今から楽しみです。

登った山

大岳山

大岳山

1,266m

御岳山

御岳山

929m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

御岳山 東京都

御岳山から日ノ出山往復 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間
難易度
コース定数
14
御岳山 東京都

御岳山からロックガーデン周回 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間40分
難易度
コース定数
17
御岳山 東京都

関東ふれあいの道・杉の木陰のみち。展望の日の出山から関東の霊山・御岳山を結ぶ

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
4時間35分
難易度
コース定数
21
登山計画を立てる