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雲取山~ひたすら歩き、東京・埼玉・山梨3県にまたがる奥秩父の名峰の頂には絶景が待っていた!

雲取山・小雲取山・ヨモギノ頭・七ッ石山( 関東)

パーティ: 2人 (ラヴィ08 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴天

利用した登山口

鴨沢  

登山口へのアクセス

バス
その他: 奥多摩6:05発、鴨沢6:39着
バス1台満車

この登山記録の行程

【1日目】
鴨沢(06:55)・・・小袖乗越(07:26)・・・堂所(09:06)[休憩 5分]・・・七ツ石小屋(10:15)[休憩 10分]・・・七ツ石山(11:10)[休憩 25分]・・・ブナ坂(11:48)・・・雲取奥多摩小屋(12:29)[休憩 30分]・・・小雲取山(13:29)[休憩 3分]・・・雲取山(13:57)[休憩 15分]・・・雲取山荘(14:38)

【2日目】
雲取山荘(06:13)・・・雲取山(06:45)[休憩 35分]・・・小雲取山(07:40)・・・雲取奥多摩小屋(08:00)[休憩 5分]・・・ブナ坂(08:35)・・・七ツ石山(08:55)[休憩 30分]・・・七ツ石小屋(09:55)[休憩 10分]・・・堂所(10:39)・・・小袖乗越(11:47)・・・鴨沢(12:09)

コース

総距離
約23.1km
累積標高差
上り約2,412m
下り約2,412m
コースタイム
標準10時間10
自己10時間51
倍率1.07

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

雲取山2017m。東京・山梨・埼玉の3県にまたがり、東京都の最高峰の山。もちろん日本百名山。
天気は少しやきもきさせられましたが、初日2日は快晴、3日はご来光にもめぐまれ、雲取山山頂からは360°の大パノラマが広がり天気にも恵まれました。もちろん雪をまとった富士山を堪能できました。雲取山の頂上からは、第一に富士山。これはまさに展望台です。初日は14:00ころ頂上に着いたので午後で晴天ではありましたが、雲が立ち込め、遠くの山々もほとんど見えず、もちろん富士山もありませんでした。これは2日目に期待!その願いが通じ、雲取山荘から頂上に着いたときは大きな富士山が目に飛び込んだほどです。次に南アルプス。甲斐駒、仙丈ケ岳、北岳、赤石岳と主要な南アルプスが北から南へ見えます。特に七ッ石山からの雲取山へ向かう下りからの南アルプスは圧巻です。第三に奥多摩の山々が東に広がっていること。天目山・蕎麦粒山、川苔山、本仁田山、大岳山、御前山、三頭山と主力の奥多摩の山々が一望。それらの頂上から雲取山をみてきたわけですから、雲取山から見えるのは当然です。これはかなり圧巻です。
雲取山はやはり人気の日本百名山ですから登山者が多い。帰りの下りで思ったのですが、雲取山へ向かうときは皆さんかなり険しい表情で登られています。もちろん初日の自分もそうですが・・・
鴨沢登山口を出発し、七ッ石山に立って初めて石尾根の稜線に出るので、それまでのアプローチがまず長い。それに加え、景色はあまり変化がなく単調、斜度も奥へいくほどきつくなるため、まずは七ッ石山への登りは登りごたえがあります。正直きつかったです。登山口からしばらくは舗装路を歩く。それもかなり傾斜があるので、はじめからスパートをかけてしまうとそれから先が長いので一気に体力を消耗します。まずは歩幅を小さくゆっくりスタートしてくのが良いです。舗装路からやっと土の道になりますが、小袖乗越の駐車場まではかなり斜度があります。いったん車道を歩き、しばらくすると左に雲取山の大きな看板があり、そこからが本格的な登山が開始されます。ここから堂所までは比較的緩やかな登りですが、なんせ距離が長いです。ここもあせらずスローペースでよいと思います。堂所から七ッ石山までは斜度が増します。けっこうきついです。正念場ですね。途中七ッ石山の山小屋があるので、ここでトイレ休憩はしっかりとりましょう。トイレはとても奇麗です。それとバッチを収集している方はここのバッチは特注なので一見です。七ッ石山へは最後の急騰を頑張れば、稜線にでて、石尾根につきます。ここまでが本当に長ったです。景色もほとんど変化がなく同じところを何度も歩いているような錯覚に落ちります。地図やGPSで確認しながら登るとよいと思います。
七ッ石山の手前には七ッ石神社があり、あの平将門にまつわる落人伝説を目にできます。七ッ石山がなぜその呼び名になったのか、それを示す七ッの大きな石があります。
七ッ石山からいよいよ石尾根の縦走です。ここからみると石尾根が奥へ伸びていて、雲取山へ向かっています。またこの七ッ石山から石尾根の登山道をよくみると、あのダンシングツリーが見えます。なるほどという木ですね。石尾根は広くて解放感あふれる尾根道。それまで苦しかったことを忘れさせてくれます。奥多摩小屋跡の手前では、ヨモギノ頭、雲取山、小雲取山の3つの頂が並んでみえるところがあります。この3つの頂をこれから目指します。
ほどなくするとヨモギノ頭への急坂に差し掛かります。ほとんどの人がそこを登らず巻道へと進んでいきます。あえてヨモギノ頭を登ってみました。きつい登りですが、登り切り振り返ると、先ほどまでいた七ッ石山がどんと構え、大岳山、御前山といった奥多摩の山々が見え、登った人だけの特権?のような景色です。そして小雲取山の急騰に挑み、石尾根をさらに進むと小さな赤い屋根の小屋が頂にある雲取山へ到着です。
とにかく奥まで距離があり、アップダウンの連続なので、初めから飛ばさず一定のペースで登っていくのがよいと思います。後半は景色にたすけられながら気持ちの良い登山ができます。

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フォトギャラリー:60枚

鴨沢登山口。トイレが左横にあります。バス下車後すぐ登山者で埋まります。

登山口からは舗装路を歩く。かなり傾斜があります。ゆっくり進もう。

小袖乗越の先、ここから本格的な登山道になります。

はじめは杉林の樹林帯を進む。しばらくは同じような景色の連続。

紅葉樹の木々の間を歩くのは気持ちがいいです。

雰囲気が変わり、紅葉も次第に広がります。カエデやモミジが赤く綺麗でした。

七ッ石小屋。ここまでずっと登り坂。意外と傾斜がきついところもあって距離もありハードでした。皆さん歯を食いしばって登ってます。

七ッ石小屋から富士山が見えました。

さあ、七ッ石山へ。これも傾斜がきついです。

鴨沢から長い距離を歩き、やっと石尾根の稜線に到着。ここからは稜線歩きです。

七ッ石山までもう少し。

平将門の七ッ石伝説。神社には7つの大きな岩が点在。

七ッ石山の頂上へ。

七ッ石山頂上。

雲がありますが、富士山が出迎えてくれました。

目指す雲取山。

七ッ石山を下ります。九十九折の登山道になっていて急斜面です。

ブナ坂の分岐。

振り返ると七ッ石山が大きく構えている。さっきまであの頂きにいたんですね。

あのダンシングツリーです。青空に雲が広がり、木が踊ってます。

石尾根は気持ちがいいです!

途中、ヨモギノ頭、雲取山、小雲取山が3つ並ぶポイントがありました。この3つの頂にこれから進んでいきます。

ところどころ紅葉が綺麗でした。

閉鎖された奥多摩小屋。

カラマツの黄色の紅葉が綺麗でした。

ヨモギノ頭の急登に挑みます。ほとんどの人が巻道でよけて歩く人がいませんでした。一番乗りでチャレンジ。1人が行うと続いて来る人が増えました(笑)

辛い登りのヨモギノ頭。でも振り返ると今日1番の景色が待っていました。ここは登らないともったいないです。

先に歩を進めます。

小雲取山への急登が待っていました。

ここが小雲取山の山頂です。

正面に雲取山の頂上が見えて来ました。

頂上がさらに近づきます。

さあ、ラストの登り。
赤い屋根の避難小屋が可愛いです。

雲取山の避難小屋。

山梨百名山の雲取山頂上標柱。ここが頂上?ここではないんですね。

さらに北に向けて歩きます。

ここが雲取山の頂上です。

雲取山の頂上、三角点。

日本百名山の標柱も。もう午後になり雲が出て来てしまい、本当ならこの向こうに富士山が見えるはずなのですが、恥ずかしくて顔を隠してしまいました。

気持ちの良い頂上です。

頂上を後にして、今日宿泊の雲取山荘へ向かいます。

この斜面は多少登山道が荒れています。岩と根っこに注意して下ります。

雲取山荘に到着!

翌朝、ご来光がとても綺麗でした。

山荘を後にしこれから雲取山に向かいます。さて、富士山には会えるのでしょうか?期待は膨らみます。

ここも急な登山道です。注意して登りました。

雲取山頂上。昨日は見えなかった富士山が大きく見えました。朝のひんやりとした空気に浮かび上がる富士山。やっぱり綺麗ですね。

頂上は登山者であふれて来ました。

富士山をズームアップ。

山梨百名山の頂上標柱がある方へ移動。ここからは奥多摩の山々が一望できます。三ッドッケ、蕎麦粒山、川苔山、本仁田山、大岳山、御前山。正面は七ッ石山と石尾根。

その少し右、大岳山、御前山、三頭山の奥多摩三山が見えます。青空ではなかったですが、とってもくっきりで雲がいい感じに重なり、とても綺麗な景色でした。

そのさらに左には、大きな富士山です。

下山では、ずっと富士山を見ながら歩きます。

富士山と紅葉もほんと綺麗でした。

七ッ石山を登る途中の南アルプス。ここら見るのが全山見渡せて良いです。

急な七ッ石山を登り、振り返ると高度感があり、こんな素敵な景色に巡り合えます。

七ッ石山から見た富士山。

七ッ石山から見た雲取山。
この後はまた長〜い樹林帯に入り気持ちの良い景色はここまでです。なので七ッ石山を巻いて下山も可能ですが、大変でも七ッ石山に登ってから下山したいですね。

帰りの長〜い樹林帯。実はかなり切れ落ちています。滑落事故も絶えないそうです。死亡事故も発生しています。

無事下山。ここからは舗装路で登山口へ向かいます。12:40のバスになんとか間に合いました!

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証
ホイッスル 医療品 虫除け ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ トレッキングポール

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登った山

雲取山

雲取山

2,017m

七ツ石山

七ツ石山

1,757m

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