行程・コース
天候
4日間ともだいたい晴れていました~(^^)v
登山口へのアクセス
その他:
[往路]福岡~淀川登山口(11/1)
①6:45発 博多 さくら401号 - 8:20着 鹿児島中央
②8:40発 鹿児島中央駅前 シャトルバス - 8:52着 高速FT
③10:20 高速FT トッピー ー13:05着 安房港
④タクシー(安房港→淀川登山口)
[復路]白谷雲水峡~福岡(11/3~4)
①タクシー(白谷雲水峡→宮之浦)(11/3)
②10:45発 宮之浦港 ロケット - 12:35着 高速FT(11/4)
③13:55発 鹿児島本港 桜島号 ー 18:39着 博多BT
この登山記録の行程
【1日目】
淀川登山口14:37 - 15:31淀川小屋泊
【2日目】
泊淀川小屋05:31 - 07:16小花之江河07:20 - 07:25花之江河07:28 - 07:39黒味岳分かれ07:40 - 07:56投石平07:57 - 07:59投石の岩屋08:15 - 09:25栗生岳 - 09:44宮之浦岳10:19 - 10:34焼野三叉路10:38 - 11:16平石11:22 - 11:55坊主岩11:56 - 12:30新高塚小屋泊
【3日目】
泊新高塚小屋06:37 - 07:30高塚小屋07:36 - 07:39縄文杉08:20 - 09:49ウィルソン株10:34 - 10:46大株歩道入口10:48 - 11:31楠川分れ11:38 - 12:32辻峠12:34 - 12:45太鼓岩12:55 - 13:05辻峠13:08 - 13:19苔むす森13:20 - 13:29白谷山荘13:30 - 13:52さつき吊り橋13:57 - 14:03飛龍おとし14:07 - 14:10白谷広場
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
◆私自身にとって40数年ぶりとなる2度目の屋久島。淀川(よどごう)登山口から宮之浦岳、縄文杉、白谷雲水峡と繋いで歩いてみました。足を踏み入れた森では、巨木や苔が生い茂り、あちらこちらに珍しい形をした巨岩が無造作に転がっている様子は、さながら太古の森へタイムスリップしたかのよう。「大きな杉があった、そういえば滝も・・」等といった過去の断片的な記憶が、太古の森が放つ圧倒的なオーラに一新されました◆
台風などの影響もあり、計画すれどもリスケ続きとなっていた屋久島行き。今年最後のチャンスとばかりに、11月の3連休を利用して出かけてみました。メンバーは山トモのTOさん、TO-Jr.さんと私、それに淀川避難小屋で知り合ったKさんが加わった計4名です。
「ひと月に35日雨が降る」と言われるように、とにかく雨のイメージがついてまわる屋久島。そのため、シュラフやウェア、食料等をビニール袋に入れてザックに詰める等、今回の山行では入念に雨対策をして臨んでいます。が、地元の方からも「こんなことは珍しい」と言われるほど、嬉しい空振り。なんと一度も雨に降られることもなく、好天に恵まれました。まさに、雲払いの達人TOさんの本領発揮というところでしょうか、多謝♪
実際に歩いたルートは、淀川登山口イン&白谷雲水峡アウトのテッパンの縦走ルートで足掛け3日の山行となります。
1日目は淀川避難小屋で泊まり。2日目は、避難小屋から宮之浦岳に向かい、山頂から素晴らしい展望を楽しんだ後に新高塚避難小屋を目指します。実は一番心配していたのが新高塚避難小屋の混雑で、小屋に泊まるなら午後3時までには着いたほうがいいといった事前情報も。気が急きすぎたせいでしょうか、なんと小屋へ一番乗りをしてしまいました(^-^;。夕方になっても混雑は思ったほどもなく、これなら永田岳に良かったなぁとちょっぴり後悔しています。
3日目は縄文杉~白谷雲水峡という屋久島を代表するルートのトレッキング。巨大な縄文杉に自然のエネルギーと生命力、白谷雲水峡では苔むす「もののけ姫の森」に神秘的な世界に圧倒されっぱなしでした。屋久島、やっぱりよかね~!
[参考情報]
◆鹿児島交通 南埠頭シャトルバス
https://www.iwasaki-corp.com/wp-content/uploads/2016/03/88a1727ac9a3843a4124fdecac76d651.pdf
◆トッピー・ロケット高速船
https://www.tykousoku.jp/fare_time/
◆屋久島交通 時刻表
http://yakukan.jp/doc/pdf/yakubus190917.pdf
◆淀川小屋、新高塚小屋
http://www.realwave-corp.com/08climbing/03/index.htm
◆屋久島観光協会(島内の交通状況)
http://yakukan.jp/trans/
フォトギャラリー:116枚
【11/1】おはようございます~。鹿児島中央駅前のバス停(東5)です。ここから屋久島に向かう種子・屋久高速船旅客ターミナル(鹿児島本港南埠頭)へのシャトルバスがでます。
種子・屋久高速船旅客ターミナルまで15分ほど。ここで、TOさん、TO-Jr.さんと無事に合流。
ちなみに、こちらは種子・屋久に就航する高速船トッピー。ジェットフォイルと呼ばれ、走行している時には、水中にある翼から揚力をえて船体が海面から浮上し、翼走状態で航行します。速力は45ノット(時速約83km)にもなり、2時間ほどで屋久島に行くことができます。
40数年ぶりの屋久島です!。今日は、ここ(安房)から淀川登山口へタクシーで向かいます。新幹線+ジェットフォイル+タクシーなんて、ちょっと贅沢な大人登山となっています♪
淀川登山口の手前にあった紀元杉。ちなみに、ここまで屋久島交通のバスで来ることができます。
淀川登山口。協力金2000円を支払って、各自装備を整え、出発準備完了~♪
いい天気になりました~、そうなんです、ここ屋久島でも我らが雲払いの達人TOさんの伝説が続いています(笑)。
TOさんに感謝して、さぁ、頑張りましょう!
さりげなく佇む異形の巨木。
屋久杉の巨木に異形のものが多いのは、加工に不適として切り残されたことによるらしいと聞くと、何やら複雑な気持ちがします
所々に、白い小石が撒かれたような登山道があり、単調な中でいいアクセントになっています。
沸いてきています(笑)!
本日のお宿「淀川避難小屋」に到着。満杯ではありませんが、意外と多くの方が泊まっていてちょっとビックリ。
小屋の近くを流れる淀川が水飲場。流れているので大丈夫とは思うんですが・・、念のため沸かして飲むことにしました。
乾杯~!と、山ご飯タイムがスタートしたところで、Kさんが急遽メンバーに加わりました。屋久島で購入したガスカートリッジの調子が悪かったようで、近くにいたご縁でご一緒することに。「こんなこともあるんですね~」と言いながら、4人での賑やかな山ご飯になりました。
今回、初めて持ってきたのが「ご飯パック」。パックにナイフで切込みを入れ、そこからパックのコメに蒸気をあてて3分ほど蒸らすだけで、暖かご飯の出来上がりです♪賑やかな山ご飯も7時過ぎには終わり、翌朝5時スタートを確認して1日目終了。
【11/2】2日目のスタート。予定より30分遅れになりましたが、5時半に出発することができました。
朝日が射し込んできて、突然のモルゲンロート~♪
こちらはトーフ岩♪。屋久島では、こうした珍しい形をした巨岩が無造作に転がっています。
日本最南端の高層湿原「小花之江河」です。
その先にあった高層湿原「花之江河」。このあたりは標高1630mということもあってか、一面に霜がおりていました。
ちなみに、高層湿原とは雨水だけで涵養されている湿原のことを指すそうですね(@@)。
投石平で。なかなかこちらを向いてくれません(笑)。
こちらに見えているのは黒味岳。先ほど分岐を過ぎてしまいましたが、余裕があれば行きたかったなぁ。よく見ると山頂の岩に人が登っているのが見えています。
宮之浦岳手前のピーク、栗生岳が見えてきました。
苔苔~♪、こうした風景、好きだなぁ~。
スマイル♪
こちらから見るとロボット兵みたい。それにしても、乗っかている石はよく落ちないですね。
宮ノ浦岳が見えてきました。
栗生岳ゲット(^-^)v
宮之浦岳山頂に続く登山道。意外とアップダウンが多い・・
九州最高峰宮之浦岳ゲットしました(^^)v。
今日も忘れていません、御約束のタッチ!
視界を遮るものは全く、大パノラマが広がる爽快感は最高です。こちらは、瑞牆山を彷彿させるような永田岳。
中央に見ているのは黒味岳でしょうか?
先ほど通ってきた栗生岳。
これより新高塚小屋へ。
田岳への分岐がある焼野三叉路。行ってみたい気もしますが、小屋の混雑も気になるし・・。安全運転で、このまま新高塚に向かいましょう
宮之浦岳がずいぶん遠くなってしまいました。
これから向かう平石岩屋
平石岩屋の山頂アップ。テッペンの岩がどうしても気になってしまいます(笑)。
平石岩屋ゲット(^-^)v
平石岩屋からの風景。切り立った尾根が続いています。
照葉樹が多いんだろうなと思っていましたが、意外と色づいていますね。
ここでもお尻でした(笑)。
坊主岩でしょうか。
ヒメシャラの群生。赤茶けた美しい木肌が一際目を惹きます。
異種格闘木?
12時半、新高塚小屋に到着しました~。こちらはトイレ。水洗もあります。
ウッドデッキが敷き詰められています。
こちらが本日のお宿「新高塚避難小屋」。
なんと一番乗り、無事に今夜の寝場所を確保できました(^^)v。でも、ちょっと急ぎすぎたかな、これなら永田岳に寄ってもよかったかなぁ。
皆さんの到着を待ちながらのランチタイム。お手製のフリーザーバッグコジーはこの日のために準備してきました(笑)。袋ラーメン、ワカメ、餅などをフリーザーバッグにいれ、お湯を注いで3分間。いい感じにできました!その後、皆さんが到着し、賑やかな山ご飯タイムがスタートです。この日も7時過ぎには終わり、翌朝6時出発を確認して2日目終了。
【11/3】3日目のスタート。この日も予定より30分遅れになり、6時半の出発です。この日の小屋の外の気温は3℃と、厳しい冷え込みになりました。
巨木が目立つようになってきました。
高塚小屋につきました。意外とこじんまりとしていて新しい感じがします。
小屋の周囲では紅葉が見頃を迎えています。もし次に来る機会があったら、ここに泊まってみたいなぁ~。
縄文杉に到着しました~♪
抜群の存在感で、圧倒的なオーラを放って佇んでいます。
4人そろってそのオーラを頂きます(笑)!
縄文杉の周囲で見かけたメドゥーサのような木。何があったか、じっくり話を聞いてやろうじゃないか。
ほら、油断をしてると(笑)。
屋久島は水場があちこちにあり、助かりました。
最後に口をつけて、Who are you?
まるでアスレチックをしているよう
夫婦杉
杉の2本の巨木が枝でつながっています。
大王杉
縄文杉が発見されるまでは一番古い杉とされてきたそうですよ。
大王杉から先は、荒川登山口から登ってくるハイカーが多くなり、すれ違ったツアーガイドの方のアドバイスもあり、渋滞を避けるため自然観察路(旧道?)をとります。
赤テープを目印に歩いていきますが、踏み跡はしっかりしています。
名ですが、これも圧倒的な存在感。
アーガイドの方が、自然観察路はウイルソン株に出るといっていましたが、確かにその通りでした。
どうやらウイルソン株に出たようです。
ウイルソン株
お約束の一枚、しっかりゲットしました(^^)v
トロッコ道に合流。
トロッコ道は、かつては伐採した木を運搬するために使われていたそうですが、今も、し尿搬出のために使用されているそうです。
楠川分岐。ここから白谷雲水峡へ。
ここから登り返し。
途中、太鼓岩にも立ち寄りましたが。
残念ながらのガスガス。ただ、ここは携帯が通じる場所で、白谷雲水峡バス停までタクシーお願いします。
女神杉。木が複雑に絡みすぎて、どれがどれだかよくわかりません(笑)。
苔の世界が続きます。
白谷川にかかるさつき吊り橋。
白谷川の清流。
飛流おとしの滝
間もなく白谷雲水峡バス停です。
宮之浦までタクシーで移動。Kさんとは宮之浦でお別れをし、本日の宿「民宿いわかわ」へチェックイン。シャワーで汗を流してすっきり。
「隠れ家」で恒例の反省会
かぁ~、うまい!
お通しででてきたのは屋久島で「ヘキ」と呼ぶ熱帯魚のから揚げ。胸鰭で立っいます(笑)!。熱帯魚を食べるのは初めての経験でしたが、なかなか美味でした。
本日のメインは、おすすめの屋久島定食(トビウオの塩焼き、首折れ鯖の刺身、ツキアゲなど)。屋久島の食材がてんこ盛りです。うまし!
最後には、ジビエ料理「屋久鹿のロースト」も頂いてしました。山中の3日間を取り返そうとするかのような食欲です(笑)。もちろん、こちらもうまし!
【11/4】「民宿いわかわ」から徒歩で宮之浦港の高速船旅客ターミナルへ移動します(15分ほど)。
種子・屋久高速船旅客ターミナル(鹿児島本港南埠頭)に戻ってきました。
福岡に向かう前に、ターミナルの我流風(がるふ)で鹿児島ラーメン(炙り焼き豚ラーメン 味玉入り)。もしもし、夕べからちょっと食べすぎじゃありません?・・(^-^;。
ターミナル前から出る13時55分発の桜島号で福岡へ。途中渋滞で30分ほど遅れましたが、無事に博多へ。登ってよし、食べてよし、やっぱ、屋久島はよかね~。おやっとさでした。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
| タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
| ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
| 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 |
| ライター | カップ | クッカー |




