行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
坂本駅前の駐車場(コインパーキングも幾つかあり比較的安価)を利用しようかと思ったが、時間が早かったので、大津市大宮川観光駐車場(無料)を利用させて頂く。トイレは無し。結構広いが観光地なのですぐにいっぱいになる
この登山記録の行程
大津市大宮川観光駐車場(06:26)・・・日吉大社(06:40)・・・日吉大社摂社牛尾神社本殿・拝殿(06:58)・・・八王子山(07:05)・・・比叡山鳥類繁殖地・・・三石岳(07:46)・・・元三大師堂(08:17)・・・横川中堂(08:24)・・・水井山(09:22)・・・横高山(09:43)・・・玉体杉(09:58)・・・大比叡(11:19)(昼食)・・・無動寺明王堂(12:45)・・・紀貴之墓(裳立山(もたて山))(13:21)・・・比叡山高校野球場(14:02)・・・大津市大宮川観光駐車場(14:25)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
少し早いかと思ったが、日の出前の6時に出発。薄暗く大津市内の町明かりが微かに見えているだけだった。
来るまでの道中、激しい雨が降っていた。歩いている時に降らなければよいと願う。ちなみに今日の天気予報は曇りのち晴れ。
最初に日吉大社を目指す。薄暗闇の中でも散歩をしている方がいた。
立派な境内でお参りをしたのち、日吉大社(朱い鳥居)の横にある石畳の階段を使って山(八王子山)へと入っていく。けっこうな階段で、まだ温まっていない身体にはかなりシンドイ。登りきったところから、今度は林道で高度を上げていく。
太陽はまだ雲に隠れていたが時刻的には日の出を迎えたようで、樹々の間から明るくなった大津市街地と琵琶湖を見ることができた。
山の2/3くらいの位置だろうか、日吉大社摂社牛尾神社本殿および拝殿に到着。石畳の階段が本殿と拝殿の間に延びていて、その突き当りに大きな岩が祀られていた。空間を押しのけるような圧倒的な大きさ。ただ、大きいだけではなく、神秘的な存在感も醸し出している。振り返ると、視界を遮るものはなく、大津市内と琵琶湖を綺麗に見渡すことができた。絶景也。こんなに素敵な神社なのに、今まで存在さえ知らなかった。つくづく京都(近辺)の寺院は奥が深い。
一瞬、道がなくなったかと思ったが、岩の横に踏み跡を見つけた。畏れ多いが、そろりと神聖な岩の横を抜けさせて頂く。ようやく登山道らしい道となるが、八王子山は標高381mと可愛い山なのですぐに頂に到着。眺望はなかったが、石を積んで作った標識が、趣があってよかった。
比叡山近辺のコースは、先日のダイヤモンド・トレイルと同様、大都市近郊の登山コースとして、整備されているので歩きやすい。ただし、多くのコースが交わっているので、分岐を誤らないようにルーティングには注意が必要だ。
比叡山鳥類繁殖地なる場所を抜けて隣の尾根にとりつく。地図にそう書かれていたので気になっていたが、別に柵があるわけでもなく普通の山の中だった。後で調べたら、関西地方を代表する多種多様な鳥類が棲息することから、昭和5年に、寺域一帯約830万㎡が「鳥類繁殖地」として天然記念物に指定されたとのこと。
ぐーっと降ってまた登る。
2つ目の山は三石岳。標高675m。
三石岳を抜けると再び林道歩き。登山というよりは山の中の散策気分。この辺から横川エリアに入るのか、あちこちに霊園があった。そのうちの一つ、滋賀医大霊安墓地。医学の教育・研究のため自らの遺体を献体された方々の霊安墓地がひっそりとあった。
元三大師堂に到着。「おみくじ発祥の地」と書かれた石碑があった。思わず「へぇー」と感心。
龍ケ池弁天を抜け、横川中堂にお参りをする。
水井山に到着。標高794m。眺望がないため、方向がよくわからないが大原三千院もここからはそう遠くはないはず。比叡山ドライブウェイと沿うように東海自然歩道を進む。この付近から京都トレイルのコースに合流することもあって、軽快に走るトレイルランナーを見かけるようになってきた。
横高山に到着。標高787m。
歩きやすい尾根を縦走していると大きな杉が目に入ってきた。玉体杉。眺望が開けていて京都市街地の上の部分が一望できる。杉の横には石で作られた長椅子もあってちょっとした休憩ポイントだ。
比叡山エリアに到着。
ここまで来るともう観光地。ロープウェイで上がってきたのか、普通の格好をした人の方が多く、逆にザックを背負っている方が違和感ありだ。
大比叡に到着。標高848m。ここでお昼ご飯とする。止まると一気に体が冷えていく。雪もなく異常な暖かさの冬とはいえ、冬は冬。風邪をひかないようにしなければ。
どこから下山しようかと考えながら、ケーブル延暦寺駅の横を抜けてそのまま弁天堂や大乗院の方へと進んでみる。適当に進んだが、無動寺明王堂からの大津展望は一見の価値ありだった。大好きな尾道の千光寺からの風景を思い出す。
心地よい下りが続く。近づく街並みを見ていたらこのまま降ってしまうのも勿体ないと思い、紀貴之墓(裳立山(もたて山))に寄り道をして隣の尾根経由で降ることにした。
紀貴之墓への登山道は分岐点から鋭角に曲がっていて、かなりの急登となる。たぶんここまで降ってきながら、この登りで隣の尾根に行こうなんて人はあまりいないのだろうと思った。山頂へ到着。紀貴之墓を記念に写真に収めたが、山の標識はどこにもなかった。
隣の尾根は、もたて駅からの下山ルートになっていて、何人かの登山者をみかけた。ルートとしてはこちらの方が一般的なのだろうか。
長い下りを終え大きな野球場(比叡山高校)の脇に出る。登山としてはここがゴール。あとは観光気分でゆっくりと駐車場まで戻る。
寺院巡りも楽しめて年明けの登山としてはなかなか面白いコースだった。そういえば、裏側から周ったので比叡山も拝観料を納めていない。駐車場も無料だったし、なんとなく得した気分だ。ただし、拝観料を収めていない分、徳は下がったかも知れないそんな1年のスタート登山だった。。。 :)
(誰かのページに「登山者です」と言えば拝観料を納めなくても大丈夫との記載があった。でも、大勢の人がいる入口でそれを言うのは勇気がいるような?!)
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