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熊木沢から蛭ヶ岳南陵ルート

蛭ヶ岳( 関東)

パーティ: 1人 (masaじー さん )

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行程・コース

天候

晴れのち曇りのち雪

登山口へのアクセス

その他
その他: 原付バイク(翌日、電車・バスにて回収)

この登山記録の行程

寄大橋(5:30)・・・雨山峠(7:25)・・・雨山橋(7:50)・・・熊木沢出合(8:25)・・・蛭ヶ岳南尾根取付地点(10:00)・・・蛭ヶ岳山頂(12:35)・・・丹沢山山頂(14:45)・・・塔ノ岳山頂(16:00)・・・大倉(18:15)

コース

総距離
約23.8km
累積標高差
上り約2,275m
下り約2,388m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

前回は熊木沢に立ち入ることもなく敗退したのですが、今日こそはと登ってきました。しかし、蛭ヶ岳南尾根は私のように未熟なものは立ち入るべきではなかったと思います。急登でのルートの見極めができず、イチかバチかで登ってきたという印象です。安全に登って下りてくる自信のないものはこういうコースには足を踏み入れてはいけないなと、強く感じました。
〈寄大橋~雨山峠~雨山橋〉
先週も来たばかりなので、不安はありませんでした。桟道が多く油断はできませんが、だいぶ楽に進んで行けた気がします。
〈雨山橋~熊木沢出合〉
玄倉林道は例によって荒れていますが、落石が心配でしたが通行に支障はありませんでした。
〈熊木沢出合~蛭ヶ岳南尾根取付〉
事前にネットで予習するも意外とわかりにくく悩みました。林道跡を辿れば良いとは想像できるのですが、倒木、陥没、落石跡などスムーズには進ませてもらえません。考えていたよりもだいぶ時間がかかってしまいました。
〈蛭ヶ岳南尾根取付~蛭ヶ岳山頂〉
出だしの急登は途中で救助要請が頭をよぎるほど私には怖ろしいものでした。戻るに戻れないので、「前進あるのみ」と覚悟を決めて進みましたが、ずっと腰が引けた状態で、這って登る状況でした。はじめの急登をクリアすると、少~し気持ちが落ち着きますが途中も決して気を抜けるような尾根ではありませんでした。蛭ヶ岳山頂直下の最後の急登は、いろいろなところに書かれているように、本当に怖ろしい。落石もあったりで、全く気が抜けない。行けども行けども不安が続く感じでした。山頂広場に辿り着いたときは本当にうれしかった。
〈蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳~大倉〉
雪が降ってきて滑りやすく、気を遣いましたが、主脈縦走コースは不安なく下ってきました。予定よりもだいぶ遅くなり、ヘッドライトを装着しての下山となってしまいました。

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フォトギャラリー:60枚

先週に引き続き暗いうちから寄大橋を出発。

台風の爪痕。標識はやはり埋まっています。

黄色い標識の先端の反射テープに反射する光を頼りに渡渉先を確認して進みました。

ここは標識が倒れています。

くびれが雨山峠でしょうか。

雨山峠に到着。

雨山橋に到着。

前回はここでカップラーメンを食べました。

大きな雄鹿が睨んでいます。

例のトンネル。

熊木沢出合。

今日はこの橋の上でおにぎりを食べました。

最初の堰堤手前左岸。

最初の堰堤はこの辺りから、高巻きましたが、倒木が行く手を塞ぎ、すんなりとは進ませてくれません。

カモシカに遭遇。

最初の堰堤は河原へ下りるのに、少し悩みました。結局、1mほどの高さだったので飛び降りちゃいました。

この河原の雰囲気を味わうだけでもここに来たかいがあったなと、この時は思いました。

さっきのカモシカがまだこちらを見ています。

後姿は熊のよう。

ふたつ目の堰堤は真ん中の木を足掛かりに越えます。

こんなに広い河原がこんな山奥にあるとは。

右側の沢からもものすごい量の土砂が流れ込んだようです。

林道跡が分からず、右岸側の藪の中へ。ミツマタの群生も。

林道跡が見えるとホッとします。

例の陥没。写真で見るよりだいぶ怖ろしい。

少し戻ってこの辺りから陥没を高巻きます。

再び林道に戻るも、落石だらけ。

林道跡はとぎれとぎれ。

最後の堰堤手前。ビールの空き缶、ウイスキーの空き瓶など生活の跡が。

南陵尾根取付き地点付近手前。いきなり物凄い急登で、どこを登るのかさえよくわからない。とりあえずピンクテープが見えたのでそちらから。

出だしのの急登から振り返ってみるが、あまりに怖ろしく、救助要請さえ頭をよぎる。
私のような経験の浅いものはこういうところへ来てはいけなかったと後悔。

ちょっぴり緩やかになり少しだけ風景を見る余裕が。

少~し気持ちが落ち着いてきましたが不安は続く。

最後の急登。私に登れるのだろうか?

こんなのが続きます。この辺りでどこを登ったらいいのだろうと悩んでいると、正面上から20cm~30㎝ほどの細長い石が降ってきました。どうしたらいいかわからずに見とれていましたが、何となく一歩だけ横にずれたら1mほど左側を落ちて行ってくれました。

景色は素晴らしいのだけれど。まだ終わらないのかと本当に不安でした。GPSではあと少しのはずなのだが、なかなか進めない。

お助けロープが見えたので、ルートは一応あっているのだろうとホッとしましたが、まだまだ斜度を感じているうえにノイバラ帯のお出迎えと、難路は続きます。

最後に稜線を眺めて。

蛭ヶ岳山頂。晴れていれば、正面に富士山が。無事に登ってこられたことに感謝せねば。

大室山?

山荘でヒルカレーとビールを頂いて元気が出たところで、大倉へ。

雪が降ってきました。ガスで展望もほとんど無く。

鬼の向こう側は何も見えません。

棚沢ノ頭。本当はここから帰りたかったのだが。

丹沢山到着。この後の塔ノ岳までのアップダウンは疲れている体には厳しい。

塔ノ岳山頂。ここも雪景色。
明るいうちに帰りたいが。

金冷シも雪景色。

暗くなってしまった。秦野の夜景。

大倉に無事帰還。

翌日、バイクを取りに再び寄大橋へ。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
登山計画書(控え) 健康保険証 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 非常食
行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器

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登った山

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