行程・コース
この登山記録の行程
瑞牆山荘(08:00)・・・富士見平小屋(08:45)[休憩 10分]・・・大日小屋(09:45)[休憩 10分]・・・大日岩(10:15)[休憩 20分]・・・砂払ノ頭(11:40)・・・金峰山(12:25)[休憩 55分]・・・砂払ノ頭(13:40)・・・大日岩(14:10)・・・大日小屋(14:30)[休憩 10分]・・・富士見平小屋(15:05)[休憩 10分]・・・瑞牆山荘(15:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
週末の予報が好転したので、久しぶりに奥秩父の金峰山に行った。木曜日の予報では全国的に予報が悪かったが、土曜日の南岸低気圧の通過がなくなったとのことで予報が好転した。しかし、来週中ごろに長野、山梨に大雪の予報が出た。何年か前に甲府で1晩に1メートル近い降雪があったことがある。2月だったと記憶しているが、山梨県下の登山口は雪に埋もれ除雪もされなかったため、バス路線がない登山口には春までアプローチできなくなってしまったことがある。金峰山の登山口も下手すると入れなくなる可能性も出てきたので今のうちにやっておこうかと思い行ってみることにした。
先週降った雪は登山口では消えておりスタート時点では積雪はなし。富士見平に近づくと湧水が凍結しておりとても歩きにくくなっていたが、滑り止めはつけずにツボ足でかわしながら登り富士見平小屋に到着。富士見平小屋から先もしばらく雪はなかったが、標高1900m位から積雪が出てきた。一旦溶けた雪が凍りついていたため、大日小屋に向かう途中でチェーンスパイクを装着。大日小屋を過ぎると徐々に積雪が増してきた。大日岩に着くと雲海の上に南アルプスが望めるようになりいい眺めだった。標高2300m位まではチェーンスパイクで登ったが、積雪がさらに増してきたためアイゼンに換装した。この時点で積雪は30センチ程度。森林限界に出ると吹き溜まりでは多い所では50センチ程度の積雪があり本格的な雪山になってきた。
標高も上がり久しぶりに2500m超の稜線を歩くので息も上がってきたが昼過ぎに山頂に到着。山頂では時折雲が流れてきて視界を遮ることもあったがおおむね晴れており、風もさほど強くなかった。雲海の上には富士も望め、南アルプス、中央アルプス、御嶽、乗鞍、北アルプス、八ヶ岳、浅間などの展望を楽しむことができた。風の様子はわかりかねるが今日はどこも天気は良さそうだった。隣の瑞牆山は雲の通り道となっており、山頂からはその姿は一瞬しか見ることはできなかった。下山は大日小屋までアイゼンで下り、富士見平まではチェーンスパイクで下山。
このルートは標高差が1000m程度だが積雪の状態が登山口から山頂までかなり変化しており、危険な箇所もないので雪山の入門コースとしてはいいかもしれない。
金峰山は何度か来ているが、自分にとっては節目になる山で、学生のころ初めて自分で企画した山行も金峰山だった。増冨から入山し雁坂峠まで縦走するプランだったが、当時は瑞牆山荘までのバスはなく、瑞牆山荘まで車で入れればいいのにと思った記憶がある。富士見平から雁坂峠まで連日雨になってしまい、今考えるとどうして無理に入山したか不思議ではあるが、その当時は歩ききったことに満足した覚えがある。また、長いこと離れていた山登りを再開するきっかけになったのもこの山で、夏の盛りに大弛峠からのピストンで登った時の風の心地よさも記憶に残っている。
瑞牆山荘からのルートはコースタイムが往復7時間程度で、美濃戸から地蔵尾根利用の赤岳や渋の湯からの天狗岳が同じくらいの行程なので、そちらに向かう人の方が多いとは思うし、コースとしての魅力もそちらの方が魅力的なのはもっともだとは思うのだが、自分にとっては時々無性に来てみたくなる山がこの金峰山で、今回久しぶりに来てみたがやっぱりいい山だった。
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装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | バックパック |
スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ |
ナイフ | 修理用具 | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ライター | カトラリー | アウターウェア |
オーバーパンツ | バラクラバ | オーバーグローブ | 雪山用登山靴 | アイゼン | ゴーグル |
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