行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往きはR169ゆうゆうバスを利用
http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/about/access.html
この登山記録の行程
1日目 前鬼口(10:32)・・・不動滝展望所(12:05)・・・前鬼(13:18)・・・太古の辻(16:30)・・・深仙宿(17:07)・・・千丈平(17:50)
2日目 千丈平(05:45)・・・釈迦ヶ岳(06:10)・・・楊子ヶ宿(09:50)・・・弥山辻(13:40)・・・八経ヶ岳(13:59)・・・弥山小屋(14:45)
3日目 弥山小屋(06:40)・・・弥山(06:46)・・・狼平(07:26)・・・栃尾辻(09:07)・・・林道出合(0956)・・・登山口(11:04)・・・天川川合バス停(11:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
北奥駈道を前鬼から吉野まで縦走する計画を立てていたところ、新型コロナ対策のため山上ヶ岳=大峯山寺は6月19日まで閉鎖中とのこと。今回は弥山までとした。
前鬼口バス停にはトイレと自販機あり。ここから3時間約10kmの舗装路歩き。
ほぼ中間点で、不動七重滝のすばらしい眺めが待っている。
前鬼の小仲坊(おなかぼう)前で休憩、新しい公衆トイレが整備されていた。
ここから深仙(じんせん)宿までは進路のやや分かりにくい森を抜け、八百段の階段や崩落ぎみの谷も越え、ようやく稜線に出て行場「大日岳」の下を通過する。深仙宿には避難小屋があるが、陽も長いのでもう少し先の千丈平まで進む。ここもキャンプ適地とされているが、斜面にさら地が点在しているだけで標識も何もなく、湧き水だけは充分に出ている。成長の早いバイケイソウ畑に道がついているのだから、そこそこ利用者がいるのだろう。この日は他にもう一張だけだった。
快晴の朝、釈迦ヶ岳に立つ。見渡す限りまわりは山ばかり。これから向かう八経ヶ岳までの峰々に、期待と不安が入り混じる。いきなりの急降下でやせ尾根の岩場が始まり、孔雀岳手前まで気が抜けない危険地帯が続く。コースタイムの倍近くを要して、楊子ヶ宿の避難小屋でようやくザックを下ろして休憩。再び歩き始めると直後に登山道の崩落カ所が現れる。ほんの5メートルほどだが、緊張を強いられる。
奥駈道といえばなだらかな笹原と苔の森、梯子や鎖場がある急峻な岩尾根をイメージする。
整備された登山道、しっかりとした踏み跡、要所の石柱標識・・・だがふと気が付くとルートを外れていることがあった。暑さと疲労で注意力が散漫になっていたのかもしれない。漫然と歩いていると、誘い込むようなトラップが待ち受けている。深みにはまる前に立ち止まり、面倒でも確実な所まで戻ることだ、と自分に言い聞かせる。
この日の核心部は五鈷峰手前の岩場からの急下降であった。鎖を頼りに大岩に乗り上げて狭い岩場を数歩進むと、たよりないロープが谷底へ垂れ下がっている。ストックをザックに収納することも出来ないまま、ざれた急斜面を後ろ向きになって少しずつにじり降りる。安全な場所まで降り立ったとき、暑さからくる汗に冷や汗と脂汗が混じり、力が抜けた。
梅雨入り直前の陽射しは強く、風もほとんどなく、昨日も今日も水は2リットルを消費した。弥山辻の看板を目にしたときには、まだ弥山小屋までかなりの上り下りがあるにもかわらず、なんだかほっとした。
八経ヶ岳山頂からはるか釈迦ヶ岳を振り返り、あんなに遠くからここまでよく頑張ったと自分を誉めてあげたくなった。
フォトギャラリー:21枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | 燃料 | カップ | クッカー | ||
【その他】 折り畳み水筒、携帯浄水器、ヘルメット |