登山記録詳細

無雪期登山
参考になった 4
大峯北奥駈道 前鬼から釈迦ヶ岳、八経ヶ岳へ 釈迦ヶ岳 八経ヶ岳(東海・北陸・近畿)
img

記録したユーザー

犬山好人 さん

この登山記録の行程

1日目 前鬼口(10:32)・・・不動滝展望所(12:05)・・・前鬼(13:18)・・・太古の辻(16:30)・・・深仙宿(17:07)・・・千丈平(17:50)
2日目 千丈平(05:45)・・・釈迦ヶ岳(06:10)・・・楊子ヶ宿(09:50)・・・弥山辻(13:40)・・・八経ヶ岳(13:59)・・・弥山小屋(14:45)
3日目 弥山小屋(06:40)・・・弥山(06:46)・・・狼平(07:26)・・・栃尾辻(09:07)・・・林道出合(0956)・・・登山口(11:04)・・・天川川合バス停(11:10)


総距離 約33.9km 累積標高差 上り:約2,811m
下り:約2,522m
北奥駈道を前鬼から吉野まで縦走する計画を立てていたところ、新型コロナ対策のため山上ヶ岳=大峯山寺は6月19日まで閉鎖中とのこと。今回は弥山までとした。

前鬼口バス停にはトイレと自販機あり。ここから3時間約10kmの舗装路歩き。
ほぼ中間点で、不動七重滝のすばらしい眺めが待っている。
前鬼の小仲坊(おなかぼう)前で休憩、新しい公衆トイレが整備されていた。
ここから深仙(じんせん)宿までは進路のやや分かりにくい森を抜け、八百段の階段や崩落ぎみの谷も越え、ようやく稜線に出て行場「大日岳」の下を通過する。深仙宿には避難小屋があるが、陽も長いのでもう少し先の千丈平まで進む。ここもキャンプ適地とされているが、斜面にさら地が点在しているだけで標識も何もなく、湧き水だけは充分に出ている。成長の早いバイケイソウ畑に道がついているのだから、そこそこ利用者がいるのだろう。この日は他にもう一張だけだった。
 
快晴の朝、釈迦ヶ岳に立つ。見渡す限りまわりは山ばかり。これから向かう八経ヶ岳までの峰々に、期待と不安が入り混じる。いきなりの急降下でやせ尾根の岩場が始まり、孔雀岳手前まで気が抜けない危険地帯が続く。コースタイムの倍近くを要して、楊子ヶ宿の避難小屋でようやくザックを下ろして休憩。再び歩き始めると直後に登山道の崩落カ所が現れる。ほんの5メートルほどだが、緊張を強いられる。

奥駈道といえばなだらかな笹原と苔の森、梯子や鎖場がある急峻な岩尾根をイメージする。
整備された登山道、しっかりとした踏み跡、要所の石柱標識・・・だがふと気が付くとルートを外れていることがあった。暑さと疲労で注意力が散漫になっていたのかもしれない。漫然と歩いていると、誘い込むようなトラップが待ち受けている。深みにはまる前に立ち止まり、面倒でも確実な所まで戻ることだ、と自分に言い聞かせる。

この日の核心部は五鈷峰手前の岩場からの急下降であった。鎖を頼りに大岩に乗り上げて狭い岩場を数歩進むと、たよりないロープが谷底へ垂れ下がっている。ストックをザックに収納することも出来ないまま、ざれた急斜面を後ろ向きになって少しずつにじり降りる。安全な場所まで降り立ったとき、暑さからくる汗に冷や汗と脂汗が混じり、力が抜けた。
梅雨入り直前の陽射しは強く、風もほとんどなく、昨日も今日も水は2リットルを消費した。弥山辻の看板を目にしたときには、まだ弥山小屋までかなりの上り下りがあるにもかわらず、なんだかほっとした。
八経ヶ岳山頂からはるか釈迦ヶ岳を振り返り、あんなに遠くからここまでよく頑張ったと自分を誉めてあげたくなった。

登山中の画像
登山画像
林道から前鬼川を見おろすと、モーターボート遊…
登山画像
不動七重の滝
登山画像
前鬼宿の由緒
登山画像
小仲坊に到着 (一般車は2km程手前のゲートまで)
登山画像
気持ちのいい森を行く
登山画像
そそり立つ二つ岩
登山画像
太古ノ辻を通過する
登山画像
ここが深仙宿 手前の建物が避難小屋
登山画像
お堂の裏手から水場のある千丈平へ続く道がある…
登山画像
千丈平にて鹿さんと遭遇
登山画像
翌朝の釈迦ヶ岳
登山画像
はるか八経ヶ岳をのぞむ
登山画像
馬の背(ここはたいしたことない)
登山画像
空鉢岳から釈迦ヶ岳をふりかえる
登山画像
シロヤシオもまだ少し咲いていた
登山画像
どこまでも山並みが続く
登山画像
五百羅漢に見立てられた岩峰
登山画像
崩落地を通過して(振り返って)
登山画像
八経ヶ岳に到着
登山画像
翌朝のご来光 シルエットは大普賢岳から和佐又…
登山画像
天川川合への下山路は概ね安全だが、ここは要注…
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、カメラ、登山計画書(控え)、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、熊鈴・熊除けスプレー、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、トレッキングポール、テント、シュラフ、テントマット、マット(個人用)、燃料、カップ、コッヘル
【その他】 折り畳み水筒、携帯浄水器、ヘルメット
参考になった 4

※この登山記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

登った山

類似するモデルコース

関連する登山記録

もっと見る

犬山好人 さんの他の登山記録

もっと見る

参考になった 4

※この山行記録が、あなたの登山計画の参考になった場合
感謝の気持ちを込めて、右のボタンを押してください

[このページのトップに戻る]

こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

曇時々晴
明後日

曇時々晴
(日本気象協会提供:2020年8月11日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW 山の麓に住む。長野県大町市に移住した家族の物語
山の麓に住む。長野県大町市に移住した家族の物語 山好きが高じて長野県大町市に移住した家族のインタビューを再掲載。オンライン移住相談会や現地見学会も開催!
NEW 新素材&定番! レインウェアの2アイテムを比較
新素材&定番! レインウェアの2アイテムを比較 ザ・ノース・フェイスのレインウェア2つをギアライターが雨の中でテスト。新素材と定番、それぞれの特徴をチェックしよう!
NEW グレゴリー「スタウト/アンバー」のモニターレポートをチェック!
グレゴリー「スタウト/アンバー」のモニターレポートをチェック! 背面長が調整できるザックの背負い心地は? モニターレポート1人目のめりぃさんは那須岳に登ってその“スゴさ”を実感!
NEW 御嶽山の登山道を守る活動 参加者募集!
御嶽山の登山道を守る活動 参加者募集! 岐阜県で御嶽山の登山道を守る取り組みがスタート。編集長萩原、五の池小屋主人と登る特別企画で参加者を募集!
NEW 高橋庄太郎さんがシーツ2種をチェック!
高橋庄太郎さんがシーツ2種をチェック! コロナ禍の山小屋泊でニーズが高まるシーツ。2種を取り寄せ、寝心地をチェック。シーツ選びの参考に!
ロープウェイで登れる百名山
ロープウェイで登れる百名山 ロープウェイやリフトなどを使って、一気に標高を稼げる百名山はいくつあるかご存知?
山のテッペンで泊まる醍醐味を味わう
山のテッペンで泊まる醍醐味を味わう 山頂からの星空、日の出、日没を味わいたいなら、山頂に泊まるのがいちばん! 山頂に泊まれる山をピックアップ!
山小屋を支援しよう【山小屋エイド基金】
山小屋を支援しよう【山小屋エイド基金】 コロナ禍で営業できない山小屋を支援するため、クラウンドファンディングを立ち上げました。ご協力をお願いします(外部リンク)
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS
山で便利・安心! 登山用アプリ&GPS スマートフォンの普及で高価で手の届かなかったGPS機器が誰でも使える! 初心者向けのノウハウから裏技まで、登山アプリとス...
山岳防災気象予報士が教える山の天気
山岳防災気象予報士が教える山の天気 気象遭難を避けるためには、天気についてある程度の知識と理解は持ちたいもの。登山が知っておくべき、山と天気の関係を解説。
田中陽希さんの3百名山の旅を一気読み
田中陽希さんの3百名山の旅を一気読み 2018年1月から「日本3百名山ひと筆書き」に挑戦中の田中陽希さん。掲載してきた旅先インタビューをまとめました
萩原編集長のヒマラヤ未踏峰挑戦記
萩原編集長のヒマラヤ未踏峰挑戦記 NHKのTV番組でおなじみ萩原編集長、2013年秋にはネパール・ヒマラヤ未踏峰、「アウトライアー」に総隊長として参加。そ...