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黒部川源流域(折立~黒部五郎岳~新穂高)

黒部五郎岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (赤月夜 さん )

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行程・コース

天候

1日目:曇り 2日目:晴天 3日目:曇り(稜線上は風有)

利用した登山口

折立   新穂高温泉駅  

登山口へのアクセス

電車
その他: 行き:名古屋駅23:30発JR夜行バス金沢駅行富山駅4:50着。6:12発富山地鉄立山駅行有峰口駅下車。折立行バス(要予約)乗車し8:10着
※新型コロナの影響で折立行バスが富山駅発ではなく有峰口駅発。バスは2/3程度乗車
※富山地鉄は2両編成で、ほぼ登山客で座席は埋まっていた。ワンマン運転のため、有峰口駅は1両目前方ドアのみが下車できる。
帰り:新穂高ロープウェイより11:30濃飛バス松本バスターミナル直行便で松本駅からワイドビューひだ
※松本行直行便は減便。平湯温泉行は通常運行に戻っていた

この登山記録の行程

※新穂高からの帰りのバスの便数が少なさそうだったので、3泊4日で後半の日程を余裕のある行程としていたが、途中でおじさまと立ち話をしていたら、平湯行バスは通常運行との話だったので、3日目に下山することにした(わさび平がそんなに涼しくなかったのも一因)

計画
【1日目】7.0㎞ 5h20min
折立(08:30)・・・(急登、木の根)・・・三角点ベンチ(10:30)・・・五光岩ベンチ(12:00)・・・(木道)・・・太郎平小屋(13:30)・・・薬師峠(13:50、テント泊)

【2日目】12.3km 7h14min 
薬師峠(04:00)・・・太郎平小屋(04:20)・・・太郎山(4:35)・・・池塘(04:44)・・・神岡新道分岐(06:04)・・・北ノ俣岳(上ノ岳)(06:19)・・・赤木岳(06:49)・・・中俣乗越(07:19)・・・黒部五郎の肩(09:09)・・・黒部五郎岳(中ノ俣岳)(09:24)・・・黒部五郎の肩(09:34)・・・黒部五郎小舎(11:14、テント泊)

【3日目】13.9km 8h
黒部五郎小舎(03:00)・・・巻道合流点(04:40)・・・三俣蓮華岳(5:20)・・・中道稜線分岐(6:10)・・・巻道分岐(6:40)・・・双六小屋(6:50)40・・・弓折乗越(8:00)・・・鏡平山荘(8:30)・・・シシウドヶ原(9:10)・・・秩父沢出合(10:00)・・・小池新道登山口(10:40)・・・(車道)・・・わさび平小屋(11:00)

【4日目】4.4km 1h05min
わさび平小屋(07:00)・・・(車道)・・・笠新道登山口(07:10)・・・中崎橋(7:20)・・・(車道)・・・新穂高温泉(08:05)


実際
【1日目】7.81km 2h58min40
折立(08:23)・・・(急登、木の根)・・・三角点ベンチ(09:29)・・・五光岩ベンチ(10:30)・・・(木道)・・・太郎平小屋(11:08)・・・薬師峠(11:27、テント泊)

【2日目】13.9km 6h34min  
薬師峠(04:15)・・・太郎平小屋(04:30)・・・池塘(04:50)・・・神岡新道分岐(05:50)・・・北ノ俣岳(上ノ岳)(05:58)[休憩 6分]・・・赤木岳(06:42)・・・中俣乗越・・・黒部五郎の肩(08:44)[休憩 8分]・・・黒部五郎岳(中ノ俣岳)(09:02)[休憩 4分]・・・黒部五郎の肩(09:17)[休憩 12分]・・・黒部五郎小舎(11:19、テント泊)

【3日目】19.74km 6h50min
黒部五郎小舎(03:17)・・・巻道合流点(04:16)・・・三俣蓮華岳(04:43)・・・中道稜線分岐(5:28)・・・巻道分岐(5:59)・・・双六小屋(06:10)[休憩 16分]・・・弓折乗越(07:18)・・・鏡平山荘(07:47)[休憩 29分]・・・シシウドヶ原・・・秩父沢出合(09:22)・・・小池新道登山口(09:52)・・・(車道)・・・わさび平小屋(10:08)[休憩 12分]・・・(車道)・・・笠新道登山口(10:28)・・・中崎橋・・・(車道)・・・新穂高温泉駅(11:04)

コース

総距離
約38.1km
累積標高差
上り約3,013m
下り約3,259m
コースタイム
標準21時間2
自己16時間28
倍率0.78

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

★良かった点(1日目)
・交通機関を利用したので、車だと運転している時間をとにかく寝る時間にあてられて体力の温存ができた
・1日目は登っているときは曇っていて直射日光に当たらずに体力の消耗を防げた
・ワタスゲは終わっていたが、ニッコウキスゲやヨツバシオガマが三角点番地過ぎてからあった
・お盆ほどは人が多くなく、追い越しやすれ違いにストレスがなかった(以前、お盆に来たことがあるが人が多すぎて自分のリズムで登るのは不可能)。また、登りが太郎平まで続くが、階段等整備されていて自分のペースで登ればかなり歩きやすい。
・途中から谷を挟んで反対側に薬師岳に連なる尾根や谷筋がきれいに見える。これを見るだけでも薬師岳の山としての大きさがわかり、その優大さにわくわくした。
・お盆時期を外したのでテント場に余裕があった(思ったよりも幕数は多かったけど、足の踏み場もないお盆よりも間隔が広かった)。テントの受付は14時からテント場の小屋(1,000円/幕・人)。缶ビール有。11:30頃ではまだ場所を選べるが、13:00ぐらいだとだんだん怪しくなってくる(お盆の時期は12:00頃には怪しい)

★うーんだった点、改善点(1日目)
・折立までのアクセスが悪い。東京よりも名古屋の方がまだいいかもしれないけど。
・折立、太郎平小屋、薬師峠以外はトイレ無
・全般的に登り基調。折立から三角ベンチまでぐらいがぬかるんで滑りやすいところがある。三角ベンチ以降は草地が多くなり、直射日光があたる。日影がない。
・薬師峠のテン場の受付が14時。しかも薬師峠と太郎平小屋までは、20分程度離れているので、早めに到着して先にビールを飲みたい場合は太郎平小屋を通り過ぎるときに購入しておいた方がよいかも(太郎平小屋にはビール以外もある)

★良かった点(2日目)
・とにかく薬師~立山劔、槍穂、鷲羽、水晶、笠。乗鞍が、歩いていくにつれて角度を変え、見えたり見えなかったりととにかくスケールの大きな展望が変化していくのがたまらない。また、黒部五郎のカールは青い空に本当に似合っていた。秋よりも夏が似合う山だなぁ。
・ハクサンイチゲやチングルマなど群落が多く、また花が大きい
・黒部五郎小舎の展望が秀逸。テン場を挟んで、大好きな笠ヶ岳と薬師岳が見える。

★うーんだった点、改善点(2日目)
・とにかく薬師峠や太郎平から黒部五郎岳が見え、序盤で黒部五郎岳までのアップダウンと日影がないことをまざまざと見せつけられて、精神的につらかった。特に腰が痛かった(荷物のパッキングの問題?日頃の疲労?)ので、なかなか歩き進められずつらい。なお、北ノ俣岳、赤木岳、中俣乗越はここぞとばかり下り、その眼前には黒部五郎本峰の標高差400m弱の急な登り返しがそびえており、つらかった。小屋があればまだ余裕が出たのかもしれないが、黒部五郎小舎まで小屋はない。
・黒部五郎岳より黒部五郎小舎に下るときは、カールの壁を下る。また、カールの底地を歩くのだが、沢沿いのため、石や岩が多く時間がかなりかかった(それまででだいぶ精神的に追い込まれていたのもあるが)。黒部五郎岳頂上から小屋が見えるが、上記理由により、私にはそんな近く感じられなかった。むしろ、遠くて、苦行だった。雨の日や雨後はやめた方がよさそう(ケガしても自力で下山できる距離に登山口もないし。。。)

★良かった点(3日目)
・とにかく3時台に出れた。そのおかげで、涼しいうちに稜線上を歩き切った。
・稜線上では狙った日の出の光景は見れなかったが、雲の合間からの美しい色合いを堪能できた。

★うーんだった点(3日目)
・テント撤収の際に思ったよりも食事に時間がかかってしまった

★良かった点(全体)
・テント設営が30分以内に両日終わったのがよかった。
・食料を今まではレジ袋に入れていたが、今回はスタッフバックに入れた。形がある程度成形されて、四角になるので、パッキングしやすかった。
・食料については、事前に切って持ってい行った。火の通りも考え、細かく切る。
・荷物の軽量化のため、鍋の蓋が2つあったのを1つにしたり、調理用軍手を両手から片手にしたり、ダウン上下を持っていく代わりにフリースや長袖を置いて行った。

★うーんだった点、改善点(全体)
・やはりテン泊する場合には、赤色ランプのヘッテンがほしい。普通のライトだとまぶしすぎ
・前シーズンからストーブの調子が悪かった(特に自動着火)。修理し、家では着火したし、1日目も使用できたが、朝は着火しなかった。ただ、1回ライターで着火すると、2回目は自動着火できるので、おそらく、冷えていると自動着火が使えないと推察。やはりライターは必要そう。
・荷物の入れ方がだいぶ改善の余地有。2日目はシュラフ・テント着をまとめた袋を一番下ではなく中段にしたら腰の右と右肩痛くなった。
・テント場ではやはり物音で寝付けなかったり、遅くまでしゃべっている人いたりするので、耳栓がほしい

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登った山

三俣蓮華岳

三俣蓮華岳

2,841m

北ノ俣岳

北ノ俣岳

2,662m

黒部五郎岳

黒部五郎岳

2,840m

弓折岳

弓折岳

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太郎山

太郎山

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