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八海山2020夏

八海山( 上信越)

パーティ: 3人 (kim410 さん 、ほか2名 )

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行程・コース

天候

初日:曇から雨、2日目:晴れから曇のち雨

利用した登山口

山頂駅   芝原二合目登山口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 六日町インターより30分ほど

この登山記録の行程

【1日目】
山頂駅(13:12)・・・大倉口分岐(四合半)(13:40)・・・六合目女人堂(14:10)[休憩 5分]・・・薬師岳(15:04)・・・千本檜小屋(15:10)

【2日目】
千本檜小屋(06:40)・・・八ッ峰分岐・・・大日岳(08:00)[休憩 20分]・・・新開道分岐(09:10)[休憩 30分]・・・七合目カッパン倉(09:50)[休憩 45分]・・・四合目稲荷清水(11:45)[休憩 20分]・・・芝原二合目登山口(13:13)・・・中手原(13:35)

コース

総距離
約9.0km
累積標高差
上り約842m
下り約1,670m
コースタイム
標準8時間20
自己6時間53
倍率0.83

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

2020年7月23日、去年同様梅雨明けしない空、何よりコロナが全く終息せず、悩みに悩んだがずっと気になっていた八海山へ出掛けた。高速走行中、大変な事に気が付いた。何と、ヘルメットを忘れたのだ!!登るのは、八海山。。。コロナのお陰で全く久々の登山。コロナとお天気の事ばかりに気を取られていたのは確かだが、まさかヘルメットを忘れるなんて。。。車の外は土砂降りに近い雨。そもそも天候次第で八ツ峰は諦めようと思っていたので、兎に角行ってみて考える事にする。まずは、パッキングは母を頼り切りにせず、各自持ち物チェックを念入りにしてくれと夫と子供に車内でグチグチ言ってみた。少しも心は軽くならなかったけど。。。

予想通り、八海山ロープウェイ駐車場はガラガラ。下駐車場のショップ前で水が汲め、靴のドロを落とせる水場や、更衣室もあり。乗車前には体温チェック、登山届の提出も求められます。やっぱり事故が多いのかな。。。

ロープウェイを下りてから千本槍小屋までの登りは、さほどキツクない。と言うか、コースタイム2/3で歩けたので、一般観光者向けのコースタイムになっているのかも。但し、梅雨明け前とあって登山道はぐちゃぐちゃ。粘土質の赤土で兎に角滑る。薬師岳前に長い鎖場があり傾斜はさほどでもないが、終始滑るので要注意。

千本槍小屋は、原田泰造似のお兄さんが一人で切り盛り。水場は、トイレ内にある手洗い用の天水のみ。古いが、修繕して間もない感じで小ぎれい。お布団にはシーツや枕カバーがないので、気になる方は要持参。夜は、常夜灯にランプが灯されて、良い雰囲気。食事は、我が家の登山史上最高に質素(キライじゃないけど)。大食漢には物足りないかも。

小屋入りしてから結構な雨が続く。8時近くになってから、屏風道で遭難との話が出たが、その後無事に小屋に到着されたようで何より。詳細については伺う機会がなかったが、悪天候と日暮れが重なって、道が分かりにくかったのだろうか・・・??

12時頃トイレに起きると雨が止んでいるばかりか、外は満天の星空。天の川や流れ星まで見えた!

小屋の朝食は、これまたシンプルの極み。ご飯・お味噌汁・ふりかけと、各テーブルにナスの炒め物一皿。ふりかけじゃなくて、漬物か梅干しだったら良かったのにな。。。

6時半に小屋を出発して、いざ八ツ峰へ。ヘルメットなしが気になる所だが、子供にはセルフビレイ用のハーネトとスリングを付けさせてまずは歩いてみる事に。歩き出すとすぐに足元が不安定なトラバースに。。。ん??これって巻き道??あれ??八ツ峰なら稜線とアップダウンのはずだが、完全にトラバースの道を歩いてる?しかし、想像以上に足元が悪く、要所要所に鎖はしっかりあるのだが、全く気が抜けない。漸く、分岐に出て左手の八ツ峰を目指す。登り切るとてっぺんに建っていたのは、「白河岳」。え~?!地蔵岳も不動岳も通ってないじゃん!!

やっぱり最初から巻き道に入ってしまったようだ。団体さんの後だったし、兎に角足元ばかりを見て歩いたので、最初の八ツ峰分岐をすっかり見落としてしまったらしい。むむむ・・・。

白河岳から一山だけ小屋側に戻ってみたが、諦めて大日岳目指して進む事にした。その後は、鎖場のアップダウンが続き、全く気が抜けない。幸い、期せず太陽が上がった事で稜線上はあまり濡れてはおらず、滑る心配は少ない。ヘルメット無しでも行けると判断。息子もいつも以上に慎重に登っているようだった。

鎖場の連続でずっと集中しているせいか、あっと言う間に大日岳に到達。山頂から、ずっと巻き道で行った団体さんが見えたので、お互いに手を振ってご挨拶。息子が「ヤッホー」と叫ぶと、「ヤッホー」と返してくれた。

大日岳から入道岳側の鎖は、長くほぼ垂直なので、ほぼほぼ鎖に頼りながらも、極力スタンスがしっかりとれる所を探しつつ慎重に下りた。鎖場を下りた所で、団体さんがこちらに向かって来てたので、暫し退避。分岐を見逃した事を話すと「確かにあの標識半分草に埋もれてるから、見落としやすそうだよね~」。山小屋を一人で切り盛りしていると、登山道の整備まで中々手が回らないんだろうなぁ・・・と、標識を見落とした事を半分人のせいにしてる私。しかし、北アルプス等人気コースの整備に周辺山小屋の皆さんがどれだけ尽力されている事か、改めて気づかされた感じがした。感謝感謝。

大日岳から少し?稜線を行った先に見えるのが入道岳か!?、結構遠そうだな・・・。でも、五竜じゃないよね・・・。よく分からず、老眼のせいか知識不足のせいか(たぶん両方)地図を見ても、大日岳の位置関係がよく分からなかった。やっとの思いで来た八海山なので少し心残りもあったが、ヘルメットもないし久々の登山なので無理はせずそのまま下山する事にした。

少し下れば山口への分岐があるはず・・・そう思って下り始めたが、これまたぬかるんだ急な登山道に長いハシゴや鎖場が続く。うんうん、地図にもそんな事書いてあったな。で、分岐はまだ・・・??そして、なんと最初に歩いた巻き道の分岐地点まで戻って来てしまった我が家。がーっん!!これ、八ツ峰に上がった分岐だよね??え~~、途中に分岐なんかあった??「もうロープウェイで帰ろうよ~~」と言い出す息子。「え?!でもさっ、折角来たからちょっとだけ戻ってみよう」となだめながら、今度は更に慎重に分岐を探しながら元来た道を戻る。と、あったあった!分岐の標識!!やっぱりここも半分草にまみれてる~~。漠然と、足の付いている標識をイメージしていたが、あったのはプレートが山肌に設置されているタイプ。兎に角滑らないようにずっと足元見ながら歩いていたので、完全に目線から外れる位置。

恨めしく看板を見送って、今度こそ下山開始。と、新海道に入ってからも中々の難所続き。あまり通る人もいないのか、ジャングル感半端ない。小屋のお兄さんに様子聞いた時は、特に心配な所はないって言ってたのにな・・・。正直こんなにずっと気が抜けなかった下山路は初めて。途中から、登山道が草刈りされていたが、スリップ予防に支えになる草がなくなって、却って歩きにくくなったような気もしないではない。申し訳ないけど。

精根尽き果てる頃、漸く稲荷清水の看板。残念な事に看板から水場まで5分位かかる。小屋で仕入れた水がまだあるし、余計な体力は使わずにおこうっと思っていたら、子供が凄く気持ちいいからどうしても来て!と言う。仕方ないので、老体に鞭打って水場へ。はい、頑張って行って正解!とっても美味しい澤水が飲めます。顔洗うだけでも、かなりのリフレッシュ。

さぁ、もう一踏ん張り!と気合を入れ直すも、結局この後登山口に下りるまでに2回ほど滑って転ぶ。どんなに気を付けてても転ぶ時は転ぶんだなぁ。漸く登山口に着き、そこから更にロープウェイ駐車場まで30~40分位かな。私も夫も抜け殻のようになり、翌日からは酷い筋肉痛。唯一、息子だけはケロッとしていたけど。。。八海山、次があったら絶対往復ロープウェイだな。


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フォトギャラリー:28枚

ロープウェイ山頂駅前の雪

鳥居をくぐって出発

ぐちゃぐちゃの登山道

薬師岳手前の鎖場

傾斜はきつくない

千本槍小屋

夕食のカレー

日の出

朝食

各テーブル1皿

巻き道途中から八ツ峰への分岐

白河岳

白河岳から小屋側へ戻ってみる

見てる方が怖い

どうやって登ってるのかしら??

大日岳

入道岳に向かって
珍しくツーショット

足元見えないぐらい

見逃した分岐

道が殆ど崩れてる

登山道??

途中から草刈り

巨大きのこ発見!

稲荷清水の看板

山アジサイ

ここも道

ようやく二合目登山口

ロープウェイ下駐車場

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ ストーブ 燃料 ライター カップ
クッカー
【その他】 エマージェンシーシート、子供用ハーネス、カラビナ、スリング

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登った山

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