行程・コース
天候
曇のち霧のち曇
登山口へのアクセス
バス
その他:
新松田駅より、西丹沢行きバスで終点まで
本日は丹沢湖マラソンと重なり、朝夕共に大渋滞に巻き込まれて、帰りは通常1時間程度のところ2時間もかかってしまった。
この登山記録の行程
西丹沢自然教室(09:07)・・・権現山分岐・・・善六のタワ(10:48)・・・畦ヶ丸(11:30)・・・大滝峠上(12:33)・・・一軒家避難小屋(13:11)・・・大滝橋(14:13)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
11月は週末の好天が続いたのに所用や、気力が充実せずに山から少し足が遠ざかっていた。天気はパッとしない予報だが、日帰りで以前から気になっていた畦ヶ丸と西丹沢の滝を組み合わせた計画を立ててみた。案の定、早朝の車窓から眺めた丹沢には雲が絡みついており、これから切れていくというよりむしろ密度を増していきそうに見えた。
紅葉は中腹から山麓までおりていたが、なお色鮮やかな木があり、滝巡りも楽しめた。西丹沢も大室山や畦ヶ丸方向は檜洞丸方面よりも登山者がさらに少なく、より静かな山行が楽しめるだろう。今回は下棚(しもんだな)、本棚の滝を訪ねたが、本道からそれぞれわずか10分程度で往復できるのに、通過してしまう登山者が多かったように思え、少々もったいなく感じた。距離は短いながらもバリエーションという扱いなのか、下棚、本棚を指し示す道標はあっても、滝に続いているとは明示してなかった(後記:そもそもこの辺りでは滝のことを「棚」と呼ぶそうだ)。それぞれ落差40、60メートルというなかなか立派な滝なので、興味ある方は是非訪ねてみることをお勧めする。もう1−2週間早ければ、紅葉と滝の組み合わせも楽しめたかもしれない。
<晩秋・冬の低山での服装について>
歩き始めは、薄手の上着やウールの手袋をはめるほど寒く感じたが、登り始めると、風がほとんどなかったこともあって、かなり汗をかいた。気温は低いのだから、休憩を取ればかなり寒く感じる。晩秋から初冬は寒さも丹沢辺りでは中途半端(?)なので、脱ぎ着で調整できるように、いつも以上に留意すべきだと感じた。今回、気温が低そうなので、上着を追加して持って行くことばかり考え、汗をかいたときの替えの下着を持っていく発想がなかった。
想定外だったのは丹沢湖マラソンの影響だ。バスは行き帰りとも渋滞に巻き込まれてしまい、予想以上に移動に時間がかかってしまった。帰りはともかく、11月も末のこの時期は日も短くなっており、登山口への到着時間が遅れてしまえば、余裕のない山行になり、そのぶんケガや道迷いのリスクも高まるように思えた。来年のこの時期の西丹沢登山を考える場合は、この様なイベントがないか、少し注意を払うべきだろう。
<個人的備忘録>
大滝橋からブナの湯に下る車道で、右膝裏から外側にかけて痛み。坂道を下る際に膝を曲げる度に痛む。
フォトギャラリー:23枚
西丹沢自然教室から吊り橋を渡って、畦ヶ丸へ。中腹から上はガスに覆われていて、晴天は見込めない
西沢を何度も丸木橋を右岸に左岸に渡りながら、進む
畦ヶ丸へ向かう登山道からすこし寄り道をすると、往復10分程度で下棚の滝に行ける。道標はご覧の通り、下棚(しもんだな)の表記はあるが、この先に滝があることは明示していない。
下棚の滝(落差40メートル)
同様に本道を本棚沢へ少しそれると、往復10分ほどで本棚の滝(落差60メートル)が見えるはずなんだが・・・枯れている??
いやいや、手前の岩壁に隠れていただけで、立派な姿。あれ?と思っただけに、少し意表を突かれて「おお!」と思わず歓声。それにしても、下棚の滝にしても本棚の滝にしても、本道をわずかに外れるだけなのだが、通り過ぎていく登山者が多いように見受けられ、もったいない気が・・・
標高7−800メートル辺りはまだ色鮮やかな紅葉が所々残っている
高度を上げ1000メートル辺りからブナが目だち始めるが、さすがに葉はすべて落としている。雲の中に入り、周囲もガスに包まれていく。
畦ヶ丸山頂(標高1292.6)。元々展望はきかない山頂だそうだが、霧に包まれた静かな山頂もいいものだ。
大滝峠上の分岐を大滝橋目指して下る。途中で見かけた木の実。銀色に光っていて、とても目を引いたのだが、無知ゆえ名前がわからない。
(後記)どうも木の実ではなく、ツチグリというキノコのらしい(やぎやぎさん、ご指摘ありがとうございます)。
立ち枯れたブナの巨木
高度を下げると、ガスが切れて、再び鮮やかな紅葉も
予定より早く下山できたので、バスを待つより次のバス停まで歩き、中川温泉につかることに




