行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
駒ヶ根高原(05:35)・・・池山林道終点(06:34)[休憩 8分]・・・池山小屋分岐(07:47)[休憩 10分]・・・大地獄(09:36)[休憩 12分]・・・分岐点(11:26)[休憩 135分]・・・空木岳(14:59)[休憩 52分]・・・分岐点(16:37)
【2日目】
分岐点(05:47)・・・大地獄(06:44)[休憩 21分]・・・池山小屋分岐(08:30)[休憩 8分]・・・池山林道終点(09:19)[休憩 10分]・・・駒ヶ根高原(10:07)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
空木平避難小屋泊での空木岳から木曽駒への縦走を計画。2日目の天気が悪く結果的に池山尾根ピストンとなったが、その分のんびり空木岳を堪能できた。
スキー場駐車場脇の登山口から入山し、林道と交差する登山道で林道終点まで1時間。よく整備されたハイキング道を時々ショートカットしながら池山小屋分岐の水場へ。空木平は沢水で要煮沸とのことなのでここで3L補給、ぐっとザックが重くなる。
池山尾根は一本調子の登りかと思っていたが、実際は平坦な尾根やトラバースと登りが交互に現れるルート。ヨナ沢の頭を過ぎて暫く行くと痩せ尾根の大地獄・小地獄ゾーン。岩場は短くスタンス豊富なので難しくない。迷い尾根の指導標のところで朝ご飯休憩。この先はゆるゆる標高を上げるが結構バテてようやく駒石との分岐。下り気味15分で空木平に着くが、そこは透明な沢が流れ花が咲き乱れる山中のオアシス。一番乗りだった避難小屋はこじんまりと清潔で居心地よし(協力金1000円)。折よく空木岳山頂のガスも切れて、のんびりランチ。
2時間ほど休憩後、明日の下見を兼ねて空木岳に向けカール内を沢沿いに登っていく。空身で足取りも軽い。時々渡渉があり、登山道への復帰ポイントを見落として沢を登りそうになるが、基本的に登山道は沢の脇に付いている。やがて沢を離れ、お花畑とハイマツの中を登り駒峰ヒュッテに着くと、山頂までは一息。ガスで真っ白な山頂も、時折ガスが流れてカールや南駒ヶ岳方面が見える。
山中泊の気楽さから16時前まで山頂にいて、帰りは駒石経由の稜線コースで下る。池山尾根がずっと樹林帯だった分、開放的で楽しい。駒石もせっかくなのでよじ登り、のんびり小屋に戻る。今夜の同宿者は12~3人で比較的ゆったり。トレランの日帰りや木曽殿山荘泊の人が多いようだ。夜中に雷鳴と雨音で目が覚める。
翌朝、予定の3:30に起床し外を覗くと真っ白、シュラフに戻って縦走コースタイムを計算しながらぎりぎりまで様子を見るが、ガスも風も収まりそうもない。眺望のない強風の稜線歩きは修行でしかないので下山を決めて起床。下りでは、マセナギで簫ノ笛山方面に進んでしまい15分ほどロス、池山小屋から歩きやすいが微妙に長い道を淡々と下り、10時過ぎに駐車場に戻った。
下山後はこまくさの湯で入浴(610円)、やはり木曽駒山頂は雲の向こう。次こそは青空の下での稜線慢歩となりますように。
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