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折立から薬師岳、雲の平、鷲羽岳、黒部五郎岳

薬師岳、祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳、黒部五郎岳(稜線道)、北ノ股岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (与一 さん )

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行程・コース

天候

初日:晴れ時々曇り 2日目:晴れ午後曇り 3日目:朝雨後曇り

利用した登山口

折立  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 8:30着、キャンプ場前駐車場、手前路肩残2台スペースの一つに駐車、平日でも朝は満杯で、臨時駐車場の案内があった。熊異常出没注意看板あり、キャンプ禁止で電気柵が設置されていた。車内やゴミとして食べ物を置かないように注意との標識あり。

この登山記録の行程

【1日目】
折立(08:40)・・・三角点(10:10)・・・太郎平小屋(11:50)・・・薬師峠(12:11)・・・薬師岳山荘(13:35)・・・薬師岳(14:27)[休憩 15分]・・・薬師岳山荘(14:55)・・・薬師峠(15:45)

【2日目】
薬師峠(04:25)・・・太郎平小屋(04:49)・・・薬師沢小屋(06:35)[休憩 13分]・・・アラスカ庭園(08:25)・・・祖母岳分岐(09:30)・・・雲ノ平(09:39)・・・雲ノ平キャンプ場分岐(09:51)・・・祖父岳分岐(10:25)・・・祖父岳(10:50)・・・岩苔乗越(11:26)[休憩 15分]・・・ワリモ北分岐(11:50)・・・鷲羽岳(12:38)[休憩 8分]・・・三俣山荘(13:25)[休憩 10分]・・・巻道合流点(14:40)・・・黒部五郎小舎(15:35)

【3日目】
黒部五郎小舎(05:10)・・・黒部五郎岳(中ノ俣岳)(07:30)・・・中俣乗越(09:04)・・・北ノ俣岳(上ノ岳)(10:37)・・・太郎平小屋(11:55)・・・三角点(13:28)・・・折立(14:17)

コース

総距離
約49.1km
累積標高差
上り約4,498m
下り約4,498m
コースタイム
標準30時間20
自己26時間21
倍率0.87

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

1日目(晴れ、微風)
よく歩かれている登山道なのでコース上不明瞭なところは無い。見どころとしては薬師平湿原。小さいが鷲羽岳と三俣蓮華岳の奥に槍ヶ岳の展望がよく、不思議と槍が大きく見える。湿原を見下ろせる高さまで登れば、池塘をちりばめた湿原を前景に明後日歩く黒部五郎から太郎兵衛平の稜線が遠く一望できる。薬師岳山頂からの眺めも素晴らしい。水晶岳・赤牛岳、やや遠く剱と立山・後立山、明日歩く雲ノ平や黒部五郎岳が見渡せる。山頂の祠の鐘をつき合掌。

2日目(晴れのち曇り)
よく整備された木道はうっすらと霜がついて滑る。一部には滑り止めが施された桟木が打ち付けてあり歩幅を合わせるのが面倒だが大変ありがたい。歩きながら景色を見ることができないのは残念。薬師沢小屋から雲の平への登りはかなりの急で、標高差450m・平均角度27度はなかなかで後工程に支障が出るほど。取るに足らないと思っていた祖父岳、ワリモ岳の登りがひどく堪えた。霧などで視界が悪いとわかりにくい場所は、祖父岳の登り口から植生保護のロープ沿に進み末端で急に東に向きを変える部分と、三俣蓮華岳巻き道の中間付近の尾根乗越の登り口(奥に雪渓が残っていた)は河原状で踏み跡がほとんどわからず、ペンキマークが頼りなので注意が必要。

3日目(4時ごろから10時頃まで雨、後曇り)
黒部五郎岳は巻き道ではなく稜線を歩いた(コース表示は巻きだがタイムは稜線の物)。登り口は小屋に近い方の天場の奥の西側(小屋から150m位)低い岩にペンキマークがあり(テントで見えないかも)、そこから這松のトンネルに入ると数張りの天場に抜ける。小道が分かれるのでちょっと迷うが右寄りに。約20分間は溝の中を左右からの藪をかき分けて詰まった岩を登る。251.8mピーク周囲は普通の登山道だが、この先黒部五郎岳山頂までは、岩場3割、這松帯6割、普通の登山道1割といった感じ。岩場は慣れていないと怖いかも。這松帯は登山道にはみ出ていてかなり邪魔、数年後には廃道になるのではと思えるほどで歩きにくい。下って黒部五郎の肩では真っすぐが巻き道、直角に西にガレを下るのが中俣乗越方面。勢いで下ると間違うかもしれない。
北ノ俣岳まではアップダウンがあり、緩い登りが疲れる。神岡新道を分けるとなだらかな広い尾根となり、池塘がちりばめられた気持ちの良い緩い下りで、好みによっては雲ノ平や尾瀬よりも気に入るかもしれない。春に来てみたいところだ。

キャンプ場
薬師峠テント場
連休には270張(350とも)りとあったが、どこにそんなに張れるのか?といった感じ。平らな場所はあまりない。今回は20張りもなかったと思うのでより取り見取り、張り綱は石を利用したが混んでるときはペグが必要かも。基本砂地。管理は太郎平小屋。水はホースでコンクリートの長い流しに引いてあり豊富。トイレは2ブースだったっと思うが洋式便座があり綺麗。匂いもほとんどなし。

三俣蓮華テント場
28日で終了のため閉鎖中。這松帯の開けた砂地、天場の中を幅が40cm位の小川が流れていて、上流が小屋の水源。際に張ればテントから手を伸ばして水が汲めそう(上流注意)。小屋閉鎖中は幕営禁止で水場も片付けるそうだが、水はこの小川から補給ができる。

黒部五郎テント場
30張りと少ない。小屋から150m位に一つの広場(上の天場)とその下にもう一つの広場(下の天場)。いずれも砂地。上の天場は比較的平、下の天場は水の流れた跡が砂についているので要注意、微妙に傾斜。水とトイレは小屋を利用。トイレは屋内の外用2ブースを使用する。洋式便座で綺麗、匂いなし。

雲の平の感想
憧れていた場所。黒部川の支流祖母沢の源頭、キャンプ場は祖父沢カール内。這松と池塘と日本庭園のような小川の岸に岩を並べて配置したような景観が独特。どこからも遠く2500m前後の標高(尾瀬は1400m)は時間と体力を要求される。今回は東西に延びる木道を歩いただけで一部しか見ていない、余裕をもってアルプス庭園や高天ヶ原まで行きたいところだ。景観としては北ノ俣岳から太郎山までの見渡す限りの池塘交じりの草原を眺めて歩く稜線の方が好み。ただし、アラスカ庭園、奥日本庭園などは周囲の景観(眺められる山々)のスケールが大きくここにしかない絶景。奥の平も雲ノ平山荘が良いアクセントになっていて、小川とともに趣のある景観となっている。通過しただけで雲の平に行ってきましたと言えるかどうかというのが本音。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
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ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
GPS機器 ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー

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登った山

祖父岳

祖父岳

2,825m

鷲羽岳

鷲羽岳

2,924m

薬師岳

薬師岳

2,926m

北ノ俣岳

北ノ俣岳

2,662m

黒部五郎岳

黒部五郎岳

2,840m

太郎山

太郎山

2,373m

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