水晶岳、雲ノ平　折立から新穂高へ

小屋泊

（北アルプス・御嶽山）

2025.09.22（月）～2025.09.25（木）

パーティ： 1人 (松戸花子さん )

松戸花子さん

行程・コース

天候

1日目　曇り
2日目　快晴
3日目　雨
4日目　雨

利用した登山口

折立　新穂高温泉駅　

登山口へのアクセス

バス
その他：毎日あるぺん号利用
都内から折立まで直通、新穂高から都内まで直通

この登山記録の行程

【1日目】
折立(07:07)・・・三角点広場(08:47)[休憩 16分]・・・五光岩ベンチ(10:20)[休憩 10分]・・・太郎平小屋(11:20)[休憩 30分]・・・第一渡渉点(12:41)・・・第三徒渉点（左俣出合）(13:16)[休憩 5分]・・・薬師沢小屋(14:25)

【2日目】
薬師沢小屋(05:30)・・・木道末端(07:21)[休憩 5分]・・・アラスカ庭園(07:50)[休憩 25分]・・・祖母岳分岐(08:52)・・・雲ノ平(09:06)[休憩 30分]・・・雲ノ平キャンプ場分岐(09:54)・・・祖父岳分岐(10:47)・・・祖父岳(11:26)[休憩 19分]・・・岩苔乗越(12:23)[休憩 29分]・・・ワリモ北分岐(13:06)・・・水晶小屋(13:50)[休憩 22分]・・・水晶岳（黒岳）(14:55)[休憩 30分]・・・水晶小屋(16:12)

【3日目】
水晶小屋(06:15)・・・ワリモ北分岐(06:53)・・・岩苔乗越(07:02)・・・黒部川源流(08:11)・・・三俣山荘(08:58)[休憩 60分]・・・三俣峠・・・双六小屋(12:33)[休憩 47分]・・・弓折乗越(14:24)・・・鏡平山荘(15:05)

【4日目】
鏡平山荘(06:36)・・・シシウドが原(07:36)・・・秩父沢出合(08:20)[休憩 10分]・・・小池新道登山口(09:12)・・・わさび平小屋(09:32)[休憩 45分]・・・笠新道登山口(10:28)・・・新穂高温泉駅(11:16)

コース

総距離: 約42.1km

累積標高差: 上り約3,543m; 下り約3,788m

コースタイム: 標準23時間42分; 自己25時間7分; 倍率1.06

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

初めての３泊4日の縦走でした。しかもソロだったので、事前に準備できることはすべてしたつもりで挑みました。
結果、4日間で42キロ超を無事に歩き切ることができて、良かったと思っています。
細かい点では反省もあるのですが、まずは、ほぼ計画通りに山行を成し遂げられて満足です。

今回歩いたのは、折立登山口から雲ノ平を経て水晶岳に登頂し、新穂高へ下る道です。全般に、歩きやすい道でした。一部、木道が崩れていたりした箇所もありましたし、祖父岳の上り下りは迷いやすく感じたりもしましたが、登山道の整備は行き届いていると言っていいと思います。実際、3日目の雨の降る中、三俣山荘から三俣蓮華岳への分岐に至る途中で、何人もの方が登山道の整備をされていました。ありがたいことです。

今回の山行は、雲ノ平から水晶岳登頂に至った2日目が快晴に恵まれたので、もう十分と感じています。
計画では、3日目に鷲羽岳に登頂し、余裕があれば三俣蓮華岳から双六岳まで縦走するはずでしたが、水晶小屋を出発した時点で稜線では風が強くて、雨も一日中やみそうにないとわかっていたし、展望が何も期待できないのは明白だったので、鷲羽岳を巻き、三俣蓮華岳も双六岳も巻いて、ひとまず宿泊予定の双六小屋を目指しました。正午過ぎには到着して、まだ数時間は歩けると確信できたので、小屋の方には申し訳なかったのですが、双六小屋の宿泊をキャンセルして鏡平山荘の宿泊に変更してもらいました。４日目の朝も雨の可能性があり、帰りのバスに間に合うように焦ることなく下山したかったからです。

４日間のうち２日間が雨という山行になりましたが、なるべく谷筋を選んで歩いたおかげか風には悩まされずに済み、水たまりには苦戦しましたが、悪くない経験を積めたと思います。今後も４日間の縦走をするなら（５日間をする気概はない）、雨は避けきれないだろうし、そういうときに落ち着いた対処がとれるようになったと思いたいです。

なんにせよ、水晶岳の山頂からの展望は素晴らしかった！
表銀座、裏銀座、立山、後立山、黒部ダム湖、読売新道、西銀座、槍穂高、それらがすべて一望できるなんて、そこまで期待していなかったし、知らなかったので、とにかく感激しました。もう二度と目にできないかもしれない景色を、明らかに下り坂の気配を漂わせている空の下、黒い雲が広がってくるのに怯えながら、それでも歓喜して、時間の許す限り眺められたのは幸福です。

素晴らしい展望の山に登ることが最大の喜びです。正直、地味な登りがだらだら続く雲ノ平を歩いたのは興味からで、水晶岳のあの展望をもっと長い時間味わいたかったのなら、新穂高から入るべきだったと少しだけ悔いたくらいです。でも、薬師沢小屋に宿泊できたのは良かったです。あのロケーションは唯一無二、黒部の奥深さを十分に堪能できました。薬師沢小屋には、宿泊するだけの目的でも、もう一度行ってみたいと思いました。

フォトギャラリー：20枚

装備・携行品

シャツ	アンダーウェア	Ｔシャツ	ソフトシェル・ウインドシェル	フリース	ダウン・化繊綿ウェア
ロングパンツ	サポートタイツ	靴下	レインウェア	登山靴	バックパック
スタッフバック	スパッツ・ゲイター	水筒・テルモス	ヘッドランプ	予備電池	傘
タオル	帽子	グローブ	サングラス	着替え	地図
コンパス	ノート・筆記用具	腕時計	カメラ	登山計画書（控え）	ナイフ
ツエルト	健康保険証	ホイッスル	医療品	ロールペーパー	携帯トイレ
非常食	行動食	テーピングテープ	GPS機器