行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
出町柳(京都)から朽木方面へのバスは休日の朝便のみ(冬季運休)。午後便(帰路)は廃止された。
堅田(滋賀)からのバスは平日1往復、休日2往復。マイカーが多い休日の帰路は、京都方面との分岐である途中(とちゅう という地名)から先がよく渋滞し、この日も30分ほど遅れた。
この登山記録の行程
平バス停(8:48)・・・登山口(8:54)・・・皆子山(10:11)・・・登山口(12:40頃)
※ウロウロしたり休憩したりしているので、下山に要した時間は参考になりません
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
皆子山(971m)は京都滋賀県境に位置する京都府最高峰、のわりには地味な存在である。
この日も増便されたバス二台に満員の登山客の大半は、比良山方面へ行く人たちだった。
平(だいら)バス停で降車し、少し戻って橋を渡った先の墓地手前が登山口。
山名を示す標識等は全くない。最初の30分はとにかく急登で、その後は尾根沿いにルートがつけられている。ところどころで眺望も開けるが、ほぼ樹林帯なので夏の日差しや風雨も避けられそうな、よく歩かれている様子の登山道である。
それほど広くはない山頂部からは武奈ヶ岳方面のみ樹々がなく眺望がある。
皆子山へは、以前は南北の沢沿いがメインルートだったようだが、近年は台風や土砂崩れで荒れているらしい。
また、国道367号線のこのあたり、休日の通行量は多いのにバスは減便されて非常に少ない。
バス待ちの時間に読もうと、ヤマケイオンラインで紹介されていた『剱岳 線の記 平安時代の初登頂ミステリーに挑む』を買ってきた。山岳信仰と日本史に興味があるのでたちまち引き込まれ、一気に半分ほど読んでしまった。新田次郎の『剱岳 点の記』は史実を基にしたフィクションだが、本書はノンフィクションである。著者は作家ではないので文章がややこなれていない所も見受けられるが、聞き取り取材と膨大な資料にあたった史実の重みに、現地を歩き回って得た実感が加わり、読みごたえがある。