行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
上日川峠(07:15)・・・福ちゃん荘(07:35 休憩10分)・・・雷岩(08:25 休憩20分)・・・大菩薩嶺(08:55)・・・雷岩(09:05)・・・ 親不知ノ頭 (09:35 休憩10分)・・・大菩薩峠(09:50)・・・熊沢山(10:10)・・・石丸峠(10:20 休憩10分)・・・小金沢山(11:30 休憩20分)・・・牛奥ノ雁ヶ腹摺山(12:25 休憩20分)・・・日川林道(13:20)・・・すずらん昆虫館前(13:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
去年の秋にやってみようかと思っていたコースだが、台風の影響で実行が困難になってしまったプランを今年実行することにした。もともとは湯ノ沢峠まで縦走するつもりで計画し、林道の復旧を待っていたが、一時開通を確認したものの、またしても崩落して不通になってしまったので、計画を修正し、牛奥ノ雁ヶ腹摺山からすずらん昆虫館BSへ下山することにした。
上日川峠へは青梅街道からアプローチ。この道路も去年の台風の影響で崩落した道だが10月初めに復旧し裂石からもアプローチ可能となっている。
上日川峠からは舗装道路と並行する山道を歩いて行く。舗装道路を使っても所要時間はかわらないので、子連れの家族には舗装道路の方がいいかも。8時前には福ちゃん荘に到着。売店は営業を開始しており、なめこ汁やおでんの提供も始まっていた。福ちゃん荘からは唐松尾根を登っていく。標高もあるので周辺のカラマツの紅葉もほぼ終わりでわずかに残る程度。樹間からは雲海の甲府盆地と南アルプスが望めたので、ペースアップして雷岩へ向かう。雷岩は安定の展望の良さで、雲海の甲府盆地を見下ろす南アルプスや富士の眺望を堪能できた。雷岩からは針葉樹の森を大菩薩嶺山頂へ向かう。山頂は展望がないことからひっそりと静か。いつ来ても雷岩の喧騒とは対照的な感じがして、これはこれでありかなと思う。山頂からは展望のいい稜線を大菩薩峠へ向けて下っていく。相変わらず甲府盆地は雲海の下で幻想的だった。東側の奥多摩側は終始ガスの中で予報より雲は多かった。この稜線は下りで使うのは少しもったいないような感じがして大菩薩だけを周回するならいつも逆ルートを使っているので下りで使うのは久しぶり。大菩薩峠では一番バスで到着したと思われる子供連れのファミリーも多く賑わっていた。
大菩薩峠からは小金沢へ向けまずは熊沢山へ針葉樹の森を登り、熊沢山からは明るい草原を石丸峠へ下る。石丸峠から狼平までは明るい尾根道だが、そこから先は針葉樹の森を小金沢へ向け登る。それまでのルートよりは倒木も目立ち行き交う人は少なくなり、山深い感じ。石丸峠からは1時間位で小金沢山に到着。ここの山頂は大月市の秀麗富嶽十二景のひとつで富士の眺望のいいところだが、雲が沸いて富士の眺望は見ることはできなかった。小金沢山で昼食にして牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ向かう。小金沢山からは明るい尾根道で気持ちのいいところが多く、快適な稜線といったところ。30分程度で牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ到着。ここも秀麗富嶽十二景のひとつだが、やはり富士の眺望はお預けだった。ここから黒岳に向かう稜線も明るい稜線だったが、ここからはすずらんバス停に向けて下山する。
この下山路は少しマイナーな感じがするルート。途中、日川林道へ出るが、この前後の登山道の取り付きがわかりにくく、少し探してしまった。林道の周辺はカラマツの植林が進められており鹿よけの柵がめぐらされ、落葉した落ち葉と相まって少々わかりずらく感じたが、30分ほどでバス停に到着。30分ほどの待ち時間で上日川峠へ戻った。バス停周辺の紅葉も終わりかけで、今週中には落葉する感じがした。
下山時間帯に上日川峠へ登るバスの乗客は自分以外2名とガラガラだったが、途中のバス停では駅に向かう乗客を把握しながら運行していた。上日川峠へ戻ると待機するバスは3台あり、すずらんバス停で待つ間にも下山するバスは2台通過していったが(少なくとも5台で運行していることになる)いずれの運転手さんからも声をかけられた。上日川峠へ戻る途上もバスを待つ乗客に声をかけながらの運行で上日川峠を発車する際には席を確保してくれているようだったので、下山の際に乗車できないことはなさそう。すずらんバス停では駅に向かう10名ほどの団体もいたが、事前に話をいれておけば、席は確保してくれるようだった。週末は増発しているようだったが、小さなバスで運行するにあたり、きめ細かい配慮を感じた。
コースに関しては石丸峠から小金沢山の間は朽ち果てた倒木もあり、ややマイナーな感じで、大菩薩の整備された稜線でまったりしてしまったこともあり、頭の切り替えが追い付かない感じがした。小金沢の明るい尾根道を堪能するなら林道が復旧すれば湯ノ沢峠からのピストンでもいいかもしれない。大菩薩峠以南は登山者の数は激減するので、静かな登山が楽しめるように思った。
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