行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)JR武蔵五日市駅より、西東京バス藤倉行(7:39発)にて、竹窪バス停下車(8:20着)
復)本宿役場前バス停(15:10発)から西東京バスにて武蔵五日市駅(15:28到着)
この登山記録の行程
竹窪バス停(8:20到着/8:28出発)-笹久保集落・貴布禰神社(8:32/8:43)-山王坂下バス停(8:47)-(福寿草)-尾根取り付き(9:08)-(愛宕社)-752m地点(9:54)-一本松ピーク(10:26)-浅間石宮(10:35)-石宮ノ頭(911m)(10:50)-人里峠(11:03)-小岩浅間(903m)(11:24)-(浅間宮祠)-浅間嶺展望所(11:33/11:47)-松生山分岐(11:55)-入沢山(12:02)-(天領山)-松生山(12:21)-松生山分岐(12:39)-(皆伐地)-峠の茶屋瀬戸沢(13:11)-(浅間林道)-公衆トイレ(13:43)-(福寿草散策)-払沢ノ滝駐車場(14:30)-払沢ノ滝(14:40)-払沢ノ滝バス停(14:55)-(春日神社)-本宿役場前バス停(15:05)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
一本松の破線ルートを登って浅間尾根を東向きに歩いて来ました。入沢山からの大展望や時坂集落の福寿草などなど、通い慣れたつもりの浅間尾根で沢山の再発見をした一日でした。
≫秋川の流れを南北に分け、檜原村の背骨のような浅間尾根。手(季節)を変え、品(ルート)を変えて通い続けていますが、歩く度に新しい出会いや発見があって楽しみは尽きません。
今回登った尾根は山と高原地図では?印付きの破線ルートとなっていますが、登山詳細図では「廃道」となっていてコース紹介さえもされていません。実は2016年の夏、笹久保の貴布祢社のオオカミ像目当てにこの尾根を下ろうとして右往左往した挙句、隣の尾根を下ってしまった苦い経験がありまして、今回は冬枯れの季節を待って、登りでの再挑戦となります。
取り付き口の民家のお婆ちゃんと少しちぐはぐな会話を楽しんでから北秋川を渡って尾根に入ります。植林帯の踏み跡は明瞭ですが、中盤の自然林からは怪しくなってきます。核心部の急斜面を登り切った辺りで踏み跡が消失しますが、歩けそうな所を選んで高みを目指していくと何とか一本松に辿り着きました。〝廃道〟と決めつけるには惜しい尾根ですが、下りで使うことは全くお勧めできません。
一本松と浅間嶺の間を東向きに歩くのは初めてですので新鮮な感覚です。途中、巻道の一般道を離れて石宮ノ頭などに寄り道しながら今迄と違う浅間尾根を楽しみましたが、浅間宮の祠が倒壊していたのは全くの想定外で、野晒しの女仏像を前に只々呆然とするしかありませんでした。
浅間嶺展望台で一本入れた後、久し振りに松生山まで足を伸ばしてみました。途中の入沢山は木が取り払われて眺めが良くなったと聞いていましたが百聞は一見に如かず、素晴らしい大展望で新しい立ち寄りポイントに追加決定です。松生山からの富士山を堪能すると、暖かな日差しの下の落ち葉を踏んで尾根を下りました。
峠の茶屋から瀬戸沢沿いに林道を歩いて時坂峠下の集落に入ると早速お目当ての福寿草の群生に出迎えられました。折しも北向きの斜面の花が閉じ始める時間帯で、花弁の開き加減が絶妙です。今迄は只通り過ぎるだけだった集落の道の変わり様に自然の奥深さを感じながら山を下り、払沢の滝に立ち寄って帰路に就きました。たちばな屋のラーメンは、次回の楽しみに取っておきましょう。
本日の総歩数33,273歩、歩行距離22.9km、消費カロリー1,645kcal、脂肪燃焼量117g也。
【付記】尾根取り付き口の民家のお婆ちゃんのお話
縁側で洗濯物を干していたお婆ちゃんにご挨拶したところ「今日は何処ですか?」と聞かれたので、一本松へと答えると、更に「どちら様の山ですか?」と、、、聞けば、山に2万本の杉を持っておられ、実際の作業は青梅の森林組合にお願いしているとの事で、どうやら私を枝打ちの作業員と勘違いしていたご様子。最後は只の登山者だと分かって頂けましたが、何ともちぐはぐな会話となりました。
フォトギャラリー:75枚
武蔵五日市駅、7:39発藤倉行きのバスは、10席程の空席を残して出発しました。
取り付き最寄りの2つ手前の「竹窪バス停」で下車。日当たりの良い集落から布団を叩く音が聞こえてきます。
次の笹久保バス停は歩いて直ぐです。お久しぶりの貴布祢神社に入山のご挨拶をしていきます。
独特なフォルム、檜原村固有種のオオカミ像です。
集落のお宅の庭先に福寿草を見つけて思わずテンションが上がります。
尾根の最寄り、山王坂下バス停付近の集落。正面に見えるのが、これから歩く一本松北東尾根の末端部です。
こんなのがありました。勿論登って見ました(笑)。
煙突から煙が昇っています。
陽が射し込む前の道端の福寿草。お日様が出るまでもう少しの辛抱です。
丸太橋と石を伝って北秋川を渡ります。
整備された林業作業用道が続いています。
尾根に上がったところに祠があります。愛読のガイド本には愛宕神社とあります。
鎧姿の武人像が祀られています。
植林帯の中は踏み跡が明瞭です。
次第に尾根幅が広がり、自然林が混じり始めます。
取敢えず、リボンやテープの目印が付いていました。
752m地点。石祠の残骸がありました。
冬枯れの落ち葉の中を何処でも歩けるような気持のよい尾根です。
終始、右手に御前山を見遣ることが出来ます。
最後にこのルートの核心部、尾根腹の急登が待ち受けています。
振り返るとこんな感じ。下りで使うには勇気が要りますね。
急斜面の尾根腹を登り切って高みを目指すと、一本松ピークはもう直ぐです。
一本松ピーク(930.2m)、三等三角点があります。
一般道に合流。この馬頭観音は2年前に北向きに位置が変わっています。
浅間尾根一般ルート。この区間を東に向かって歩くのは初めてです。
浅間石宮。用意した1円玉でご挨拶。
途中、巻道の一般道を離れて尾根筋を歩いて見ました。
初めて立ち寄った石宮ノ頭(911m)。
尾根が2つに分かれますので、北寄りの尾根筋を進みます。
念の為、GPSで位置確認。
適当に尾根を下りて人里峠で一般道と合流しました。
途中の皆伐地から、御前山と大岳山の2ショット。
尾根に戻って小岩浅間嶺(903m)を通過。
19年の台風で一部破損していた浅間宮のお社が、、、何と完全倒壊していました!!!
祠に祀られていた女仏像は野晒しのままです、、、小岩の皆さん、何とかなりませんか、、、
気を取り直して、浅間嶺展望台に向かいます。
展望台の先客さんは3名、後から3名の静かな浅間嶺でした。
小休止を済ませて、東に進みます。
時間があるので、松生山までピストンしてみました。
入沢山のピーク。周囲が切り開かれて素晴らしい絶景ポイントに変わっていました。
双耳峰の臼杵山と市道山、弾左衛門ノ峰の紅白鉄塔も見えます。
歩いて来た浅間尾根と三頭山。中央の緑のピークが一本松。足元の広葉樹林帯の広さも再発見です。
奥には石尾根の稜線。
天領山(936m)のピークは通り過ぎるだけです。
松生山の山頂にはソーラーパネルとアンテナ施設があります。
懐かしい、個性派の山名標。
富士山の眺めは、浅間嶺展望台よりもこちらの方が高得点です。
松生山まで往復で45分、一般道分岐に戻ってきました。
伐採作業中の皆伐地の上部からの大展望。北秋川沿いは南秋川沿いよりも明るく開けていますね。
杉が切り倒される瞬間。音も凄いです。
次はカタクリの季節に来てみましょうか、、、。
大きなモミの木の所で尾根を離れ、沢筋に下って行きます。
峠の茶屋 瀬戸沢(旧そば処みちこ)は、3月一杯まで冬期休業だそうです。
時坂峠には向かわず、瀬戸沢沿いに浅間林道を歩いてみました。
檜原城の城山と臼杵山。林道を歩かなければ見ることが出来ません。
時坂峠道との分岐点に綺麗な観光トイレがあります。
観光トイレ脇から集落に下りて直ぐの斜面に福寿草が群生していました。
咲いています♪
咲いています♪
車道をぐるりと回った下の斜面にも咲いています♪
集落の中を通る林道沿いの彼方此方に、、、
咲いています♪
電信柱の脇にも、、、
普通に咲いています♪
陽が陰って花弁が閉じかけた、ギリギリで絶妙のタイミングでした。
通い慣れたつもりの浅間尾根で、新しい発見を重ねた一日でした。
ついでに、払沢の滝にも立ち寄りました。
滝までの遊歩道にさりげなく咲く福寿草2輪。
こちらも新しい発見、「山男のガチャ」は、檜原村の「東京チェンソーズ」という林業会社の企画らしいです。
一回500円(100円玉は使えません)。この為に持ってきた500円玉で一つ購入!
少し大袈裟かもしれませんが、、、アルプスのカールを思わせる様な眺めです。
払沢の滝入口バス停。本宿まで歩いて直ぐです。
本宿の春日社に下山の御礼参り。
たちばな屋のラーメンを食べてみたかったのですが、午後3時~5時は休憩時間との事、、、。大人しく15:10のバスで帰路に付きました。
(おまけ)山男のガチャ。バードコール(ちび)でした。「きこりのコラム」付きです。頑張れ檜原!!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 虫除け | ロールペーパー | 行動食 |
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