行程・コース
天候
曇り時々晴れ、時にあられ/夜中は強い風と降雪
登山口へのアクセス
電車
その他:
JR中央線韮崎駅下車、駅前の山梨峡北交通さんのバス便で終点「みずがき山荘」まで移動。
この登山記録の行程
【1日目】
瑞牆山荘(10:20)・・・富士見平小屋(11:10)・・・大日小屋(12:00)・・・大日岩(12:27)・・・砂払ノ頭(13:40)・・・金峰山(14:53)・・・金峰山小屋(15:20)
【2日目】
金峰山小屋(06:00)・・・巻き道使用・・・砂払ノ頭(07:10)・・・大日岩(07:47)・・・大日小屋・・・富士見平小屋(09:00)・・・瑞牆山荘(09:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
当日の山行ビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=vOB8uiMGrkw
初めての金峰山です。コースは、みずがき山荘からの往復です。3月末に小屋の予約をしてました。直前まで天候が不安でしたが、徐々に予報が回復に向かってよかったです。
登山口までは電車とバスの乗り継ぎでした。電車も自宅最寄りからの始発で間に合うのは嬉しかったです。立川で中央線に乗り換えですが、いつものクセで青梅線に流れないように気を付けました(^^;
まずは韮崎駅へ。中央線は高尾より先までは乗ったことがなかったです。その高尾駅で松本行に乗り換えしましたが、車体がどことなく西武池袋線の飯能~西武秩父間で運行している車両に雰囲気似ていると思いましたwいつも電車の窓から見える山なみを眺めるのが好きなんですが、いつもの青梅線のそれとはまた違った景色は新鮮でした。
韮崎駅には8時ごろに到着しました。
私がついたころにはバス停には私含め数名でした。8:50分発の便がくる少し前になると電車で続々降りてきた人たちが並び始めて長蛇の列に。早めにきておいてよかったですw
バスはマイクロバスでの運行でした。立ち乗りが出るほどに満車でした(早めに並んだので座れて良かったです)。終点まで乗りますが、実に1時間以上揺られましたw しかし駅から登山口まで相当な距離を走ったので、運賃も納得のお値段w
終点みずがき山荘には10:15下車でした。ここまでの道のりを考えると、やはり小屋などで一泊しての行程が適切だなと。因みに目の前のみずがき山荘では軒先で軽食が食べられるようになっていたので、翌日下山したら私も何か頂こうと思いました(^q^)
登山計画書を提出したらスタートです。が、のっけから分かりずらい展開に...最初に登山道の案内板はありますが、そのすぐ先で散歩コースか何かなのか、踏み跡があちこちに走っていました。地図を見ても等高線は間延びしていて細かく読むような場所でもなく...とりあえず北方の尾根の東の付け根をめざせばいいかと歩き出します。赤テープでの誘導もあったので、その点は大丈夫でした。
が、その先でも、蜘手のように分岐してはすぐ先で収束するというパターンが続き、いつもの奥多摩ではあまり見ない形だなと思いました。まぁ渋滞やすれ違いでつっかえないという点ではいいのかな、とも思いました。(^^;
登り始めて間もなく、最初に見ていた尾根の付け根まであがってくると、瑞牆山の堂々たる姿が眼前に拝めました☆そこを過ぎて富士見平まで来ると、テント含めたくさんの人が。
その先尾根伝いに登っていき、暫くして飯森山というピークを巻くような長い平坦な道に入ります。ここは緑が鬱蒼としていて、快晴時だったらとても綺麗だろうなと思いました☆
こういう場所好きです。(´∀`*)
この区間結構な距離があります。そこを抜けて大日小屋から先に差し掛かると、いよいよ本格的な急坂となりました。鎖場も2か所出てきました。
更にその先、砂払いノ頭という森林限界に飛び出すポイントを迎える直下が全面凍結という光景で、見てるだけでも怖すぎでした。ここでチェーンスパイクに履き替え、安全に上がっていきましたが、ノーアイゼンで降りるひともいたり、スゲーとおもいました。
その砂払いノ頭に出ると、強い風が絶え間なく吹いていました。ここでチェーンスパイクを外して進みます。個人的に森林限界を超えるのは、一昨年の富士山以来です。かつちゃんとした岩稜帯歩きは初めてなので、慎重に進みます。なれている人は速いですね(他の人の様子を見て)。
景色は素晴らしかったです!
そしてその先、金峰山頂上と小屋への巻き道の分岐まで来ました。私の予定は頂上行ってから小屋へ降りるという計画だったので直進を選択。が、後で少しこの選択を後悔することに...
分岐道標の目の前からの急斜面with凍結...折角外したチェーンスパイクを再度装着することに。
で、無事斜面を登り切ったはいいものの、その先は凍結した残雪がアリ→ナシ→アリ→ナシといつまでも繰り返されるので、そのたびにアイゼンのつけ外しをするという超絶メンドクサイ展開に...頂上は見えているのに時間ばかりかかっている印象でした。
(^O^;
このとき14:10でした。小屋には16:00までにとのお話だったので、焦らず進みます。最初の予定としては翌朝も山頂経由で戻るつもりでしたが、前述の凍結区間を下りるのは厄介だと思えたので、翌日は山頂行かずに巻き道から下山することにしました。事前にその状況を把握できたことは良かったと思いました。
14:45、五丈岩に到着です。事前に登ってみたいなと思ってましたが、時間の都合で今回は見送りです。
そのあと山頂に移動し、14:50に登頂完了です♪あとは一旦五丈岩まで戻ってから、小屋へのルートに入ります。山頂からもそっち方面に道が開かれてる雰囲気でしたが、地図に従って歩きます。その、小屋への下り路も凍結まみれでした。あまりにも手間喰いだったので、岩が浮島のように顔を出している場合はそれを足の踏み場にして降りていきます。。
15:20、小屋に到着しました♪手前の道もなんかオシャレな気がします。無事チェックインを済ませて自分のスペースに荷物を降ろすと、ようやくホッとした気持ちにwそういえばお昼ご飯を食べずに歩きっぱなしだったので、思い出したように今更ながらにお腹に詰め込みます。
ながらでザックの中の整理をしていると、私の布団の隣に割り当てられた方がやってきて、色々お話を聞いていると、明日以降は甲武信ヶ岳方面へ雲取山まで抜けようかなー、なんてすごいことをさらっと話していました(こっちはここにくるだけでもヒィヒィいっているのにw)
そのあとは私は17:30の夕飯まで仮眠をとりました。横になって目をつむると見事いスーッと意識がフェードアウトしましたw小屋の方の「夕飯できました」という呼び出しで目を覚まします。カウンターで食事を受け取り、テーブルへ。チキンにサラダ、デザートのケーキまでついて、目にも楽しい食事でした(^^)
更におかわりを申し出るとカレーライスにありつけるという豪華さ。一杯だけいただきましたが、もう一杯いってもよかったかな(図々しい?w)
食事の後、同じテーブルになったご夫婦とお話をさせてもらうと、なんと東北からクルマで6時間かけてやってきたと聞き、びっくりしました。東北のお山は、関東やこちらの山とは様相も違うとのことで、見事に真っ赤な紅葉や冬は樹氷の写真を見せていただき、ため息の出るような美しさでした。
そんな話をしている間、小屋の外では風が強くなり、おまけに雪も降り始めました雪の結晶 書き忘れましたが、この日の登りで大日岩にさしかかるころ、空から気まぐれに細かいあられが降ってきてました。翌朝までにはこの荒れ具合が収まっていてほしいなと祈るばかりでしたw
(^O^;
一応天気予報では日曜は回復の見込みとのことだったので、それを信じてその日は眠りにつくことに。途中、夜中にお手洗いで目が覚めて、トイレ行くのに外へ出ると、辺りが真っ白になっているかわりに風も降雪も止んでいました。
翌朝、目が覚めてみると、近くの窓から見る外は雪も降っていませんでした。朝食前にちょっと外に出てみると、八ヶ岳連峰が綺麗に見えました(上には雲が被っていましたが)
反対に金峰山頂上の方は、既に暗い雲が覆い始めていたので、やはり昨日のうちに山頂行っておいてよかったなと思いました。いつか再訪した時は、山頂からのご来光を狙いたいです。
5:30に朝食です。お粥でした♪お腹にやさしく、しかも付け合わせが美味しい。お粥はおかわりしちゃいました。卵の傍の塩昆布が、もう少し欲しいなと思いましたwそういえば同じテーブルだった方と、下山コースについての話になりました。帰りに瑞牆山に寄れれば、という点で私と共通していましたが、
「この天気だとどうですかねぇ」
「ですよねーw」
なんて雰囲気でしたw腹ごしらえも済んだら、6:00に出発です。スタートからチェーンスパイクを装着します。巻き道もしっかり積雪&凍結だったので、結果的にそれで正解でした。そういえばスタート時に話をした別の方が途中から追いついてきて「よかったら一緒に行きますか?」と言ってくださいました。
砂払いノ頭で樹林帯に入っていくところで、朝食で一緒だった方も追いついてきたので、その方にも声がけして結果3人で楽しく山談義しながらの下山になりました。私含め、皆さんそれぞれに山を始める背景を持っていて、のみならず登山スタイルも十人十色。百名山を楽しくめぐるスタイルもあったり、縦走に気合を入れたりと、自分とは色の違うお山世界観はきいていてとてもたのしいものですね。とりわけ、最初から同行した方は奥多摩をよく知っていて、しかもバリもガシガシやる方で、聞いていてとても興奮しましたw
「奥多摩の東日原、だっけ?八丁岩の方に行く尾根があって」
ワイ「あ、それ最後ヒルメシクイノタワにぶつかるやつですか?」
「そうそう!」
こんな感じでw
このほかとりとめのない冗談なんかも言い合いながら、無事8:55に富士見平まで戻ってきました。(^^)
下りてくるまでの間で天候が回復していったので、朝食時にお話をした方は当初の予定通り瑞牆山に行かれました。私は次回に回そうと心に決めて、はじめの方と一緒に下山しましたw
(^O^;
9:40、みずがき山荘に無事下山完了です(因みに下りる途中で足滑って尾てい骨あたりを打ちましたw)。10:20のバスで韮崎駅まで戻りました。
駅に到着したら、その方は各駅停車、私は特急とになるので、そこでお別れになりました。色んな事や方々のおかげさまで、ホントに楽しい2日間になりました。
(^O^)
フォトギャラリー:25枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ツエルト | 健康保険証 | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
行動食 | 軽アイゼン | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | ライター |
クッカー |
みんなのコメント