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二王子岳(目の前に飯豊連峰❗️残雪と新緑が美しい)2021

二王子岳( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

駐車場(06:24)・・・妹背滝・・・キャンプ場(06:28)・・・一王子小屋/一王子神社
(07:33)・・・定高山(08:14)【休憩20分】・・・二王子小屋/二王子岳山頂(10:23)【休憩56分】・・・三王子神社(11:38)・・・定高山(12:44)【休憩20分】・・・一王子小屋(13:14)・・・登山口(14:01)・・・二王子神社・・・妹背滝・・・駐車場(14:05)

コース

総距離
約11.0km
累積標高差
上り約1,298m
下り約1,287m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■3年前の7月半ば、飯豊連峰の北に位置する朳差岳に挑戦した。この日は物凄い暑さになり、途中で足が攣って撤退した苦い記憶がある。下山する途中、新潟平野の手前に存在感のある山塊が見えた。これが二王子岳だった。朳差岳には翌年に再挑戦し、山頂を踏んだが、あの時に見た存在感のある山塊、二王子岳にはまだ登ってはいない。

■今年の連休は天候が安定せず、5月4日のみが登山に適しているとの予報である。
 連休の貴重な1日に登ることに決めた山は、あの二王子岳だ。この秀峰は、山頂からの展望、特に飯豊連峰の眺望が抜群によく、今の時期には残雪歩きと春の花、そして新緑も楽しめると聞く。山頂にある青春の鐘と蒲鉾型の避難小屋は、いろいろな方のレポにも必ず登場しているが、これを実際に見るのも楽しみである。

■朝の5時半に、二王子岳が見えるところまでやってきた。ところが二王子岳の山頂部は厚い雲に覆われていた。予報では次第に晴れてくるとのことだったので、そのまま二王子神社手前の駐車場まで車を走らせた。6時過ぎに到着したところ、駐車場の3分の1ほどが埋まり、その後も続々と車が入ってくる。帰りに見たところでは、50台程度の車が入ったようだ。

■二王子岳の登山道は変化に富み、杉林から入ってブナの森を登り、3合目の避難小屋からは残雪と夏道が混在するようになる。杉林の中にはスミレサイシンとミヤマカタバミ、3合目から先にはイワウチワとショウジョウバカマが咲いていた。

■谷筋の残雪を踏んで独標(定高山)に着き、そこから先は残雪が斜面を覆い尽くすようになった。アイゼンを装着して、急斜面を二度登ることになる。1度目を登ると、やや遠くに「油こぼし」という急斜面、そしてその左手に山頂部が見えてきた。雪は適度に緩く、アイゼンとストックで大丈夫である。なお、急斜面は右側を登るとよい。

■「油こぼし」をクリアーすると広い稜線に出た。
 ここからは爽快な稜線歩きが始まった。初めは傾斜のある道筋だが、丘を越えていくと山頂部はもうすぐである。この頃には晴れてきて、周囲の山並みがはっきりと見えるようになった。
 聞いていたように、山頂付近からの眺めはまさに絶景❗️間近に見える飯豊連峰は、白い雪を厚く抱いて荘厳な光を放っていた。真っ白な山頂部から裾野に下りていくと、山肌はゼブラ状に変化し、さらにその先は緑が萌え出ている。
 飯豊連峰の反対側には越後平野に日本海、360度の展望の先には越後三山も横たわっている。冷たい風が吹く山頂だったが、小1時間ほど居てこの景色を十分に味わった。

■下山時になると天気は完全に回復し、暖かい日差しの中を下っていく。残雪の向こうには、越後平野に日本海、五頭山、角田山も見えている。平野と山裾を緑が覆い、残雪と緑と青空のコントラストが美しく、何枚も写真を撮ってしまう。ブナの森の変化も美しく、沢の流れを聞きながら杉林を歩く登山口までの道も心地よい。そこに咲く花々も煌めいていた。
 数年越しの二王子岳は、期待に違わない魅力ある山だった。

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装備・携行品

登った山

二王子岳

二王子岳

1,420m

よく似たコース

二王子岳 新潟県

飯豊連峰と新潟平野の展望台

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
6時間10分
難易度
★★
コース定数
27
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