火打山（夏の花咲く高層湿原・天狗の庭）2021

日帰り

火打山（上信越）

2021.08.03（火）

パーティ： 1人 (ブナ太郎さん )

ブナ太郎さん

行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他：笹ヶ峰登山口駐車場には数十台駐車できます。その他、観光客用の駐車場（数百台駐車できそうです）（もあります。

この登山記録の行程

笹ヶ峰登山口（６：５７）・・・黒沢橋（７：４１）【休憩１０分】・・・富士見平（６：１０）・・・高谷池ヒュッテ（１０：０３）【休憩１５分】・・・天狗の庭（１０：５４）・・・火打山山頂（１２：０３）【休憩３５分】・・・天狗の庭（１３：３０）・・・高谷池ヒュッテ（１３：４９）【休憩１０分】・・・黒沢橋（１５：３３）・・・笹ヶ峰登山口（１６：１３）

コース

総距離: 約17.2km

累積標高差: 上り約1,467m; 下り約1,470m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■スタートは笹ヶ峰登山口。駐車場はすでに満車状態だったが、数百台駐車可能な観光客用の駐車場はガラガラである。登山口を入るとブナとミズナラの豊かな森が広がった。木道はよく整備されていて、しばらくは緩やかな傾斜の木道を歩いていく。ブナの森に夏の朝日が差し込み、気分は爽快である❗️

■沢を4つ渡り、5つ目の黒沢渓流の橋を渡ると、ここから本格的な登山道に入る。傾斜も急になった。１２曲りというつづら折りの急登を登り終えると稜線に出て、周囲はコメツガの森に変わった。右手には黒沢岳が見えるが、ここには登らず、山腹を巻くようにして進むと、左手が開けてきた。高谷池ヒュッテの向こうには火打山が見える。ただ、残念なことに山頂部はガスに巻かれ、期待していた北アルプス方面の展望はない。

■高谷池ヒュッテで休憩。しばらくすると火打山山頂部のガスが取れてきた。期待を膨ませていると、すぐにガスに隠れてしまう。まあ、一瞬でも見えればいいかと思い直し、山頂目指して出発した。湿原の木道を進むとクルマユリがあちこちに咲いていた。

■絶景地「天狗の庭」の手前には、美しい花が咲き乱れる花園がある。この日はハクサンコザクラの群生がとりわけ見事だった。他には、イワイチョウ、アオノツガザクラ、コイワカガミなどが咲いていて、しばらくの間、花を楽しむ。「天狗の庭」では、池塘に映る火打山が定番のショットになるが、この日はガスで思うような写真は撮れない。池塘の周辺に咲くワタスゲは見事である。

■「天狗の庭」の木道を進み、突き当たると登山道に変わる。ここから急な登りが始まる。つづら折りの道を、少しずつ高度上げながら進み、時々振り返ると「天狗の庭」が遠くなってきた。対岸には妙高山がどんと座っているが、残念なことに山頂部はガスに巻かれている。登山道には、湿地帯とはまた違った花が咲き乱れていた。アキノキリンソウ、マルダケブキ、ハクサンシャジン、アオノツガザクラなどに混じって、ミヤマキンポウゲが多くなってくると山頂は間近である。

■山頂からは３６０度の展望が楽しめるということだが、今日は生憎とガスの中だった。一瞬、天狗ノ庭が見えたが、すぐにガスに巻かれてしまった。山頂には十数人の登山者が思い思いに休んでいた。昼食後しばらくの間、ガスが晴れるのを待つ。それでもガスは飛馬ない。仕方なく下山することにした。

■天狗の庭に下り、木道を歩いて高谷池ヒュッテに戻りる。ここから登山道は緩やかなトラバースとなり、黒沢岳を横切って富士見平に着く。今日は富士山はもちろん、北アルプスも見えない。富士見平からは「１２曲り」というつづら折りの急坂に入り、下り切って黒沢渓流に着くと、ここから先は緩やかな木道歩きとなる。

■登山口には１６時過ぎに到着。長い距離を歩いたわりには、足は疲れていない。
　ここから、今日の宿泊地、池の平温泉に向かった。笹ヶ峰放牧場やシラカバの林、陸上部の合宿風景など、温泉までの道も楽しめる。ここは大学陸上部の合宿場所としても有名である。

■明日は妙高山に登る。