行程・コース
天候
1日目:快晴、微風。2日目:快晴、微風。3日目:晴れ午後高層雲、南西のち西の強風。4日目:晴れ、西の風。
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路:JR茅野駅から麦草峠行きアルピコバス
復路:中央道小淵沢インターバス停より高速バス
この登山記録の行程
【1日目】
麦草峠(10:51)・・・丸山(11:38)・・・高見石(11:54)[休憩 46分]・・・白駒荘(13:17)・・・白駒池南岸(13:40)・・・白駒池北岸(14:04)
【2日目】
白駒池北岸(05:55)・・・白駒池南岸(06:14)・・・にゅう(07:22)[休憩 11分]・・・にゅう分岐(08:20)・・・中山峠(08:31)[休憩 16分]・・・東天狗(09:44)[休憩 12分]・・・西天狗(10:07)・・・東天狗(10:29)・・・根石岳(10:55)・・・箕冠山(11:19)・・・夏沢峠(11:44)・・・オーレン小屋(12:04)
【3日目】
オーレン小屋(05:05)・・・夏沢峠(05:29)[休憩 5分]・・・硫黄岳(06:26)[休憩 5分]・・・大ダルミ(06:51)[休憩 8分]・・・横岳(07:44)[休憩 5分]・・・三叉峰(08:03)・・・赤岳天望荘(08:57)[休憩 11分]・・・赤岳(09:41)[休憩 36分]・・・キレット小屋(11:37)[休憩 10分]・・・権現岳(13:30)[休憩 7分]・・・青年小屋(14:47)
【4日目】
青年小屋(06:57)・・・編笠山(07:32)[休憩 23分]・・・押手川(08:45)・・・雲海(09:14)[休憩 4分]・・・観音平(09:54)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
初めての八ヶ岳は紅葉シーズンにした。白駒池の紅葉や苔の緑を堪能、八ヶ岳連峰の核心部も十分に味わうことができた。
コース概況
麦草峠〜高見石〜白駒池:苔むす森の中を行く。丸山展望なし。高見石は大きなゴーロを登っていく。上部での飲食禁止。ザックは小屋周辺に置いていったほうが良い。白駒池への下り、木道が湿っていて滑りやすい部分あり。白駒池、景色に気を取られて池に落ちそうになってる人がいた。足元注意。青苔荘、テント場広い。
白駒池〜にゅう〜天狗岳:白駒湿原、霜が降りている場合あり木道上スリップ注意。ほか危険箇所特になし。
天狗岳〜オーレン小屋:箕冠山展望なし。夏沢峠からオーレン小屋への下りは途中沢状の地形を歩く、悪天候時注意。オーレン小屋、テント場広い。
オーレン小屋〜横岳:夏沢峠の先、稜線崩壊地あり。迂回路を歩く。硫黄岳へはガレた登山道。開けているのでガス時は迷いやすい。ケルン、ロープを頼りに。硫黄岳山荘より先、核心部始まる。鎖とハシゴの連続。
横岳〜赤岳:鎖とハシゴ。赤岳山頂直下ザレザレの急斜面を登る。落石、滑落注意。
赤岳〜権現岳〜青年小屋:赤岳〜権現岳は信州山のグレーディングでは難易度 ”D”。赤岳山頂からの下りも急斜面。足元注意で慎重に。赤岳からキレットまで470m落とされて権現岳へ285m登り返す。権現岳山頂手前、長さ20mの垂直ハシゴ。固定が頼りない。昇降時はひとりずつ。権現岳山頂は分岐から3分ぐらい行ったところ。権現岳から先にも岩場クサリ場あり、気を抜かない。時間帯にもよるだろうが、赤岳から青年小屋まで誰とも会わなかった。青年小屋テント場広い。
青年小屋〜観音平〜小淵沢:編笠山へはゴーロつたいに登る。指導標識のペンキが風化して見え辛いので注意。押手川より先は笹藪多い。観音平からヒカリゴケ方面に行く。はじめは笹藪深い。リボンをたどる。防火帯まで出れば後はほぼ直線に下る。観音平から道の駅こぶちざわまで約1時間20分。スパティオ小淵沢12時から営業。
反省点など
山行3日目、稜線上は朝から西の風強く、最大10mほど。稜線の西側は日陰で風があり寒く、東側は日があたり風もなく暑いくらいで気温差が大きかった。
サーモスのフードコンテナを使って生肉を冷凍保存する知見を得たので試してみた。出発日の朝冷凍庫から出して36時間、すなわち2日目の夕食まで冷たい状態を維持できる。重くて嵩張るのが難点。
コロナ対応は各小屋でまちまちだった。事前にホームページなどでよく確認しておく。
テントのペグ2本、手拭い1枚紛失。
3日目夜、エアマット空気漏れ。帰宅後確認すると接地面側でなく上面側部にピンホール。思い当たる節がない。補修できたが今後取り扱いは丁寧に。
北から南に向けて歩くため、写真を撮ると基本逆光になる。帰宅後調整に苦労した。
欲張りなルート設定になってしまったが、変化にとんだコースで楽しかった。コロナの影響で閉まっている山小屋が多く、3日目の行程が10時間半と長丁場になってしまった。余裕もあまりなく、時間を気にしながら歩くだけになりがちだった。時期、ルートを変えて何度も登ってみたい。
気温
1日目:25℃
2日目:14〜25℃
3日目:5〜20℃
4日目:9〜23℃
携帯水量
2日目:2L内1L使用
3日目:3L内2.5L使用
4日目:1.5L内1L使用
フォトギャラリー:108枚
1日目。麦草峠からスタート。
苔の森をゆく。
ゴゼンタチバナの実。
丸山を通って高見石に向かう。
高見石小屋。揚げパンの列に並ぶも、途中で無念の売り切れ。
高見石から白駒池を望む。
白駒池に降りる。
紅葉が素晴らしい。
苔の森も素晴らしい。
BEER!
白駒池に星を映して。
2日目。青苔荘を出発。にゅうへ向かう。
途中に小湿原。
霜が降りている。
にゅう山頂。
中山峠。
天狗岳へ。
東天狗岳山頂。
まだ行手は遠い。
木曽御嶽山。
根石岳山荘(営業中)。
森の中はとてもいい匂いがする。
夏沢峠から見る硫黄岳。ヒュッテ夏沢は休業中。
オーレン小屋へ降りる。
オーレン小屋到着。
チキンカレーが美味しかった。
BEEF!
3日目。再び夏沢峠へ。
夏沢峠から硫黄岳へ。
崩壊地。迂回路あり。
モルゲンロートの槍穂高と大キレット。槍ヶ岳山荘が朝日を浴びてキラキラ光っていた。
ガレ場の登り。
天狗岳を振り返る。
ケルンに導かれて登る。
硫黄岳山頂。稜線上は西〜北西の風が強い。
今シーズン始めて見る霜柱。
硫黄岳山荘(営業中)。
横岳へ。核心部始まる。
厳しい岩場が続く。
ここの通過がちょっと大変だった。
横岳山頂。
ブナの黄葉が美しい。
いよいよ赤岳へ。
二十三夜峰。
地蔵の頭。
赤岳展望荘(営業中)。
ザレた壁のような急斜面を登る。落石、滑落注意。
赤岳山頂。
転がっている石に何か彫ってある。ムカデのようだ。石より作られ再び石に戻る。
諏訪湖。
キレットを越えて権現岳へ。
まったく気が抜けない。
権現岳が遠い。
ザレた急斜面を下る。
タカネニガナの咲き残り。
キレット小屋(休業中)。ここで一泊したかった。
赤岳を振り返る。
権現岳への登り返し。
旭岳、権現岳。
旭岳の標識は遭難者の墓標でもあった。
権現岳まであと一息。
何やら不穏なものが見える。
ミヤマダイコンソウの咲き残り。
権現岳の山肌に人の手で掘られたような石窟が2つあった。修験と関係あるのだろうか。詳細希望。
長い梯子を登る。固定の仕方が頼りない。
なんとか登り切る。このハシゴが一番怖かった。
権現岳山頂…と思ったらここは分岐点だった。ピークを踏み忘れる痛恨のミス。
山頂は分岐から南に数分行ったところ。また来る理由ができた。
青年小屋へ下る。
ギボシ、ノロシバ。
来た道を振り返る。よく歩いた。
ギボシの山頂。
まだ気を抜けない。
やっと青年小屋に到着。
テント場は広い。
水場は源治新道を5分ほど行ったところ。
定番のカレー。あわてて作ったらご飯がちょっと固かった。
4日目。下山開始。編笠山を経て観音平へ。
大きなゴーロを飛び移りながら登る。
編笠山山頂。小山のように思えるが、それでも標高2523m。
押手川。
観音平到着。ゴール。
さてここからアディショナルタイム。小淵沢まで歩く。
ヒカリゴケから先が笹藪で戸惑うが、よく見ると踏み跡がある。ピンクリボンを頼りに進む。
防火帯まで出れば安心。
道の駅こぶちざわまで1時間20分ほど。
昼食。ヒレカツ定食美味しかった。このあと温泉で汗を流す。
道の駅から中央道小淵沢ICバス停まで徒歩15分ほど。
さらば八ヶ岳。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
| ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
| ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー |
| ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
| ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
| 【その他】 ヘルメット、モバイルバッテリー、フードコンテナ、トレイルチェア、アルコールジェル、マスク、ゴミ袋 | |||||




