行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
電車
その他:
御嶽駅下車
この登山記録の行程
御嶽駅(08:30)・・・青渭神社方面分岐(9:15)・・・惣岳山(10:30)・・・御嶽駅(12:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今日も奥多摩方面へお山歩きに行ってきました。登ったお山は惣岳山です。
今日の狙いは登った後に下山を別ルートで川井駅へ出る算段で、神塚尾根を設定していました。守屋地図にだけ破線でのっているルートで、読図してここを下山一発成功したら最高に楽しいだろうなという考えで予定していました。
しかしその目論見も見事くじかれることに...詳細は後述します。
登下降ともさして時間はかからない為、8:30に御嶽駅到着・スタートとしました。駅裏の踏切を越えて準備をしていると、既に降りてきたランの方から「惣岳山はこっちですよー」と声をかけていただきました。
このルートはいつも軍畑から高水経由での下りでしか使ったことなかったです。今回初めて登りで歩きましたが、雰囲気的には陣馬山の陣馬高原下からのルートに似ていると思いました。
地味が過ぎますw
道中一人二人と既に周回してきたと思しき方の降りてくるのにすれ違ったくらいで、私の後ろから同じく上がってくる人は全くいませんでした。
ただでさえ植林帯ばかりで陰気で、しかも明け方からの曇天で、登る途中から霧の中に入り、登頂後の行程に向けて気持ちの盛り上がる要素は皆無でしたw登って身体があったまるうちに気分も上がってくるかなと期待してたんですがどんより沈んだ雰囲気の中で黙々と歩いていてテンションはずっとフラットなままでした
(^o^;
山頂には10:20に到着しました。素晴らしく虚無ですw
さて、休憩もそこそこに本番に移ります...守屋地図も取出し、まずは尾根筋を探しだすためにコンパスで大まかな方向を見定め、山頂広場のフチまで動きます。そこには谷斜面があったので、尾根はその隣だとまず認識。
そこから北の方へ歩を進めると、尾根ともつかないふくらみが見つかり、伸びている方角をコンパスで地図のそれと照合して合致したので、それが尾根の起点だと判明しました。
さてさっそく進んでいくと、マイナールートらしい、微妙な踏み跡が続いていてそれをたどって歩き出したんですが...本格的に下降をはじめるポイントまでくると、驚いておもわず声が出そうになりました
「え、ちょっと、まっ、これマジで?!ホントにここを行くの?!」
驚いた理由は...あらかじめ守屋地図で『急傾斜悪い』と『下降時不明瞭』とあるのを確認していて、傾斜は覚悟していたんですが、
不 明 瞭 と い う か そ も そ も 道 が な い
という光景でした。
よく登山道脇に、急傾斜のあちこちに丸太を横に寝かせて、作業用なのか小さな平場を作っているのがありますが、まさにアレでした。なので道ではなく、そういう小さなステップを探りながら下りていく具合で、一段下りるのも一苦労というあんばいでした。
今日はのっけから重い気分ではじまり、一般登山道を登ってくる間も気分は上がらなかったし、その状態でこの光景をみて驚いたとなれば、腰が引けるには理由は充分でした。
霧が立ち込めるなか、わずかに向こうには平地っぽい部分が見えていましたので、とりあえずそこまで下りてから考えようかとも思いましたが、いま立ち止まっているところもなかなか危険な傾斜で、ちょっと横を見ると、滑ったらどこまで落ちていくんだというカンジに切れ落ちた箇所もありました。
なのでメンタル的にもあまり余裕がなく、仮に無事にその平坦地まで行ったにしても、冷静さを取り戻していつも通りに読図を続けて行けるか、精神的な意味で自信がありませんでした(支尾根への迷い込み防止の意味でも)。
このほか、終盤にも同様の急斜面があると書かれていたので、なおさらいまの自分が行ってはいけない場所だと感じられ、その場でしばし逡巡したあと、安全を期して戻ることに決めました。
頂上に戻ってみると、私をじっと見ている年配男性が二人いました。私が傍までくると「いま神塚尾根から登ってきたんですか?」と、どんな場所かわかっているような問いかけでした。
「いや、降りようとしたんですけど道がなくて、ヤバそうだったんで戻ってきましたw」
と私が答えると
「道はないよーけど尾根筋外さなければ大丈夫だよ」
との返答で、聞けば奥多摩一帯のマイナー径をあるいているベテランさんとのことでした。
その方たちも、何年かぶりに神塚尾根を歩こうかと沢井から上がって来たらしく、「濡れてるから今日はやめておこう」と、再び沢井へ降りていかれました。
私も、敗北した以上ここにとどまる意味はないので、早速元の道で下山しました。
12:10に無事御嶽駅まで下りて、今日の行程が一応終了しました。
今回、守屋地図に書かれていた急傾斜対策として補助ロープと、チェストハーネス用のスリングとカラビナを持参したんですが、状況の想定としてはちょうど同じ奥多摩の天地山の南西面をイメージしていました。
が、それを上回る状況でアテが外れて狼狽してしまい、引き返すという結論に至りました。気持ちが雰囲気に吞まれてどうにもやりようがなかったです。
(^o^;
正直な話、めちゃくちゃ悔しいです(笑) こんなに悔しいのは、2月にイソツネ山初挑戦時、榛ノ木尾根から小中沢横断経路方面に入りこんで敗退した時以来です。
今回は撤退でしたが、一度状況を目にすることが出来たので、メンタル的な意味での免疫は出来てくるかなと期待していますwいつかまた、ちゃんと晴れて気持ちのいい時に再挑戦したいと思いました。
今日は登山記録100回目の節目でしたが生憎期待した結果にはなりませんでした。が、いまの自分のレベルがよくわかる日でもあったと思うので、これをいい機会として今後もレベルアップの為のお山選びをしていこうと思いました。
フォトギャラリー:7枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
| グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) |
| 健康保険証 | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | ||
| 【その他】
補助ロープ30m x1本 スリング2本 カラビナ2丁 |
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