行程・コース
天候
くもり時々晴れ。7合目以降はガス。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
十字峡登山センターに駐車。無料。駐車場周辺はdocomo圏外です。
この登山記録の行程
0600 十字峡登山センター出発
0740 日向山通過(5合目)
0945 中ノ岳・兎岳分岐(9合目)
1000 中ノ岳山頂
1200 日向山通過
1410 十字峡登山センター帰着
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
十字峡からのピストンです。
とにかく急登です。ずっと急登です。日向山を越えてのコルで少し下り・平坦基調になりますが、地形図の通りに基本的にずっと急斜面を登りっぱなしです。ふつうは急斜面はつづら折りになりますが、それも一切なく直登あるのみです。そんなわけで登りではスタミナ、下りではブレーキをかけ続けられるだけの筋持久力が必要不可欠です。私は登りは特に問題なかったのですが、下りの残り半分くらいからは脚に来てしまい、ストックを使って何とか帰着するくらいのありさまでした。。
出発は三国川(さぐりがわ)ダム湖最奥部にある十字峡登山センター。朝5時くらいに着きましたが辺りは真っ暗、車は10~15台くらい止められそうなところに半分くらい。明るくなるまで社内で仮眠し、6時ちょい過ぎに出発。
道路沿いの法面を覆うコンクリートに刻まれた階段からスタートします。いきなり鎖が出てきて驚きますが、特に難しくはないです。ただし最初から急登。20~30分くらいは息が上がりすぎないようにセーブしつつペーシングしていきます。
コースは比較的単調な感じの樹林帯が続きます。ところどころ瘦せ尾根気味な岩場や鎖・ロープがついた斜面が出てきますが、難易度はそれほど高くないので慎重に歩を刻めばOK。樹林帯はところどころ途切れるので展望はまぁあるほう。振り返れば三国川ダムや魚沼平野、目の前にはこれから登る尾根道がそびえたつ・・・。
5合目まで登ると中継点の日向山です。ここが5合目の扱いになっています。少し開けているので休憩には適していると思います。日向山を抜けると下り基調になり平坦な湿地帯を歩きます。足場がぬかるむ個所がありますが数少ない平坦な場所でオアシスのように感じられました。
登り返しが始まるとまたそれまでと同じような急登が再開します。この日は風はありましたが、稜線上も人の背丈ほどの木はあるのであまり風にあおられて困ることはありませんでした。ただし吹きさらしの痩せ尾根は何か所かあるので強風時は注意が必要だと思います。
7合目を過ぎたあたりで山頂部にかかっている雲の中に突入。展望はなくなり、停滞すると結構寒い中歩き続け9合目に達すると同時に兎岳との分岐点になります。ここで中ノ岳に至る主稜線にでます。風向きの関係で、この日は主稜線に出ると風は一気に弱まり、ほっとしつつ最後のなだらかな稜線を上り詰めます。なだらかとは言いつつ、岩場が続くので足場には注意。
山頂に着いたものの周囲は真っ白。周囲360°遮るものが何もないので晴れた日には最高の展望何でしょう・・・。近くの笹の影で風を遮り小休止。特に待っていても展望は開けることはないとあきらめて早々に下山開始。停滞しているとかなり冷えるので・・・。
急登を上ってきたということは帰りは急斜面で常に自分にブレーキをかけながら、ということです。体力温存のためストックを取り出して補助にと思ったのですが、久しぶりに夏山で使うストックが邪魔でしょうがない・・・ということで日向山でいったんしまうのですが、これが悪手でした。。
3号目あたりまで降りてきたところで脚の筋力がやられてしまい、ちょっとした段差を降りる所作まで辛い状態に。。ストックを再度取り出して小股を意識しつつ安全第一で亀みたいな速さでゆっくり下って無事に登山口にたどり着きました。登りより下りのほうが時間がかかっているのはこの満身創痍のためですw
道中はほとんど人に会うことがなく、登り下り合わせて4組(うち2組はソロでした)しかいなくてあまり人気のない山なのかな?と思いつつ、そもそもこんなきついルートじゃ少なくとも初心者向けではないですね・・・w鎖は何か所かありましたが、越後駒ヶ岳のように階段や木道が整備されているわけではなく、急登のわりに行程も長い・・・となればなおさらですね。
なんかきつい辛いの話しか書いていませんが、その分やっぱり越後三山の最高峰への登頂時と下山時の達成感はひときわ格別でした。隣の越後駒ヶ岳枝折峠ルートに比べ、同じような樹林帯の稜線歩きがメインですが中ノ岳のほうが展望は良いと思います。ダイナミックな八海山へ続くバリエーションルートのナイフリッジや雪に深く削られた山肌を眺め、山深いところに居つつも魚沼平野の人里の気配感じながら歩けるのはナカナカ新鮮でした。紅葉も中腹部くらいからきれいに色づいていて、モザイク模様の山肌はきれいなものでした。
ま、肝心の山頂からの展望はお預けをもらってしまったので、今度は展望の望める日にまた。
フォトギャラリー:9枚
登山口は道路沿いのコンクリート法面から
中腹部から紅葉していました。
日向山(5合目)
展望ゼロ・・・
山頂碑
いたるところにキノコが生えてました。湿気が多いからですかね?
展望はなかなか良いと思います。
三国川ダム湖も
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 |
トレッキングポール | GPS機器 |
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