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大無間山(小無間小屋一泊)

大無間山、中無間山、唐松谷ノ頭、小無間山( 南アルプス)

パーティ: 1人 (TOM さん )

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行程・コース

天候

一日目、二日目共午前中晴れ、午後曇

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 東京を4時に出発、首都高→新東名→東名→清水ICを降りて、コンビニにより、国道362号を経由し、井川田代の'てしゃまんく里'に8時前に到着。トイレ休憩後、約10分で諏訪神社の駐車場へ。諏訪神社の壁側駐車場に10台以上駐車可。その奥にも駐車スペースあり。

この登山記録の行程

【1日目】
田代中(08:44)・・・雷段(09:43)[休憩 8分]・・・小無間小屋(12:33)

【2日目】
小無間小屋(04:40)・・・小無間山(06:50)[休憩 10分]・・・中無間山(07:39)[休憩 5分]・・・大無間山(08:52)[休憩 23分]・・・中無間山(10:12)[休憩 10分]・・・小無間山(11:01)[休憩 12分]・・・小無間小屋(13:04)[休憩 25分]・・・雷段(15:08)[休憩 8分]・・・田代中(15:49)

コース

総距離
約16.9km
累積標高差
上り約2,375m
下り約2,375m
コースタイム
標準12時間45
自己13時間17
倍率1.04

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 時期的な影響かもしれませんが、私の最近の山登りの中で最も踏み跡が薄い登山道でした。今回の登山の1週間前の週末が雨で、ネットでの投稿記録がなく、大無間山に登る人が少なかった様です。ちょうど落葉の季節で、登山の前日も雨で、踏み跡が落ち葉で覆い隠された様です。踏み跡が薄くマーキングが少ない影響で、2回道迷いしました(写真に記載あり)。1回目は、登り始めて直ぐの鉄塔を過ぎてからの杉林の中で、マーキングを見失いました。朝の光の加減かもしれませんが、マーキングが分らず、踏み跡らしい場所を進みました。杉林の上部の右側に行く踏み跡らしいものを辿り、正規ルートに戻る事が出来ました。2回目は、大無間山の稜線の樹林の中で、遭難碑を過ぎ、北側尾根状の部分を進むべき所を、南側の樹林の中を通ってしまいました。ただし、2回目は道間違いした事に気がつきませんでした。大無間山山頂に着いて、南アルプスの展望台が2ヵ所あるはずなのに、1ヵ所しか無かった事から、後から道を間違えた事に気がつきました。ネットでは、雷段付近や中無間山山頂付近での道迷いの書き込みがありますが、その分ピンクテープ等のマーキングが多数あり、注意すれば問題ないと思います。
 ネットを見ると日帰りする方が多数おられますが、自分は登山スピーを上げられない為、小屋泊まりを選択しました。小屋泊まりだと、シュラフと食料を担ぐ必要があるものの、ガスが出る前の午前中に大無間山山頂に着ける為、南アルプスの大観を拝みたい方に、小屋泊まりはお薦めです。今回、日没前に登山口へ戻りたかったので、日の出前に小屋を出発しました。丁度日の出頃に崩壊地に到着する様に小屋を出発し、予定通り日の出時刻に難所の崩壊地に到着しました。小屋を出て直ぐに鋸歯ですが、前日に下見した事や、別途持参した強力LEDライトのお陰で、問題なく夜行する事が出来ました。
 崩壊地はロープがフィックスしてあり、注意すれば、全く問題無いと思います。ただし、ネットにもありますが、雨天時の崩壊地の通過は出来るだけ避けた方が無難だと思います。
 今回大無間山と小無間山の間で3人の方と会いました。その内二人は赤石温泉側の明神橋から登られており、日帰りする方の半数以上は、赤石温泉側の明神橋から登られる様です。山で会った方に聞くと、明神橋からの登り始めが分かり難いものの、ある程度登るとマーキングが多数あり、歩行に問題ない様です。明神橋からの登りの詳細についてはネットを調べて下さい。
 小無間小屋、小無間山山頂、大無間山山頂でauの電波は入りませんでした。かなり寒くなってきており、ヒルはいませんでした。ただ、寒くなってきているものの、明け方小屋の脇にあるバケツの水は凍っていませんでした。
(所感)
 今年登った笊ヶ岳、池口岳、農鳥岳から見えた大無間山にどうしても登りたくなり、今回大無間山の登山を決行しました。
 丁度、鹿の繁殖時期(9月末~11月末)で、日没前後、山小屋周辺に鹿の物悲しい鳴き声が響き渡り、山小屋は自分一人だったので、少々ビビリながら、なかなか寝付けませんでした。
 大無間山の稜線の北側が開けた展望台から見た南アルプスの3000m級の山には今回雪があり、南アルプスの大観に接する事が出来ました。また、今年登った笊ヶ岳、池口岳、農鳥岳、広河内岳、白河内岳、笹山(黒河内岳)も拝む事が出来て大満足でした。
https://www.yamakei-online.com/cl_record/image_display.php?id=1740609
https://www.yamakei-online.com/cl_record/image_display.php?id=1755610
https://www.yamakei-online.com/cl_record/image_display.php?id=1851298

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フォトギャラリー:115枚

てしゃまんくの里の駐車場から、上の鋸歯を見た所。下の建物は、トイレ。紙付で、とても綺麗なトイレ。

てしゃまんくの里の看板。

田代の集落に入って直ぐ左に曲がる諏訪神社(登山口)への入口。

諏訪神社。

諏訪神社の壁沿いの駐車場。10台以上は、停められそう。

駐車場にあった てしゃまんくの里からの案内とお知らせ。

田代の集落からの登山道入り口。

登山道入り口にある注意書き。

登山届記入場所。置いてある登山届の地図には南アルプス南部のルートが記載されているものの、大無間山へのルートの記載無し。
静岡県に電子申請で登山届を提出済みであるものの、念のためにここでも提出。

うっそうとした杉林の中の登山道。

鉄塔の脇を通る。鉄塔の左右両方通行可能。鉄塔の左側の方が登山道が草に覆われているものの、そちらの方が正しいルートで、この写真の鉄塔の右側のルートも通行可能であるものの、その後、道迷いし易い。

登山道が杉の落ち葉で覆われたうっそうとした杉林の中の登山道。赤テープのマーキングを見逃し、道に迷う。

落ち葉の中の踏み跡らしきものが、杉林の上部右方向にあり、そちらへ進む。

贈 田中さんの道案内。この案内により、正規ルートに戻れた事を確認。道案内を設置した田中さんに感謝します。

落ち葉で覆われた登山道。

雷段を示すマーキング。
ネットによると、下山時暗くなり、この案内を見逃し、道迷いした記事あり。

雷段を右に直角に曲がり、直ぐの急な登り。

雷段から10分位の所にある廃屋。

廃屋から5分程の所にある二又。静岡県山岳遭難防止対策協議会の案内のある右側の急登を進む。

サルノコシカケの様な小さいキノコが多数。

変わった模様の虫。

赤テープもしくは、ピンクテープを目印に、落ち葉で覆われた登山道を進む。

標高1402mの小ピーク付近。

登山道脇にあった廃タイヤ。

杉林の中で途中休憩。
20年以上前のザックで、ザック自体で3kg位あり、今回5.5Lの水分もあり、総重量18kg位。

登山道の両脇にイワカガミの葉がいっぱい。

道迷いしそうな場所にトラロープ有り。ただし、かなり古そうなロープ。

大きな岩のある急な登山道。

手前が標高1796.3mの三角点。奥に小無間小屋が見える。

小無間小屋の中の様子。
右側に囲炉裏があり、左側にビニールシートが敷いてある。4,5名は寝られそう。シュラフとマットが1つづつ干してあり、非常時に使えそう。

小無間小屋の外の様子。

翌日早朝の夜行の下見で、先に行ってみる。小屋から下って1つ目の鞍部。

岩場の急な登り。

木に書かれたP3。

急な下り。

ロープのある下り。

二つ目の鞍部。

岩場の急な登り。

ピークにあった看板。おそらくP2?

小無間小屋に戻ってきたところ。

小屋そばの三角点から日没(17:00)直前の風景。おそらく、左手前の木の間から見えるピーク:沢口山、右中央寄り奥のピーク:朝日岳、右手前のピーク:風入らず。

日の出前に小屋出発。
日の出(6:00)頃、崩壊地に着く様に出発。前日の下見と、強力LEDライトで、歩行に問題なし。

木に書かれたP1通過。

右のピークは小無間山。予定通り日の出前に崩壊地手前に到着。
夜中から月が出てきて、まだ月が出ている。

奥のピークは小無間山。手前P1側の崩壊地と、奥の小無間山側の崩壊地。

有名なリッジ。
幅30cm位あり、ロープもあり、慎重に進めば問題なし。ただし、雨天時は要注意。

最大の核心部。崩壊地脇の登山道。

フィックスしたロープが4本あり。そのうち1本のトラロープは、相当古く、切れかかっている。

崩壊地脇登山道を振りかって、P1を見た所。

崩壊地脇登山道から富士山を見た所。

崩壊地脇登山道上部から振りかえって、崩壊地脇登山道を見た所。

崩壊地脇登山道から安倍西山稜を見た所。
左端:笊ヶ岳と布引山、中央の最も高いピーク:山伏、右端:富士山。

崩壊地脇登山道から笊ヶ岳方面拡大。
左:青薙山、中央:笊ヶ岳、右:布引山。
稲又山は青薙山に隠れ、小笊ヶ岳は布引山に隠れているものと思われます。

崩壊地の谷底を見た所。

崩壊地脇登山道から続く、急な登山道。

浸食でえぐれた急な登山道。
大地震等で、このえぐれた登山道から崩落が始まりそう。

落ち葉で覆われた小無間山山頂。

小無間山三角点と案内。

小無間山山頂から2~3m大無間山方向にある赤石温泉への下降ポイント。

有名なポップな大無間山への案内。

唐松薙に出る直前。

唐松薙から見た大無間山。

尾根状の登山道。

中無間山直前。
ここで北尾根(右)への道迷いがあり、注意を促す為のピンクテープが多数あり。先の案内のあるロープの所を左に曲がり、進む。

贈 田中さんの道案内に中無間山山頂を示す書き込みあり。道案内を設置した田中さんに感謝です。

落ち葉で覆われた踏み跡の薄い登山道。

三角点?

樹林の間から見えたピーク(恐らく小無間小屋のあるピーク(P4))と、富士山。

北側が開けた一つ目の場所。風で冷える為か?霜で白くなっていました。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色。中央右よりの双耳峰が池口岳、右よりの最も高いピークが光岳、右端がイザルヶ岳。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色。前の写真の右側。手前のピークは大根沢山。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色。前の写真の右側。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左端:中ノ尾根山、中央やや左の双耳峰:鶏冠山、中央やや右の双耳峰:池口岳、右の双耳峰:信濃俣。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
中央やや右奥の最も高いピーク:光岳、右奥:イザルヶ岳、手前:大根沢山。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
今年登った池口岳拡大。左:池口岳南峰、右:池口岳北峰。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左奥:兎岳、左手前:茶臼岳、中央やや左奥:聖岳、中央手前:上河内岳、中央やや右奥:赤石岳、その右:荒川岳、その右:悪沢岳。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。前の写真を更に拡大。
左奥:聖岳、中央手前:上河内岳、右奥:赤石岳。

北側が開けた一つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左奥:農鳥岳、右奥:広河内岳。

遭難碑。

遭難碑の先で道を間違える。
本来は、尾根状の北側が開けた二つ目の南アルプス展望台を通るものの、少し南側の樹林の中を通ってしまい、二つ目のアルプス展望台を通り過ぎてしまいました。

贈 田中さんの道案内。この案内により、正規ルートである事が確認出来ます。道案内を設置した田中さんに感謝します。

大無間山山頂手前にある三方嶺への分岐。

大無間山山頂案内。

大無間山山頂にある三角点。

先ほどの三角点の近くにある古い三角点を拡大。

大無間山山頂の様子。広くなだらかでああるものの、樹林に覆われ、景色は見えない。

三方嶺への分岐を通り、下山。

登りで通り過ぎた北側が開けた二つ目の南アルプス展望台からの眺め。
左から一つ目のピーク:丸盆岳?、三つ目のピーク:不動岳?。

登りで通り過ぎた北側が開けた二つ目の南アルプス展望台からの眺め。前の写真の右側。

登りで通り過ぎた北側が開けた二つ目の南アルプス展望台からの眺め。前の写真の右側。

登りで通り過ぎた北側が開けた二つ目の南アルプス展望台からの眺め。前の写真の右側。

北側が開けた二つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左端:鶏冠山南峰、左中央より:鶏冠山北峰、右中央より:池口岳南峰、右端:池口岳北峰。

北側が開けた二つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左:光岳、右:イザルヶ岳。

北側が開けた二つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
南アルプスの間から中央アルプスが見える。

北側が開けた二つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左奥:聖岳、中央手前:上河内岳、右奥:赤石岳。

北側が開けた二つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左奥:笊ヶ岳、中央奥:小笊ヶ岳、右:布引山、手前:青薙山。

北側が開けた二つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左奥:農鳥岳、左中央より奥:広河内岳、右中央より奥:白河内岳。右奥:笹山(黒河内岳)。

北側が開けた二つ目の場所から見た南アルプス景色拡大。
左奥:兎岳、左手前:茶臼岳、中央やや左奥:聖岳、中央手前:上河内岳、中央やや右奥:赤石岳、その右:荒川岳、手前:大根沢山。

窪地の道迷いし易い場所。至る所にピンクテープあり。

苔に覆われた登山道。

中無間山山頂。

唐松薙から見た大無間山。

小無間山山頂。

崩壊地から見た安倍西山稜北部。

崩壊地から見た安倍西山稜南部。前の写真の右側。
ガスが出て中央の富士山が隠れる。

崩壊地の脇を通る登山道(下)とP1(上)。

小無間小屋で休憩。デポした荷物を回収。

雷段。ここを左に直角に曲がる。真っ直ぐ行かない様に、×印の様に枝が置かれていました。(ネットによると、暗くなってからここを真っ直ぐに進んでしまい、道迷いした例がある様です)

登山届記入場所。

諏訪神社の鳥居。

田代の集落に出る交差点。

井川オートキャンプ場の管理棟。前の写真の交差点から直ぐの場所。
入場料大人\300。入場料で入浴が出来ます。18時までで、11月以降の冬場は、週末のみ営業。詳しくはネットで調べて下さい。

井川オートキャンプ場の田代温泉浴場入口。

浴場には、4つの個室の風呂あり。

浴室の様子。浴室の手前が個室の脱衣所。温泉は、かけ流しではないものの、追い炊きが出来、とても快適な温泉でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 トレッキングポール ライター
クッカー
【その他】 モバイルバッテリー、水2L×2+ポカリ1.5L、強力LEDライト

登った山

大無間山

大無間山

2,330m

小無間山

小無間山

2,150m

よく似たコース

大無間山 静岡県

深い針葉樹林帯を歩いて得られる光岳の展望

最適日数
1泊2日
コースタイプ
往復
歩行時間
12時間55分
難易度
★★★
コース定数
54
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