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新しい畦ヶ丸避難小屋に初訪問(西丹沢自然教室~畦ヶ丸避難小屋泊~大滝橋)

畦ヶ丸( 関東)

パーティ: 1人 (みや さん )

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行程・コース

天候

初日:晴れ時々曇り、2日目:晴れ

利用した登山口

西丹沢自然教室   大滝橋  

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路:新松田駅~西丹沢ビジターセンター下車
復路:大滝橋~新松田駅下車

この登山記録の行程

【1日目】
西丹沢自然教室(09:25)・・・権現山分岐(11:00)[休憩 5分]・・・善六のタワ(13:20)[休憩 10分]・・・畦ヶ丸(14:55)

【2日目】
畦ヶ丸(05:55)・・・大滝峠上(06:45)[休憩 20分]・・・一軒家避難小屋(08:00)[休憩 15分]・・・大滝橋(09:29)

コース

総距離
約9.1km
累積標高差
上り約979m
下り約1,082m
コースタイム
標準5時間35
自己8時間14
倍率1.47

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 最後に訪れたのは2018年の年明け。あれから4年の間に畦ヶ丸の避難小屋の建て替えが行われ、趣のあったストーブ付きの避難小屋は消えてしまった。代わりに新しく建った避難小屋は、写真で見る限り窓が大きく明るい感じの建物に変わっていた。この冬場は寒そうな避難小屋に泊まることを目的に、4年ぶりに畦ヶ丸へ向かうことにした。

 年明け2回目の週末の西丹沢行きのバスは、乗客全員が座れるくらいに空いていた。定刻に到着し、立ち寄った西丹沢ビジターセンターでは以前はなかった「畦ヶ丸」や「檜洞丸」に「大室山」のバッジを販売しており、即購入した。田の登山者との間隔を開けたいので、トイレを済ませたりビジターセンターの展示物を眺めたりして時間調整をし、出発した。

 一昨年の台風などで荒れていると思っていた沢沿いの道は橋も架けられ整備されていた。汗をかかないペースを維持したのと、途中の道標の位置などをジオグラフィカに登録しながら進んだため、権現山分岐まで、コースタイムの倍近く掛かっている。このルートのコースタイムは概ね空荷に近い状態でスタスタ行く様なペースを想定している様な感じがする。また、この日は行きがけの玄倉の駐車場やビジターセンター手前の路肩などにオレンジ色のベストを着た猟友会の人達が多くいて、畦ヶ丸山頂に至るまでの間、塩地窪ノ頭の方から猟犬の鳴き声がずっと聞こえていた。

 畦ヶ丸山頂に到着するまでに出会ったのは10人くらいで、以前同様、静かな山歩きのまま、畦ヶ丸避難小屋に到着した。15時過ぎで日が出ていたこともあって小屋の中は暖かかった。広々とした窓も二重サッシが使われていて断熱性も高そうだったし、トイレも綺麗だった。

 小屋に荷物をデポして大滝峠下の方へ少し下ると富士山のビューポイントがある。ここで陽が落ちるまで富士山の写真を撮ったりして過ごし、陽が落ちた小屋の中に入ると一気に冷えていて、室温は4℃だったが、外気温が既に-2℃ということを考えれば、暖かいのかもしれない。

 暗い小屋の中、ヘッデンを着けてお湯を沸かし、お湯が沸くまでの間にシュラフを広げて寝る準備をした。寒過ぎて足をシュラフに入れたまま食事等をすることを考え持ってきたサーマレストのトレッカーズチェアキットだったが、火を使っていると室温も6℃くらいまで上がってそれほど寒くなかった。夕食は炒めニンニク醤油鍋つゆで煮た水餃子と残りのスープにレトルトの焼鳥とうどんを入れたものを食べたが、薬味のネギを忘れたのが残念だった。食後はウィスキーのお湯割を飲んでから20時前に就寝した。

 翌朝、自然に目が覚めたのは4時5分。4時にかけたトレイのアラームは全然聞こえず、早寝していなかったら前回の畦ヶ丸の時の様に寝坊するところだった。起床時の室温は3℃、外気温は-4℃】だったが、シュラフはモンベルの#0でダウンも着て寝たので汗ばむくらいに暖かく寝られた。

 起床後はお湯を沸かし、沸騰後、アルファ化米にお湯を注いでから引き続き水筒に詰める分のお湯を沸かす。湯沸かしの間にパッキングを進めておく。できあがったアルファ化米にお茶漬けの素とお湯を注いでお茶漬けに。食後、残りのパッキングを済ませるとまだ5時15分。出発予定は6時だったが少し早めに出発した。日の出は6時44分だったので、まだ真っ暗だった。

 大滝橋方面に進んだ先に崩落箇所があるとの情報があったが、避難小屋日誌にはそうした記載が見られなかったが、100m程進んだ先に崩落箇所はあった。迂回路が着けられているが、暗闇の中ヘッデンの灯に浮かぶぽっかり空いた崩落地はけっこうなインパクトがあった。

 その後、森の中を進んでいる内に夜が明け始め、右手の富士山が碧く浮かび上がる。右手の檜岳や雨山の稜線が赤くなり始め、大滝峠下に到着した頃には完全に朝になった。前回、気付かずに下ってしまった大滝峠方面にはロープが張られており、迷い込む人が多いのだろうと窺わせられた。本来の枯れ葉に埋もれて一度反対方向に進む本来の分岐に向けてこれでもかとロープが張られ、案内のプレートが着けられている。

 後は冬枯れの森をひたすら下り、大滝沢に合流するが、途中一面のベルグラの着いた岩の上を歩かなければならない場所があったので、その上の土の崖をへつる必要があった。一軒家避難小屋に着いてしばしの休憩。小屋入口の扉がレールに土が詰まって締まりきらない状態だった。小屋の前から大滝橋へ向かう先の橋は流されているので、石の上に乗って渡渉した。

 後は一部の崩落箇所などは気を抜かずに低調に渡り、大滝橋にはバス到着の30分前に到着した。前回は寝坊してスタートが遅くなったためバスに乗れず、午後のバスまで6時間程あったので、谷峨駅まで歩いて帰った苦い思い出があるのでやたらと嬉しかった。定刻より少し遅れてやって来たバスの乗客は新松田まで自分一人。コロナ禍で登山者も少ないのかもしれないが、この路線が潰れないか心配だ。4年ぶりの畦ヶ丸だったが、相変わらず冬枯れの森が美しいいい山だった。だが、前回はあれほど多かった鹿には1頭も出会わず、鹿の捕獲が功を奏しているのを感じた。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー
【その他】 装備重量:約14.6kg
食料:1日昼食@おにぎり×3、夕食@冷凍うどん+水餃子+刻みネギ(忘れた)+炒めニンニク醤油つゆ、レトルト焼鳥
   2日朝食@アルファ化米(お茶漬け)、昼食@新松田駅側、麺屋三男坊
非常食:えいようかん×3、切り餅×3
水:2L(紅茶0.75L)
その他:

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登った山

畦ヶ丸山

畦ヶ丸山

1,292m

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