先週に引き続き、『関東ふれあいの道』の一部を歩き、小仏城山、高尾山へとミニ縦走しました。
「峰の薬師入口バス停」からハイキングスタート！　新緑が深みを増しつつある高尾山系・南山稜の森の中を緩やかなアップダウンを繰り返しながら大垂水峠へと歩を進めました。途中の「見晴台」からは眼下に津久井湖を、遠くに丹沢山系の山々を望むことができました。この付近の休憩ポイントには手製のリュック掛けが備えられていて、登山道を整備してくださる方々の温かい気遣いが感じられます。登山道脇には、コゴメウツギを始め、キンランやフタリシズカ、ガクウツギ等が見られました。
　大垂水峠から小仏城山方面への登り始めはかなりの急登で先が思いやられましたが、その後は所々木の根がむき出しになっていて引っかかったり滑ったりしやすい箇所があるものの、よく整備された歩きやすい登山道でした。また、森の中にはエビネの群生が、登山道脇の草木の中には鮮やかなキンランの花が咲き、登山者達の目を楽しませてくれていました。
　小仏城山山頂では、穏やかな青空の下、多くの人々が午後のひとときを過ごしていましたが、私たちははトイレ休憩の後、高尾山を目指しました。高尾山への登山道際には、シャガやキンラン、エビネ、アヤメ等が咲き、深みを増した木々の緑に初夏への移り変わりが近い事を感じます。高尾山への登り返しは、様々な花達に励まされながら、一段一段、丸太で土留めされた長い階段を上りました。何度も上っている階段のはずなのに……ロングコースを歩いてきた終盤の登りは思いのほか堪えます。
　高尾山の山頂手前で山頂を巻き、５号路を左手に進んで１号路に入り、高尾山口駅へと下山しました。途中、売店で買い求めたブドウ酢のアイスクリームの甘酸っぱさが体に染み入るように美味しく＾＾生き返る思いでした。
　ロングコースでしたが、無事完歩できた達成感のある 充実の一日でした。