梅雨の晴れ間の入笠山　花と展望を満喫

日帰り

入笠山（南アルプス）

2022.06.13（月）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他：富士見パノラマリゾートのゴンドラ利用。往復１８００円。駐車場は無料

この登山記録の行程

富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅(08:45) ・・・八ヶ岳展望台(08:55)・・・入笠湿原(09:25) [散策]・・・御所平峠登山口(09:55) ・・・岩場コース迂回コース分岐(10:10)・・・入笠山(10:20) [休憩 40分]・・・仏平峠(11:10)・・・大阿原湿原展望台(11:25)・・・大阿原湿原テイ沢分岐(11:40) ・・・大阿原湿原展望台(11:50) [休憩 05分]・・・八ヶ岳展望デッキ(12:25) ・・・入笠山登山口花畑(12:35) [散策]・・・入笠湿原(13:00) [休憩 05分・散策]・・・山頂駅(13:35)

コース

総距離: 約9.3km

累積標高差: 上り約531m; 下り約527m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　スズランの大群落で知られる入笠山は花の山、山頂からは３６０度の大展望が楽しめることでも人気を集めている。梅雨の晴れ間の一日、晴天に恵まれスズランをはじめたくさんの花々と大展望を楽しんだ一日だった。
　富士見パノラマリゾートのゴンドラを降りると、ドイツスズランの群落の上にそびえる八ヶ岳連峰の山並みが迎えてくれた。まずスズラン野草公園の中を八ヶ岳展望台に足を延ばし展望を楽しんだ。展望台から林の中を入笠湿原に向かう途中に珍しいランが咲いているとの案内があり林の中へ。木陰にかわいいイチヨウランが咲いていた。
　シカ除けの柵を越えると入笠湿原である。木道が整備され、足元には可憐な日本スズランをはじめ黄色や白の小さな花がいっぱい。スズランの大群落はゴンドラ駅から来る斜面の両側なのでとっておき、しばし湿原を散策した。
　山彦荘の前を通りたくさんのハイカーと一緒にマナスル山荘方面に向かう。なぜかワンちゃん連れの人が多い。山荘手前の斜面が登山道入り口の花畑である。この中を通っても入笠山に行けるのだが、昔からのマナスル山荘前の登山口から入笠山に向かった。このコースは山頂の手前で岩場コースと迂回コースに分かれるが、岩場コースでも難しくはない。小学生を連れた家族連れも岩場コースを登っていた。
　入笠山山頂は３６０度さえぎるもののない展望台。たくさんの登山者と一緒にしばし大パノラマを楽しんだ。鳳凰三山の左に残雪の富士、甲斐駒ヶ岳など南アルプスの山が間近に迫ってくる。何度か訪れているがこんなに良く見えたのは初めてである。ここからは日本百名山のうち、３０座以上の山々が望めるとのこと。いちいち名前を挙げていたらきりがない。山座同定盤があるのでゆっくり楽しむといいだろう。休んでいる間に小学生の団体が登ってきて山頂は急ににぎやかになった。
　下山は仏平峠を通って大阿原湿原に向かった。首切清水からは地図では車道を通るようになっているが直接大阿原湿原展望台に出る新しいルートがつけられている。こちらに足を延ばす人は少ないようで、木道両脇のコケも美しい湿原散歩を楽しんだ。
　帰路は仏平峠からヤマタイム地図には掲載されていない山間の新ルートを通った。途中に八ヶ岳展望デッキが設けられ、花畑の最上部に出る。花畑の中をゆっくり下り、入笠湿原ではスズランの大群落を楽しみ、ゴンドラ山頂駅に戻った。
　ゴンドラ往復利用者には入笠山に咲く花の小冊子（富士見町発行）が無料で配られていた。ガイドブックを手に花を訪ねると楽しさがいっそう増すだろう。