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南アルプス1泊2日(仙丈ヶ岳〜(仙塩尾根・両俣小屋)〜間ノ岳〜北岳)

北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (Ryo さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 行き:南アルプス林道バス(仙流荘→北沢峠)
帰り:山梨交通(広河原14:00→甲府15:55)

この登山記録の行程

【1日目】
北沢峠(05:54)・・・巻き道分岐・・・五合目(大滝ノ頭)(06:58)・・・小仙丈ヶ岳(07:38)[休憩 5分]・・・仙丈ヶ岳(08:32)[休憩 10分]・・・伊那荒倉岳(10:38)・・・野呂川越(11:51)・・・両俣小屋(12:12)

【2日目】
両俣小屋(04:09)・・・野呂川越・・・三峰岳(06:41)・・・間ノ岳(07:18)[休憩 10分]・・・中白峰(08:05)・・・北岳山荘(08:20)[休憩 15分]・・・北岳(09:30)[休憩 20分]・・・北岳肩ノ小屋(10:05)[休憩 25分]・・・小太郎尾根分岐(10:47)・・・白根御池小屋(11:47)・・・広河原(13:06)

コース

総距離
約26.4km
累積標高差
上り約3,148m
下り約3,671m
コースタイム
標準20時間45
自己13時間50
倍率0.67

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

南アルプスを1泊2日で横断してきました!
北沢峠〜仙丈ヶ岳〜(仙塩尾根・両俣小屋)〜間ノ岳〜北岳〜広河原
(仙丈ケ岳:百名山38座目、間ノ岳:百名山39座目、北岳:百名山40座目)

○前日
始発の南アルプス林道バスに乗るためにも仙流荘に前泊したかったが、1か月前から既に満室。
どうしようかと悩んでいたら、仙流荘Facebookに「旧マレットゴルフ場(屋内)をテント場として開放」という情報があったので、そちらを利用。
需要がないのか知られていないのかわからないが、ほかの利用者はいなかったので貸切。

○1日目
初日は仙丈ケ岳登頂後に仙塩尾根経由で両俣小屋までの行程。CTは9時間。
天気予報は快晴で雷雨予報も出ていなかったが、遅くとも14:00には到着したいので、7時発14時着(CT78%)を目標に。

仙流荘→北沢峠のバスは激混みで有名で、かつ、第1便を逃すと第1便のバスが北沢峠を往復するのを待たないといけない(1時間30分くらい)らしく、
行程的に第1便を逃すと厳しかったので、朝4:00から並び列を確保。(無事第1便に乗車)
なお、時刻表では5:30発ではあるが、実際には5時頃から順次出発しており、北沢峠には6時前には到着。

仙丈ケ岳は、当初は最短ルート(大平山荘、馬の背ヒュッテ、仙丈小屋を経由するルート)で登頂しようと思っていたが、バスに乗車していた人はほぼ全員小仙丈ケ岳経由のルートを選んでいたので、釣られてそちらのルートに。
結果的にこれが正解。5合目までは涼しいきれいな森の中を歩き、5合目くらいからは背後に現れる甲斐駒ヶ岳や対岸の北岳・富士山を見ることができ、また、森林限界を超えてからは常時仙丈ケ岳の姿を拝みながら登ることができた。

山頂には北沢峠から2時間30分ほどで到着。山頂はそんなに広くもなく、人も次々来るので、10分程度休憩をし、そのまま大仙丈ケ岳へ。
予想通り、こちらのルートに来るような人はいない模様。
ちなみに仙丈ケ岳~大仙丈ケ岳の稜線はかなり良い感じなので、仙丈ケ岳目的で登山した人にもぜひもう一足延ばしてほしい。

大仙丈ケ岳からはいよいよ仙塩尾根へ。(クマが出るとの噂もあったので、熊鈴も用意。)
振り返ってみれば、正直、特筆すべき印象はなく、普通の稜線辿りであった印象。特に危険箇所は無く、登山道も明瞭。(オレンジ色のテープが目印で巻かれている)
伊那荒倉岳、独標、横川岳、野呂川越を淡々と通過し、12:00過ぎには両俣小屋に到着。早く着きすぎてしまった…
なお、仙丈方面から来る人は横川岳がおそらく最後の電波スポットである。

小屋付近は電波は一切入らないので、テント設営した後は小屋付近を散歩したり小屋にあった書籍を読んだり猫と遊んだりして過ごし、17:30から夕食をいただき、その後はすぐに就寝。

○2日目
2日目は仙塩尾根を三峰岳(みぶだけ)まで登り、間ノ岳~北岳と縦走し、そのまま広河原に下る行程。CTは11時間55分。
空が明るくなり始める4時頃に出発。
14:00発のバスに乗れる(CT85%)のがベストであるが、最悪でも16:40発の終バスには乗らないといけない。(CT105%)

両俣小屋(標高2,000m)から三峰岳(標高2,999m)まではひたすら登りで眺望もほぼなく、この区間が体力的にも精神的にも今回の縦走で1番きつかった。
ただ、CT自体は相変わらず甘めのようで、大分のんびり登ったつもりではあるが、CT4時間のところを3時間で三峰岳へ。

三峰岳から間ノ岳へ登頂すると、目の前に富士山、北方向に北岳、南方向に農鳥岳が現れ感動。
のんびりしたい気持ちもあったが、天気予報が曇りときどき晴れだったので、晴れてるうちに北岳の山頂を目指すことに。

間ノ岳→北岳は地図上の印象よりは登り、下りがきつい印象。
ただ景色がすばらしいため精神的なダメージは少ない。
途中の鞍部にある「北岳山荘」(R4休業、トイレ・飲料等販売のみ)で小休憩を取りつつ山頂へ。

山頂は、「山と高原地図」で”眺望最高”とされているとおりで、すぐ近くにそびえる仙丈ケ岳や甲斐駒ヶ岳はもちろんのこと、南アルプス南部や中央アルプス、八ヶ岳、富士山等もすべてくっきり見えて、大満足。食事をした訳でもないのに30分くらい滞在してしまった。

その後は「北岳肩の小屋」に立ち寄り、早めの昼食を補給し下山。
1,700m一気に下るので覚悟が必要。
余裕があれば雪渓やパッドレスのある南回りコースで下山したかったが、時間の都合で草すべり、白根御池小屋経由の最短ルートで。
前日までの疲労と草すべりの急坂で足はかなりきつかったが、13:00頃に無事広河原着。

広河原ではバスチケットを購入した後、リニューアル後の広河原山荘でシャワーを浴び、バスで甲府へ。
なお、広河原山荘にはお風呂もあるが、入浴は宿泊者のみであり、シャワーは10分800円であった。(若干お高いがやむなし。)

【2日目(両俣小屋→間ノ岳→北岳→広河原)コース情報 ※登山計画作成時】
総距離:約14.6km
累積標高差:上り約1,780m、下り約2,278m
コースタイム:標準11時間55分
コース定数:45
予想消費カロリー/水分:3,375cal/ml ※体重65kg、荷物10kgの場合

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装備・携行品

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登った山

仙丈ヶ岳

仙丈ヶ岳

3,033m

伊那荒倉岳

伊那荒倉岳

2,519m

北岳

北岳

3,193m

間ノ岳

間ノ岳

3,190m

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