行程・コース
天候
時々晴れ間が覗くも3日間総じて雨(豪雨多し)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
マイカーで関越道練馬ICより上信越道立山ICまで。下道で立山駅到着、無料P駐車。
この登山記録の行程
【1日目】
雷鳥平(05:46)・・・別山乗越(06:40)・・・剣山荘(07:02)[休憩 5分]・・・一服剱(08:26)・・・前剱(09:27)・・・平蔵のコル(10:39)・・・剱岳(11:08)[休憩 15分]・・・平蔵のコル(11:34)・・・前剱(12:01)・・・一服剱(12:55)・・・剣山荘(13:20)[休憩 5分]・・・別山乗越(13:45)[休憩 5分]・・・雷鳥平(16:01)
【2日目】
雷鳥平(04:53)・・・大走り分岐(06:26)・・・富士ノ折立(07:00)・・・大汝山(07:15)・・・雄山神社(07:33)・・・一ノ越(08:20)・・・立山室堂(08:45)・・・玉殿岩屋(09:00)・・・立山室堂(09:10)・・・エンマ台(09:16)・・・雷鳥平(09:21)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
2022/07/16(土)~18(月) 2泊3日
富山県 室堂の雷鳥沢キャンプ場をベースに、剱岳・立山の縦走に行ってまいりました。
2泊3日分の食料は全て自炊で(アルファ米中心だが)かなりの荷物量。
室堂までは黒部立山アルペンルートの高原バスでアクセスできるから、荷物が多くても苦にはならない。
交通費もかさばるし、山旅としては贅沢。せめてテント泊にすることでコストを浮かすこととする。1泊1000円で宿泊できる。
7/16(土)
運良く、晴れ間が覗いている間にテントを設営することが出来、14:00にビールを2本飲み、15:00昼食にホットサンドを調理。純粋にキャンプを楽しむ。
(ただし、このビール2本が後に高山病への悪影響を及ぼす)
16:00仮眠、18:00起床しそのまま夕食。このタイミングで、ポツリ、ポツリと雨が・・・
あっという間にザーザー降りとなり、テントに逃げ込み就寝。
7/17(日)4:00
豪雨が激しく、なかなか寝付けないが5時間は寝れた。上々だ。
キャンプ場に水たまりが広範囲で出来てしまい、私のテントも床下浸水してきてかなり不愉快な状況。寝袋と衣類は絶対に濡らしてはならない。登山続行に関わるほど重要だ。
マットの上までは浸水してこなかったから、その場で速やかに朝食をとり目的の剱岳に出発。
今年は雪解けが悪く、雪渓が広範囲。アイゼンを履いてバリエーションルートをガツガツ登る。
(コースルートのすぐ脇のルートです)
ちなみに、テント組は「雨で心が折れました」ということで、剱岳を断念している人やテントを畳んで帰ろうとする人が結構いました。ここまできて残念ですが、良い判断かと思います。
雨に降られながらも順調に剱岳山頂手前まで進みます。
難関、カニのタテバイに差し掛かりました。このあたりも雪渓が残っていました。
(このあたりの稜線で道に迷っている人もいました)
ぬかるんだ岩のわずかなスキマに足を置いて登るのは本当に怖かったです。
「また来たいな」とは思えない場所でした。ここだけは(笑)
11:08 剱岳山頂で感動を味わいつつ、早々に休憩を引き上げ帰路に。
高山病の症状が出てきている。
下山路のカニのヨコバイ。こちらも落ちたらおしまいですが、こちらのほうが、安全を確保しながら進みやすいです。個人的には。怖いからと言って足が震えてしまったら落ちてしまいます。
超危険ポイントの区間は短いので、慎重にやり過ごしましょう。
濃霧の中、雷鳥と遭遇。写真撮影。
16:00 雷鳥沢キャンプ場に無事帰還。豪雨に打たれ続け、靴と靴下が完全に濡れてしまいましたので、ガスバーナーで炙って乾かします。それから高山病の症状が激しく、頭痛と吐き気がひどいです。しっかりと食事をとって落ち着いてからアクエリとコーラを飲み干します。そして就寝。
7/18(月)3:00
4時間寝て高山病は回復しています。雨も霧雨になり登山続行を判断。私は運が良いと思う。
4:54、朝食にパスタとコーヒーをとり、立山に出発。
真砂岳方面の稜線の登りでは濃霧と強風で気温は5℃前後、寒いです。
ここでも雷鳥とめぐり合い、視界の悪い登山道を雷鳥の先導で歩いていきました。どこまでうまく撮影できているか分かりませんが、動画にも記録しています。貴重な映像につき、Youtubeにもアップしたいと思います。
大汝山、雄山の間、危ない方向にコースロストしている登山者1名を助けました。他、疲労で座り込んでいるご高齢の登山者を励まし、立山三山を周回し、9:21には下山。
立山はどれだけ難関なのかと身構えていましたが、意外とあっさり登れました。劔と違ってこちらは割と万人にお勧めできます(普段から登山をしている方にですが)
10:30にはテントを畳み(濡れていて重く感じるのが腹立たしいけど)室堂バスターミナルへ。
テントの中でひたすら豪雨を耐える時間がしんどかったですが、この苛酷さも、濃霧ならではの幻想的な景色、万年雪という名の天然クーラー、幻の雷鳥、全てが非現実的であり、過酷だったけど最高の夏の思い出になりました。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
下の写真もよろしくお願いいたします。
私のブログ、Youtubeチャンネルもよろしければ。
https://mountain8.info/
週末は山の中
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