行程・コース
この登山記録の行程
毛木平(05:30)・・・滑滝(07:10)[休憩 10分]・・・水源地標(08:30)[休憩 15分]・・・甲武信ヶ岳(09:25)[休憩 65分]・・・水源地標(11:00)[休憩 10分]・・・滑滝(12:05)[休憩 20分]・・・毛木平(13:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
8/26~28の裏銀計画を荒天予報を受けて見送るも、何処かへ行きたい先輩のために、日帰りできそうで天気ももちそうな所を探した結果、甲武信ヶ岳に登りました。
自分は以前から登るなら山梨県側(徳ちゃん新道)を考えていたけど、今回は15時頃から雨予報だったので、時間短縮のため長野県側(千曲川源流遊歩道)を選択しました。
登山口から最初しばらくは、遊歩道という名の通りベタベタにフラットな道が暫く続く。徐々に、本当に徐々に傾斜が上がっていきます。コースは時々つづら折れで高巻きしながらも、ずっと千曲川源流の渓谷沿いを進みます。1時間半程度で滑滝へ到るも、天気がいい間に山頂へ行きたくて往路ではスルー。さらに1時間ちょいで千曲川水源地標へ到達。「最初の一滴」の場所は湧水っぽく水量もあまりなく、溜まった水も何か浮いていたりで一口だけ。
その後、道は急登気味となり25分程度で稜線へ到達。そこから山頂へ向かってしばらく樹林帯のなだらかな稜線を進むと、山頂手前で樹林帯を抜け最後の急登。ここで南側の景色が一気に開けて…富士山発見! 甲府盆地から雲が上がってきていたので「山頂は眼の前だけど、今撮らないと!」と思い、そこで数枚撮影。その後、最後の岩場の急登を登り山頂へ到達しました。
山頂標は高さ1m程の石組みの台座の上に立っているのですが、先に居たおじさんの写真・動画のんびり撮影を待って、お約束の山頂標撮影と地図のスクショ取り。山頂標のところからは樹林で見えないため、少し戻ってみたら…富士山は既にガスの向こうとなっていました。山頂ではずっと国師岳~金峰山へ続く稜線、奥秩父山塊の景色を眺めていました。反対側の甲武信小屋への道はすぐ樹林帯で景色が見えそうになかったため意識が向かなかったのですが、今思えば、景色の見える場所まで行ってみたらよかったと思います。
小一時間経つと、富士山を隠した雲が頭上に流れてきて曇り気味になってきたため下山を開始。往路と同じコースで滑滝まで一気に下り、写真を撮って少し長目の休憩。その後、また一気に登山口まで下山しました。
≪感想≫
稜線に出るまで(コースの90%程度)は渓谷沿いの樹林帯で、また甲武信ヶ岳の北側から登るため、ある程度日が昇ってもあまり明るくなく、眺望も山頂周辺以外全くありません。登山道自体は整備されていると言えるのですが、滑滝より上の遊歩道は所々元の道が崩落し高巻きにつけかえられているとか、沢や山林にも倒木が沢山あり、渓流自体の「美しさ」は殆ど感じられません。あくまで私個人の感想でしかないのですが、本当に見どころ?は滑滝と千曲川水源地標のみ。こんな道が6kmも続く精神修行の様なコースなので、ピストンでは登りの途中で既に飽きました。
・日帰りのコースとしてはまずまずの距離、標高差であること
・標高2100m位まで水が何度も得られること
・ずっと樹林帯&沢沿いで気温は低めであること
・登山道然とした道はそれほど長くないこと
といった点はアドバンテージだと思うので、「最短の時間や最小の労力で甲武信ヶ岳を往復する」ことを第一優先する人や、暑さに弱い人にはお勧めできるルートではないかと思います。
初めて行った身で言うのもなんですが、体力や時間・天候等の条件が合う人や、小屋orテント泊する人なら、ピストンではなく往復どちらかを三宝山・十文字峠経由とする周回コースにする(あるいは山梨県側から登る)方が、より楽しめるのではないかと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
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