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2017秋 穂高岳

前穂高岳・奥穂高岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (白木さんたろう さん )

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行程・コース

天候

1日目:曇りのち雨 2日目:くもり 3日目:曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 新島々から上高地までバス

この登山記録の行程

【1日目】
河童橋(13:40)・・・風穴・・・岳沢小屋(15:25)

【2日目】
岳沢小屋(06:10)・・・岳沢パノラマ・・・紀美子平(08:15)[休憩 5分]・・・前穂高岳(08:55)[休憩 10分]・・・紀美子平(09:35)[休憩 10分]・・・最低コル(10:15)・・・奥穂高岳(11:25)[休憩 10分]・・・穂高岳山荘(12:05)

【3日目】
穂高岳山荘(06:00)・・・ザイテングラート取付(06:40)・・・涸沢(07:30)[休憩 15分]・・・本谷橋(09:25)・・・横尾(10:05)・・・徳沢(10:50)・・・明神・・・河童橋(12:00)

コース

総距離
約25.0km
累積標高差
上り約2,752m
下り約2,752m
コースタイム
標準15時間25
自己12時間50
倍率0.83

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

1日目(9/28)早朝に自宅を出て、新幹線・特急しなの・松電・バスと乗り継ぎ、13時30分上高地バスターミナルに到着した。13時40分河童橋を出発、10分程歩き岳沢への分岐点から登山道に入る。どんよりとした曇り空、雨後の滑りやすい山道を注意しながら登っていく。岳沢小屋までの標高差は700m足らず。途中から小雨が降り出しガスが出てくる。登山口から1時間半ほどで岳沢小屋に着いた(15時25分)。夕方には雨がやみ、ガスが山肌を上昇し周囲の山が見えてくるようになった。
2日目(9/29)冷え込みの強い朝、小屋前のウッドデッキが凍結している。6時10分岳沢小屋を出発、重太郎新道を登って前穂高岳を目指す。標高差は約千m。急登が続くが登山道は良く整備されている。2時間ほど登り、8時15分「紀美子平」に到着する。ザックをデポし、岩場の登りにかかる。明神岳の鋭い山頂が眼下になってくる。振り返れば、焼岳や霞沢岳が見える。8時55分前穂高岳山頂に到着した。冷たい風が北西方向から吹き付けてくる。奥穂高岳やジャンダルムはガスに包まれ全く見えない。紀美子平まで下り、ザックを背負って奥穂高岳へ続く吊尾根にかかる。左手はすっぽりと切れ落ちた急斜面で滑落事故の多い場所だ。足元に注意しながら奥穂高岳に向けて進む。11時25分奥穂高岳山頂に到着した。我が国第3位の高峰だが、ガスのなか全く展望はない。初めてこの山頂に立ったのは1980年9月28日、雪が降ったあとだった。写真で比較すると山頂の祠は新しくなっているが土台の石組みは当時から変わっていない。奥穂高岳山頂から北側に下り、12時05分白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着した。当初の計画ではここからさらに北穂高岳まで縦走する予定だったが、疲労感があり、今日は穂高岳山荘に泊まることにした。午後になりガスが切れて青空の広がる時間帯があったので涸沢岳に登って前穂高岳・奥穂高岳・ジャンダルムなど穂高の山々の眺めを楽しんだ。この日の午前、奥穂高岳から吊尾根を経由し岳沢を上高地に向けて下っていた女性が重太郎新道で滑落し亡くなられる事故があった。
3日目(9/30)穂高岳山荘を出発し涸沢へ向けて下山する。ザイテングラートを下り終えると涸沢の紅葉エリアになってくる。ナナカマドが紅く色づき、北側の斜面はダケカンバが黄色に染めている。涸沢カールの底に張られたたくさんのテントの中を通って涸沢ヒュッテへ。ここから本谷橋まで下れば、川沿いの起伏の少ない道を、横尾、徳沢、明神、河童橋へと歩いていくだけである。涸沢から下り始めて間もなく、登山道での大渋滞に巻き込まれた。この日は9月末の土曜日で、朝からたくさんの登山者が長い列をなして登ってきていた。登山道が1本道でそれほど広くないため、下山するものが登ってくるものを待つ。下山者も長い列になってくる。少し進んでまた止まるという状況が続き、なかなか前に進まない。追い越して行くことも出来ないため、涸沢から本谷橋まで下るのに随分と時間がかかってしまった。この時期の週末、涸沢は登山者で大混雑することが分かっていたため、土曜日に下山するという日程を組んでいたが、下山する時間帯がまずかったか。横尾山荘前や徳沢でもたくさんの登山者がいた。横尾からは道幅が広くなるため渋滞の心配は無くなったが、バスの時間が気になり急ぎ足で河童橋を目指した。

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フォトギャラリー:21枚

1日目の夕刻、雨がやみガスが切れてくる(岳沢小屋より)

2日目の朝、岳沢小屋を出発

重太郎新道の長い梯子

雷鳥広場

紀美子平、ここから前穂高岳山頂への登り

吊り尾根(前穂高岳と奥穂高岳を結ぶ尾根)

前穂高岳への岩場の登り

前穂高岳(3090m)山頂にて

明神岳(前穂高岳山頂より南眼下に)

吊り尾根の登山道

奥穂高岳(3190m)山頂

初めて奥穂高岳に登った時の山頂(1980年9月28日)

涸沢方面の眺め

涸沢岳(3110m)山頂

前穂高岳(涸沢岳より)

奥穂高岳(涸沢岳より)

ジャンダルム(涸沢岳より)

涸沢の黄葉

涸沢の紅葉

涸沢の紅葉

穂高岳(上高地より)

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装備・携行品

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登った山

奥穂高岳

奥穂高岳

3,190m

前穂高岳

前穂高岳

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