行程・コース
この登山記録の行程
駒ヶ根高原(01:51)・・・池山林道終点(02:57)・・・池山小屋分岐(04:10)・・・大地獄(05:50)・・・分岐点(07:27)・・・空木岳(09:11)[休憩 19分]・・・分岐点(10:26)・・・大地獄(11:30)・・・池山小屋分岐(12:41)・・・池山林道終点(13:28)・・・駒ヶ根高原(14:18)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前日の午後に登山口へ向かいましたが、通常のルートが工事中で迂回路を走ることになりました。しかし案内板の数が少なく途中で迂回路を見失ってしまいました。地元の方お二人に教えていただき、やっとのことでスキー場駐車場の登山口に到着した時は既に夕暮れが迫っていました。
午前0時半ごろに目が覚め、すぐに湯を沸かして朝食を済ませました。夜空は快晴で満天の星月夜でした。1時51分ヘッドランプの明かりを頼りに登山口(標高930m)から進みましたが、途中数か所にハイキングコースの道と交差する場所があり、標識に空木岳方面の記載がありませんでしたが、全て登りの方向を選択して進みました。道は檜や唐松の造林地の中の急登になり、途中で林道を2回横断しました。2度目の林道横断個所が三本木(標高1215m)で少し登ると三本木地蔵が右に鎮座していました。
1時間ほどで池山林道終点に到着しました。以前はここまでマイカーが進入できたようですが、現在は進入できません。さらに30分程緩やかに登るとタカウチ場(標高1500m)を過ぎて、45分ほどで池山避難小屋分岐(標高1750m)に着きました。ここは右回りと左回りのルートがあり、迷わず100m短い左回りを選択しました。30分弱で左右のルートの合流地点でもある尻無(標高1930m)を通過し、さらに10分でマセナギ(標高1980m)の分岐に着きました。マセナギの標識にも空木岳方面の記載がありませんでしたが、ここは右を進みました。マセナギから先は2080m峰の南側を高巻するようにトラバースし、マセナギと迷い尾根の中間点(標高2050m)に着きました。これから先は急登が始まり池山尾根ルートの佳境ともいうべき大地獄と小地獄が待ち構えていました。大地獄は階段とワイヤーロープの連続する急登で、小地獄は長さ7~8m程の鎖場でしたが、特に危険を感じる場所はありませんでした。
大地獄、小地獄の先は迷い尾根(標高2230m)を通過し、さらに高度差100mでヨナ沢の頭(標高2330m)を越え50分程で駒石方面と空木平避難小屋方面への分岐(標高2540m)へ到着しました。ここで初めて空木岳の山容が姿を現しました。駒石方面は登りの連続のため、帰路に回ることにして、空木平避難小屋へのルートを選択しました。駒石ルートの尾根の南麓を巻くように進むと空木平避難小屋(標高2520m)のある沢に15分程で着きました。そこから先は沢沿いの登山道を進み、途中で涸れ沢にのまれてしまった登山道を探しながら進みました。空木岳と空木駒峰ヒュッテ方面の眺望が開けるとテンションも上がり歩みも軽くなりましたが、空木駒峰ヒユッテ(標高2800m)手前の約300m程の急登は堪えました。
空木駒峰ヒユッテのある稜線に上がると素晴らしい眺望が待っていました。山頂へは僅かな時間で到達しました。透明度抜群の気象条件下で見る山頂からの大パノラマに我を忘れて見入ってしまいました。南アルプスの深南部の峰々から富士山、八ヶ岳連峰、浅間連峰、木曾駒ケ岳、御岳山、乗鞍岳、北アルプスの峰々などの眺望を存分に堪能した山行となりました。




























