行程・コース
天候
初日:晴れ時々曇り、2日目:快晴。
登山口へのアクセス
バス
その他:
関山駅(えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン)からバス(妙高市市営バス 関・燕温泉線)で約30分、燕温泉で下車。
同じ停留所から燕温泉直行の送迎?バスが出ているよう。
燕温泉は良い感じの温泉街でした。できればここを最後に持ってきたい。
この登山記録の行程
【1日目】
燕温泉(09:35)・・・湯道分岐(10:50)・・・天狗堂(12:15)・・・妙高山南峰(13:40)[休憩 20分]・・・妙高山北峰(14:10)・・・長助池分岐(15:40)・・・大倉乗越(16:26)・・・黒沢池ヒュッテ(16:46)
【2日目】
黒沢池ヒュッテ(05:05)・・・高谷池ヒュッテ(06:00)・・・天狗の庭(06:22)・・・ライチョウ平(06:56)・・・火打山(07:30)[休憩 15分]・・・ライチョウ平(08:10)・・・天狗の庭(08:30)・・・高谷池ヒュッテ(08:50)[休憩 15分]・・・富士見平(09:35)・・・黒沢橋(10:35)・・・笹ヶ峰(11:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
7月中旬の3連休、梅雨明け前で天候は不安定。東北などでは集中豪雨が起きていたものの、上信越は天気が良さそうだったので、テント担いで妙高高原へ。一泊二日で妙高山→火打山→焼山と辿る計画。
平地は全国各地で最高気温を更新している状況で、真夏の登山となった。飲料水の確保、熱中症、虫刺されなど注意すべき事項が多い。
1日目:
・水は、念のため4L弱を携行。
・早朝から電車を乗り継ぎ関山駅へ。晴天、気温は30C付近。そこから市営バスで燕温泉へ。
・燕温泉で下車、風情のある温泉街。温泉は選り取り見取り。自販機や商店があるので、水やスポーツドリンクは入手可。
・黄金の湯付近から登山道が始まる。妙高山山頂付近は、雲に覆われていたが、良すぎる天気だと却ってありがたい気がした。
・光明滝の近くに露天風呂があった。秋に登るのなら、温泉を最後に持ってくると最高だろう。(今回のルートよりも逆ルートの方が楽しめると思われるが、時間は余分にかかると思う。)
・天狗堂に着いた頃には、天気はカンカン照りになっていた。多くの人が腰を下ろして休憩中。シャツがびしょ濡れになり乾かない。
・妙高山南峰手前、ルート逸れたところに開けた場所があり、そこで小休止。素晴らしい景観を楽しみながら、涼しい風に心も体も癒される。おにぎりをつまむが、食欲がわかない。突然鼻水が出てきた。風邪でもなさそうなので、体温調節が上手く機能していない感じ。
・妙高山南峰、曇り気味であったが、辿ってきた尾根が見渡せて美しい。ここまで予定より1時間早いペース。快調かと思いきや、ここから熱中症の症状が顕在化してきた。
・長助池分岐への途中、度々吐き気に襲われ、一時発汗が止まる。下りの道で大した負担もないはずなのに、何度も足を止めて体を休める。長助池分岐を通り過ぎたところに、小さな沢があり、周囲には雪渓が。涼し気な空間に癒される一時。
・そこから男女2名のペアとしばし並走。熱中症の話をしたら、随分心配させてしまい申し訳なかった。
・大倉乗越まで登りきると、火打山方面は晴れており、木々の間から優美な山頂が見渡せた。美しい。明日が楽しみ。
・黒沢池ヒュッテに近づくと、登山者の賑やかな声が聞こえてきた。17時前にようやく黒沢池ヒュッテにチェックイン。
・テント場は、黒沢池ヒュッテの前、私は8番目ぐらい、キャパが10張しかないので間に合って良かった。(ここのテント場は、予約不要)
・黒沢池ヒュッテの近辺に、大きな雪渓が残っていたが、その辺りは立ち入り禁止のよう。
・夕食は取らず、18:00頃にはテントに戻り早々に休んだ。熱中症の症状次第では、明日の火打山は諦めなければいけない。
・トイレが水洗で驚いた。
・夜間、テント内の気温は12Cまで下がった。眠りは浅いが、大分休めた。上半身はまだテント装備に追いついていないようで、肩が筋肉痛に。
2日目:
・4:00 起床、予定を1時間遅らせ、回復を優先した。かすかに頭痛が残るが、かなり回復。食欲がないので軽めの朝食を摂り、テントを畳む。結露はひどくなかった。
・5:00 体温の上昇に気を付けながら歩き出す。真夏の太陽、陽射しの強さにあらためて驚く。
・天狗の庭は景観が素晴らしい。目を上げれば広々とした湿地の向こうに火打山、足元では様々な植物が競い合うように咲き誇っていた。
・雷鳥平の辺りでは、強い陽射しを植物が遮ってくれてありがたい。雲海を見下ろしつつ歩く。1か所雪渓を踏み越える箇所があり、雪を掬って体を冷やす。
・火打山山頂は360度のパノラマ、絶景、遠く北アルプスまで周囲の山々を一望できる。焼山の山容が見事、登りがいがありそう。天狗の庭や高谷池を一望する景観は、とても贅沢。
・体調や水に余裕はあったが、大事を取って焼山は諦め、笹ヶ峰へ下山することにした。
・高谷池ヒュッテでジュースを買い、日陰に腰を下ろして一休み。火打山の眺めが素晴らしい。山小屋の設備も申し分ない。
・11:30のバスに間に合うよう早足で下山。道は良く整備されているので、特に問題なし。森が日差しを遮ってくれるので暑さも和らぐ。何か所も小さな沢があり、顔を洗って体を冷やす。黒沢橋は、沢の水量が豊富で休憩には格好の場所。
・帰路、長野駅の気温は30C。ホームでの待ち時間で汗が噴き出す。
総括:
・妙高山、火打山どちらも紛うことなき名山。登山道は良く整備されており、ルートもバリエーションに富み歩いていて飽きさせない、景観も素晴らしい。特にこの季節は、
・人気ルートで、好天のため登山者も非常に多かった。
・特に火打山は、登山道がとても良く整備されていた。危ないところは特になし。
・しかし、夏は温度がかなり高くなるため、暑さへの備えが不可欠。そこそこ準備はしていたつもりが、悪条件が重なり熱中症になってしまった。
・前々回から膝痛が出ないよう歩き方を変えた。その効果が出たのか、膝の痛みはほとんどなかった。一日7時間行程だと、テント装備でも無理がない感じ。
・下山してみたら、左手だけを10か所以上噛まれていた。どこで噛まれたのか不明。
フォトギャラリー:32枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | ロングパンツ | ショートパンツ | 靴下 |
| レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス |
| ヘッドランプ | 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え |
| 地図 | コンパス | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル |
| 医療品 | 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | GPS機器 |
| テント | シュラフ | テントマット | スリーピングマット | ストーブ | 燃料 |
| カップ | クッカー |




































