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2023北アルプス (栂池〜白馬大池〜白馬岳往復)

白馬岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (座敷わらし さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:晴れ時々曇り、2日目:晴れ時々曇り、3日目:晴れ後曇り

利用した登山口

自然園駅  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 栂池高原よりゴンドラリフトとロープウェイで自然園へ

この登山記録の行程

【1日目】
自然園駅(09:15)・・・天狗原(10:42)[休憩 8分]・・・白馬乗鞍岳(12:38)[休憩 20分]・・・白馬大池山荘(14:02)

【2日目】
白馬大池山荘(06:50)・・・小蓮華山(09:05)[休憩 8分]・・・三国境(10:07)[休憩 11分]・・・白馬岳(11:23)[休憩 17分]・・・白馬山荘(11:55)

【3日目】
白馬山荘(06:20)・・・白馬岳(06:38)[休憩 5分]・・・三国境(07:25)[休憩 3分]・・・小蓮華山(08:14)[休憩 9分]・・・白馬大池山荘(10:05)[休憩 75分]・・・天狗原(14:02)[休憩 7分]・・・自然園駅(15:40)

コース

総距離
約19.7km
累積標高差
上り約1,821m
下り約1,821m
コースタイム
標準11時間25
自己16時間29
倍率1.44

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

【登山初日】
 栂池高原のペンションに前泊して、翌朝ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぎ、栂池自然園の登山口より登山開始する。ゴンドラは空いていて全く待つことなく乗車できた。ゴンドラの山麓駅と自然園登山口にそれぞれ山岳救助隊の方がいて、登山届は出しましたかと聞かれる。自然園登山口にいた方からは、今年はコロナでブランクのある人が来たりするせいか、非常に遭難者が多いので気をつけてくださいと言われる。白馬乗鞍岳の手前に雪田を横切るところがあるというがアイゼンなどの滑り止めは必要か質問すると、登りは慎重に行けば大丈夫と思うが、下りはそうしたものを装着する人もいるとのこと。登りで判断して必要と感じたら、白馬山荘でアイゼンを借りたら良いでしょうとのことだった。
 登山口からは急な登りが続き、やがて天狗原の広々とした湿原に出る。少し休憩し白馬乗鞍岳を目指し出発する。心配していた雪田は、傾斜は急だが距離は数十メートル程度で踏み跡もしっかりついており、登りはさほどではなかった。下りもアイゼンはいらないのではと思った。それよりも、白馬乗鞍岳は白馬大池火山という火山の一部とのことで、見た目は穏やかだが行ってみると巨岩に覆われており、非常に歩きにくい。こうしたところは、同じく火山である蓼科山や北八ヶ岳の山々とも似ていると思った。山頂部の大きなケルンのところで、栂池のペンションで用意してもらったおにぎりで昼食とする。ケルンを過ぎると白馬大池が見えてくるが、巨岩は池まで続いており、非常に歩きにくい。今回は、白馬岳から来た道を引き返す予定なので、最終日一番疲れた状態でここをまた通過するのかと思うと先が思いやられた。やがて白馬大池に到着し、この日は白馬大池山荘に宿泊する。白馬大池の美しさには感動した。
【登山2日目】
 白馬岳へ向けて出発する。小蓮華山に連なる稜線に出ると、雪倉岳と小蓮華山の素晴らしい眺めが広がる。
 この白馬大池から小蓮華山に至る稜線は、2009年にNHKで放送されたドラマ「坂の上の雲」のエンデイング映像に使われたところである。原作の小説では、坂の上の雲とは、明治という時代に色々な分野で近代化を目指し懸命に坂を登る人々にとっての、坂の上の目指すべきものといった意味で、それは主人公たちの出身地である四国松山を初めとする日本全国どこにもある坂のイメージであり、このような壮大な坂ではないかもしれない。しかし、久石譲のテーマ音楽と共に、坂の上の雲の世界観を印象深く表現した映像だったと思う。いつか行ってみたいと思っていたので、来ることができて良かった。
 稜線の道は歩きやすく、高山植物のお花畑が白馬岳の山頂近くまで続く。小蓮華山の手前では、雷鳥に出会った。雛を二羽連れていた。やがて、三国境を過ぎ、馬の背と呼ばれる岩場を越えて、白馬岳山頂に無事到着した。馬の背は険しいが、さほど危険な感じではなかった。この日は白馬山荘に泊まる。夕方天気が回復し、見事な夕景の中、剱岳と立山が姿を現した。
【登山3日目】
 往路を引き返し自然園まで戻る。朝食前、白馬山荘の前から、朝焼けの南アルプスと八ヶ岳がきれいに見えた。八ヶ岳の向こうに富士山、北西の方には富山湾と能登半島も遠く望むことができた。出発時には日も高くなり、杓子岳と白馬鑓ヶ岳が見事だった。その後、再度、白馬岳の山頂に立ち、白馬大池を目指し下山する。朝早い時間なので、昨日よりもずっと天気が良く、小蓮華山付近からの白馬三山の眺めも素晴らしかった。
 白馬大池山荘で昼食後、自然園のロープウェイ駅を目指す。心配していた雪田の下降は、慎重に降りれば問題なかったが、白馬乗鞍岳はやはりきつく、天狗原の木道に出た時は本当にほっとした。

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フォトギャラリー:42枚

栂池高原スキー場のゴンドラリフトで出発

ロープウェイ終点から自然園登山口を目指す

雪田が見えてきた(登った所とは違うが傾斜は同じくらいと思います)

白馬乗鞍岳に到着

白馬大池が見えてきた

白馬大池

白馬大池山荘に到着

翌朝、白馬大池

チングルマの群落

稜線に出ると小蓮華山の全貌が姿を現す

稜線からの雪倉岳

小蓮華山を目指す

「坂の上の雲」の稜線

雷鳥の親子

雷鳥の親子

白馬岳が見えてきた

高山植物(イワツメクサでしょうか)

高山植物(シナノキンバイでしょうか)

高山植物(名前がわかりません)

小蓮華山に到着

白馬岳を目指す

白馬岳を目指す

三国境

白馬岳の頂稜部、馬の背が見えてきた

山頂直下まで高山植物のお花畑が続く

山頂標識が見えてきた

白馬岳山頂

白馬山荘に到着

夕方、白馬山荘からの剱岳

立山

立山と剱岳

白馬山荘からの夕景

白馬山荘からの夕景

翌朝、八ヶ岳と富士山

富山湾と能登半島

杓子岳、鑓ヶ岳を望む

遥か先に槍ヶ岳、穂高岳

南アルプスと八ヶ岳、遥か先に富士山

白馬岳から小蓮華山への途中で白馬三山を振り返る

小蓮華山から白馬大池への途中から

小蓮華山から白馬大池への途中から

栂池ロープウェイ自然園駅に到着

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ フリース ロングパンツ サポートタイツ
靴下 レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス
ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 携帯トイレ 非常食 行動食
トレッキングポール GPS機器 ライター

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登った山

小蓮華山

小蓮華山

2,766m

白馬岳

白馬岳

2,932m

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