行程・コース
天候
登山口へのアクセス
この登山記録の行程
徳沢(04:10)・・・横尾(05:10)[休憩 20分]・・・槍見台(07:05)[休憩 10分]・・・横尾分岐(09:15)[休憩 20分]・・・蝶ヶ岳(10:10)[休憩 30分]・・・蝶ヶ岳・・・妖精ノ池(11:10)・・・長塀山(11:40)・・・2000mの平・・・徳沢(14:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
うわぁ〜!やばい!すごい! そんな言葉しか浮かばなかった絶景。
穂高連峰と槍ヶ岳を目の前に見ることができる蝶ヶ岳に登ってきた。
蝶ヶ岳には今までに5〜6回登ったことがあるのだが、今回ほど目の前に絶景が広がったのは初めて。
4時過ぎに徳澤園を出発し、まずは1時間弱で横尾に到着。ここで朝食を食べ、いよいよ蝶ヶ岳に登り始める。
まずは、槍見台までの急登で一気に息が上がる。ゆっくり登っているはずなのに、あっという間に汗が吹き出してきた。
槍見台からはしっかりと槍が見える。晴れ予報のこの日とはいえ、山はあっという間に雲に隠れてしまうことはよくある。この天気がもってくれ!雲に隠れないでくれ!と何度も心の中で叫んでしまう。
稜線に出る分岐まではひたすらの登り。昨晩、眠りが浅かったのと、朝早かったこともあるのか、いつもよりも息が上がるのが早い気がする。それでも、一歩一歩足を踏み出していく。ときどき、本当に登れるのだろうか、と弱音を吐く自分が出てくる。
2400mあたりを過ぎると、さらに息が上がってくる。それでも、もう少しで森林限界になるはず、稜線に出るはず、と自分に言い聞かせて頑張った。
そして、分岐まで辿り着いて振り返る。
絶景
それ以外の言葉が見つからない。すごかった。やばかった。目の前に穂高連峰と槍ヶ岳が堂々たる姿を見せていた。
山頂は風も穏やかで、可能なら何時間でもそこにいて北アルプスの絶景を眺めていたかった。奥穂高、北穂高、前穂高、涸沢はもちろん涸沢岳や槍ヶ岳も全て姿を表していた。真っ青な空に浮かぶ雲もいいアクセントになっている。辛かった登りの疲れがすべて吹っ飛んだ瞬間だった。
蝶ヶ岳ヒュッテまでは稜線を歩くので、穂高や槍を眺めながらの幸せな歩み。ヒュッテでは昼食をとりながら、またまた山々を眺めてニンマリ。少し雲が湧き上がってくる時もあったが、最後まで素晴らしい景観が広がっていた。
下山は下山で長いし辛い。延々と続く登山道を黙々と下っていく。前半にある長堀山への登り返しが5分ほどなのにきつい。
それでも、長堀山を越えればあとは下り一辺倒。それはそれで膝や足にキツくなるのだが、ここでもゆっくり歩みを進め、無事に徳澤園に戻ってきた。
10時間以上の山行は久しぶり。私にはなかなか厳しい登山だったが、あの絶景は何にも変え難いご褒美。本当に素晴らしい山行だった。




