行程・コース
天候
初日:晴れのち曇り 2日目:晴れのち曇り 3日目:晴れのち曇り
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
成田(4:00)=(東関道・首都高速・中央道・長野道)=松本IC(8:10)=(国道158号)=中ノ湯(9:10)=(中部縦貫道 安房トンネル)=平湯温泉「高山市営 あかんだな駐車場」(9:30)
この登山記録の行程
【1日目】
上高地バスターミナル(10:30)・・・河童橋(10:40)[休憩 5分]・・・明神(11:30)[休憩 10分]・・・徳沢(12:30)[休憩 20分]・・・横尾(13:50)[休憩 10分]・・・一ノ俣(14:55)[休憩 10分]・・・(15:40)槍沢ロッヂ【泊】
【2日目】
槍沢ロッヂ(05:30)・・・ババ平(06:00)・・・水俣乗越分岐(06:40)[休憩 10分]・・・天狗原分岐(08:00)[休憩 20分]・・・天狗原(09:20)[休憩 30分]・・・天狗原分岐(10:30)[休憩 10分]・・・グリーンバンド(11:40)[休憩 20分]・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ(12:40)・・・(13:50)槍ヶ岳山荘(15:00)・・・槍ケ岳山頂(15:40)[休憩 10分]・・・(16:05)槍ヶ岳山荘【泊】
【3日目】
槍ヶ岳山荘(05:50)・・・槍ヶ岳(06:35)[休憩 25分]・・・槍ヶ岳山荘(07:30)[休憩 35分]・・・千丈沢乗越(09:05)[休憩 5分]・・・硫黄乗越(12:30)[休憩 40分]・・・(15:10)双六小屋【泊】
【4日目】
双六小屋(05:40)・・・弓折乗越(06:55)[休憩 15分]・・・鏡平山荘(07:50)[休憩 30分]・・・シシウドが原(09:00)・・・秩父沢出合(10:20)[休憩 20分]・・・小池新道登山口(11:40)・・・わさび平小屋(12:00)[休憩 20分]・・・笠新道登山口(12:35)・・・新穂高温泉駅(13:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目:早朝午前4時、マイカーで成田を出発して高速道路を走り、平湯温泉あかんだな駐車場に午前9時30分ごろ到着しました。午前9時50分発上高地行 シャトルバスに乗って、午前10時20分ごろ上高地バスターミナルに到着、上高地総合案内所ポストに登山届を提出後出発。河童橋には、観光客が大勢いました。穂高連峰の素晴らしい景色を眺めながら、上高地から奥上高地へ明神・徳沢園・横尾山荘で休憩を取り順調に梓川沿いを歩きました。横尾山荘を出発して槍見河原からは、“槍の穂先”を眺めることができました。一ノ俣橋・二ノ俣橋を渡ると梓川から槍沢に変わり、樹林の登山道を登って行くと槍沢ロッヂに午後3時40分ごろ到着して宿泊しました。
2日目 午前5時30分ごろ槍沢ロッヂを出発。天候が良くババ平からU字谷を歩き、水俣乗越分岐・大曲を経由して天狗原分岐に大きな荷物を置いて、貴重品とカメラを持って天狗原氷河公園を往復しました。天狗原氷河公園「天狗池」からは、“池に映る素晴らしい槍ヶ岳”を眺めながら写真撮影することができました。天狗原分岐に戻ると、荷物を背負って槍沢上部ハイマツの登山道をゆっくりと登り、岩ガレ道に変わると播隆窟を通過して、殺生ヒュッテ横からジグザグの岩道を登るようになりました。槍ヶ岳100mと書かれた岩の前を通ると、徐々に迫力ある“槍の穂先”が迫ってきます。午後2時30分ごろ槍ヶ岳山荘に到着しました。槍ヶ岳山荘に荷物を置いてから、ヘルメットを着用して、午後3時ごろ山頂に向けて出発しました。岩登りの基本“三点支持”を忠実に守りながら岩場・クサリ場・ハシゴを慎重に通過して登ると、槍ヶ岳山頂に到着しました。山頂は、四方が切れ落ちて360度遮るものが無く、周辺の山々の素晴らしい景色を眺めることができました。山頂からの下りは、垂直なハシゴを慎重に降りて、クサリ場・岩場を通過すると午後4時5分ごろ槍ヶ岳山荘に到着して宿泊しました。
3日目 早朝午前4時50分ごろ、穂先に登らずに槍ヶ岳肩のキャンプ指定地でご来光を迎えました。槍ヶ岳山荘前からキャンプ指定地までの間には、大勢の登山者がご来光を見るために集まっていました。午前4時50分ごろ,表銀座“横通岳”あたりから真っ赤な朝日が昇り始めご来光を迎えました。槍ヶ岳山荘に戻り、朝食後、メンバー3名を案内して槍ケ岳山頂(穂先)を往復するため,午前6時ごろ槍ヶ岳山荘を出発しました。3名は,槍の肩から山頂までの岩場・クサリ場・ハシゴ場を,足場を確保しながら三点支持で慎重に通過して登りました。3名が、登る途中スマホで写真を撮っていたのでやや不安でしたが、午前6時30分ごろ“槍の穂先”(3,180m)に全員無事到着できて一安心しました。メンバーは、初めて登った槍ヶ岳山頂に興奮ぎみでした。槍ヶ岳山頂からは、穂高連峰から周辺の山々の360度大パノラマ、素晴らしい景色を眺めることができました。狭く四方が切れ落ちた山頂では、大勢の登山者がいて順番待ちして祠の前で記念撮影しました。槍ヶ岳山荘の横に“影槍”を見ることができた。しばらく景色を眺めた後、順番待ちして垂直なハシゴから長いクサリ場を慎重に降り、午前7時30分ごろ槍ヶ岳山荘に到着しました。午前7時45分ごろ槍ヶ岳山荘を出発しました。肩の広場から岩ガレの登山道を慎重に降り、小槍の下を通り千丈乗越で休憩しました。途中、ライチョウを見ることができた。千丈乗越からは、岩場・クサリ場がある尾根を歩きます。アップダウンが続くハイマツの登山道を、いくつかのピークを足元に注意しながら慎重に通過して,午前11時15分ごろ左俣乗越に到着して休憩しました。周辺には,高山植物(コバイケイソウ・チングルマ・ハクサンチドリなど)がたくさん咲いていましたが、花が小さく最盛期も過ぎていました。左俣乗越を出発して、硫黄岳から続く硫黄尾根を眺めながら、岩ガレの登山道を歩きます。硫黄の頭を捲いて通過すると、硫黄乗越まで慎重に下って休憩しました。硫黄乗越を出発すると、双六小屋までは3ヵ所のきついアップダウンがあります。ピークを巻きながらゆっくり登って越えると、樅沢岳山頂に到着しました。樅沢岳山頂からは、鷲羽岳を望むことができました。樅沢岳山頂からジグザグの登山道を下ると,双六小屋に到着しました。3名が、疲労ぎみなので,双六岳往復を中止しました。双六小屋の夕食は、旬の食材が使用されていて、相変わらずボリュームがあって美味しかったです。4日目 午前5時40分ごろ双六小屋を出発。双六池からは、きれいな笠ヶ岳を望むことができました。岩ガレのトラバース道を登り、稜線登山道に出ると、槍ヶ岳から西鎌尾根全景と穂高連峰、振り返ると双六岳から遠く加賀白山連峰まで眺めることができました。アップダウンが続く稜線登山道を歩き、弓折分岐で休憩しました。弓折分岐には、大勢の登山者が休憩していました。弓折分岐を出発すると、急な岩ガレの登山道を弓折岳中腹を巻いて下り、鏡平山荘前で休憩しました。鏡池では、池に映る“槍穂高連峰”を写真撮影しましたが、水の色が悪く画像も良くありませんでした。鏡池を出発して、小池新道を下り、オオノマ乗越・秩父小沢で休憩を取りました。秩父沢出合の橋を渡り、石がきれいに積まれた樹林の登山道を下って小池新道入口に到着。左俣林道に入り、しばらく歩くとわさび平小屋に到着して休憩しました。わさび平小屋を出発して、左俣林道を笠新道入口・お助け風穴を通過して、午後1時25分ごろ新穂高ロープウェイバス停に到着しました。
【感想】出発前、3泊4日の長丁場を3名が、無事に踏破できるか不安があったのですが、準備を万全にして3名を連れて槍ヶ岳に挑戦しました。連日晴れて、天候にも恵まれ暑かったのですが計画どおり踏破できて良かったです。計画のハイライトである,槍ヶ岳山荘二代目オーナー穂苅貞雄さんお薦めの場所!“天狗原氷河公園(天狗池)からの槍ヶ岳”の眺望は, まさに最高の景色を眺めることができて感激しました。山小屋は,個室,快適に泊まることができてた。槍沢ロッヂでは,お風呂にも入ることができ,北アルプスの山々を眺めながら小屋で作ってくれた美味しいお弁当を食べられて良い山旅だった。槍ヶ岳山荘は,三代目オーナー穂苅康治さんが3年前,難病のため息子穂苅大輔さん(四男)に経営を譲り,槍沢ロッヂも,穂苅賢三さん(三男)が運営していた。この時期は,登山者が多く小屋の仕事が忙しいので,あいさつだけで色々なことを話す(聞かせる)時間がなくて残念だった。(穂刈康治さんの難病について,病状や経過を聞くことができなかったのが心残りだった。)双六小屋では,オーナーの小池岳彦さんが,下山してしまい会えなかったが,入野さんに出迎えてもらえたのが嬉しかった。3泊4日,計画どおり実行して無事踏破できて良かった。
フォトギャラリー:31枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール |
みんなのコメント