行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道169号線から大台ヶ原ドライブウエイに入る。最初は車幅が狭くカーブも連続するため対向車に十分注意して運転する必要がある。道路の標高が高くなりると道路を横切るサルが出てくる。スピードを落として進むが、急にサルが道路に飛び出し、あわや…⁉ 幸い跳ねずに済んだ。動物の飛び出しには要注意だ。
この登山記録の行程
大台ヶ原駐車場(08:15)・・・分岐(08:42)・・・日出ヶ岳(08:48)[休憩 12分]・・・分岐(09:04)・・・正木ヶ原(09:30)・・・尾鷲辻(09:35)[休憩 3分]・・・牛石ヶ原(09:49)[休憩 3分]・・・展望台分岐(09:54)・・・大蛇ぐら展望台(10:00)[休憩 14分]・・・展望台分岐(10:20)・・・シオカラ谷吊橋(10:44)・・・大台ヶ原駐車場(11:15)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年は気温の高い秋になり、まだ紅葉が残っているのではと、急に思い立って20数年ぶりに大台ケ原へ。5時に四日市を出発し8時前に大台ケ原駐車場に到着。
準備を整え大台ヶ原の最高峰である日出ヶ岳に向けて出発。登山口を入ると木々の間の平坦な道を快適に歩いて行く。道端に大台ヶ原の木々や動物について書いてある表示板が立ててある。大台ヶ原の生物のことが分かりありがたい。日出ヶ岳の分岐に近づくと登山道も階段状になり息が切れるころ分岐に到着。分岐から日出ヶ岳へは、木道の階段が整備され10分ほどで山頂に到着。
天気も良く、山頂の展望台からは360度の展望が開けている、が、天気が続いたせいか遠望が霞んでいる。しかし、東側には尾鷲湾?が見下ろせ、西には熊野の山々の連なりが見える。3年前に登った大峰山の八経ヶ岳と弥山も確認できる。
山頂の景観を楽しんで分岐まで下り大蛇嵓を目指すが、正木峠へは広い木道だ。ゆったりとした登りが終わると峠の下りも広い木道が続く。快適な木道は見晴らしもよく、両側には笹が広がり立ち枯れの木が現れる。峠を下りきると木道が終わるが、登山道もしっかりして気持ちよく歩ける。途中何カ所かに、人数が少ないときや霧がかかった時など鳴らすように熊よけのハンドベルがおいてあり、「熊よ出るな!」とばかり何回も鳴らす。正木原にもモミやトウヒの生木や立ち枯れが広がっている。
尾鷲辻には東屋があり、女性2名の二組が休んでいる。ここからは直接駐車場に至る道が分かれていて、一つの組は大蛇嵓は見ずにこの道を帰るとのこと、もったいないような…⁉
熊よけのハンドベルがあったら振り鳴らして進んでいくと、突然右側に大きな像が現れる。神武天皇の像である。初代天皇で日本神話の世界の方である。神武天皇像の所から広がる笹の原が牛石ケ原で、この辺りは神武天皇の御威光か石畳の道になっている。石畳が終わり木々の間を抜けるとすぐ大蛇嵓への分岐が現れ大蛇嵓へ。
今日のハイライトである大蛇嵓の300mとも言われる(だったかな?)絶壁の上からの眺めは圧巻であり、高度感に足がすくみお尻がムズムズ…⁉熊野山地を削った熊野川の上流に落ち込む深い谷は、大きなスケールで目の前に広がる。山の上部は紅葉も終わったのか、はたまた今年の暑い気象のためか葉っぱも落ちておりきれいな紅葉は見れなかったが、大蛇嵓から望む山肌の中腹は紅葉が残っている。ここで出会った長崎出身のご夫婦も初めての大蛇嵓を満喫されたようだ。
大蛇嵓への分岐に戻り、シオカラ谷へ下る道に入る。今日の登山コースでは一番急な下り登りの道だ。急な下りを下っていると谷から息を切らせて登ってくる夫婦(と思う)と出会うが「谷から駐車場までの登りがもっと大変だよ」と。分かってますって、前来た時の登りがきつかった記憶がうっすらと残っています。
だいぶん下ってきたなぁと感じてきたころ谷から水の流れる音が聞こえてくる。下り終ると吊り橋が現れる。吊り橋を渡ると、急な石の階段が始まる。この石段、一段の高さがちょっと高い。一歩一歩登って行くと、両側の木々の紅葉が目に入ってくる。谷まで下ったこの辺りはまだそこそこ紅葉が残っているようだ。紅葉に癒されながら息を切らせて石段を登って行くと傾斜が緩み山腹を横切る水平な道になり息を整えながら歩く。平坦に近い道の先には、また石段が待っている。最後の石段であってくれと、一歩一歩足を上げて石段を登る。石段が終わり傾斜もゆるくなり笹の間の道を進むと左手に建物が見えてくると駐車場はもうすぐのはずだ。
道は平たんになり、大台ケ原駐車場に出ると、出発した時よりかなり車の数が増えている。出発が早かったこともあり、予定より大分早く登山が終わったので、駐車場にある屋根付きのベンチで昼食をとる。
帰りは、時間もあるので調べておいた温泉に立ち寄って帰ることにする。国道169号線に出て大きなループトンネルを過ぎて大迫ダムを渡り対岸を上流に進むと入之波に着く。その道の行き着いたところが入之波温泉山鳩の湯である。湖面の岸の急な斜面に張り付くように温泉宿が立っている。900円を払い急な階段を下りてお温泉場に。何故か湯船のふちがオレンジ色でお湯も黄金色。露天風呂はややぬるい。この温泉ならではの湯船を楽しむ。源泉かけ流しでカルシュウムが豊富な泉質のため湯船の淵にカルシュウムが沈着し独特の湯船になっているそうだ。なんか、秘湯の湯の感じを楽しんで我が家へ。
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