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行程・コース

天候

晴れ

利用した登山口

深山橋  

登山口へのアクセス

バス
その他: 奥多摩駅から西東京バスで深山橋BS下車

この登山記録の行程

深山橋(09:10)・・・大寺山(10:18)・・・鹿倉山(12:24)[休憩 5分]・・・大丹波峠(13:30)[休憩 5分]・・・丹波山村役場前(14:40)

コース

総距離
約10.7km
累積標高差
上り約960m
下り約879m
コースタイム
標準5時間10
自己5時間20
倍率1.03

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今日は、奥多摩エリアでも初めて歩くコースに行ってきました。
鹿倉山(ししくらやま)です。深山橋バス停で下車したらまずは大寺山に登り、以降は尾根伝いに鹿倉山へとアプローチ。最後は大丹波峠から丹波山村に下山してゴールです。
台風19号からの通行止めが昨年下半期頃に解除されたことをSNSのフォロワーさん情報で聞きつけ、先日の降雪とのセットで楽しめるのではとの期待で出掛けてきました。

今回のコースでは、3箇所要注意な区間がありましたので先に上げたいと思います。
って、最後の下り全てですね(^o^;)
(※1)

話を戻します。朝、8:35に奥多摩駅初のバスでまずは深山橋へ。現地には9:05頃に到着。先日より奥多摩の各山で「雪ヤバい」とのSNSの報告が散見されたので、下車後まずはゲイターを装置します。去年のGWに至仏山行ったときに初めて買ったやつです(笑)

因みに、バスに乗っている間、奥多摩湖近辺ではいつも通りニホンザルが自由にくつろいでいて、さらに大麦代の崖の上ではカモシカ親子も見られて、それがみられただけでも来てよかったと思いました☆最初の大寺山には、以前行ったことがあるので迷うことはなかったです。深山橋渡って右側のお蕎麦屋さんの脇を抜けます。
最初が急坂なので気をつけます。その脇を抜けた先がもうこんな有様(笑)スタートからチェーンスパイクつけます。念のため六本爪も持参してます。私のあとから1名の方が続いて来られる以外は人はいません。

しばし御前山を思わせる急坂が続きます。やっとのおもいで最初の平坦地に。さてここからが本番だ…(無表情)
今のところはちょっと雪が残っている程度ですが、さてこのあとどうなるか...
カモシカかな?動物の足跡もバッチリ見られました^^

登るにつれて本格的に残雪が。そして序盤のハイライトの一つ。広場に出ました。やったーー!雪がたくさん!
ここは雪なくても道不明瞭。でも視線の先に見えている尾根筋に乗ればOKなのでそれを目指します。そこを抜けて尾根に再び乗ると、足跡が見られなくなりました。
この辺から雪に足を取られて動きが鈍り始めます(笑)このようなちょっとした登り坂にもヒィヒィ言います。が、この段階ではまだ頑張れます(笑)そして、大寺山直下の急坂の登場ー。前回雪のないときにどう歩いていたかさっぱり記憶がないので、もう適当に直登します(笑)

雪はくるぶしまですっぽりwそして大寺山に到着ー。
すごい!誰の足跡もついてない!!一番乗りやったぜ!!イヤッホーーウ!!!
あるきづらさも気にならない(笑) 自分だけが足跡をつけているという楽しさたるや。
(;´Д`)ハァハァ

そして鹿倉山へ早速向かうため、仏舎利塔の裏側へ。何かの動物の足跡が、小菅の余沢方面へ続いていました(^o^)見たところ、あまり踏圧も掛かっていないので小動物のテンかなと想像してます
雪のため、コースタイムに対して遅れるだろうとある程度は予想しています。大寺山までは標準の90分に対して60分で到着。30分のマージンを稼げました。焦りにだけは気をつけながら進みます。

しかしここから先がいよいよ雪で歩行が困難になってきました。基本的にはトレースには期待できない感じでした。というより自分がトレースをつけるということが楽しくなってきました。あとに続くはずの人には、へんなラインを残してごめんなさい^^;

そして今回の読図ミス(※2)。地図の赤丸部分にいると思っていたらその手前の分岐地点でした^^;読みながら歩いているとき、分岐のところだと思っていた箇所を通過して、勝手に「廃道にでもなったのかな」と思い込んでました。
(鴨沢〜七ツ石区間にそういう事例があったため)

そこからいよいよ、足が重く感じるように^^;歩きながら「はぁはぁ、スキーが欲しい」とばかり頭の中で呟いていました(笑)
とにかく果てしない足の上下運動が体力をジワジワ削ってきます。
それでも石尾根方面の眺めが素敵でした。あっちはもっと大変なんだろうな、と(笑)

大寺山から鹿倉山まで、標準タイムは90分。進捗を地図で確認するに、ちょっと予定をオーバーしそうだなとこの辺から感じ始めます。広い道に出ました。これなら雪が積もっても明瞭ですね。しかし、足の重さに変わりなし(笑)
大寺山〜鹿倉山の、大体1/3くらいの地点だった記憶です。
その先、石尾根方面が見晴らしのいい伐採地(鹿冊ネットあり)に出ました☆今回、地図に色々書き込むボールペンを忘れてしまい、あとになっての思い返しになってしまいますが地図の赤丸あたりだったかなと。この時点で、だいたい200歩も歩くと数十秒息継ぎで立ち止まる感じになりました。多分、歩き方が悪かったかなと。思うような動きにならないと力んでしまうのが疲労に拍車をかけてるような気がしました。

そして写真は鹿?カモシカ?の足跡♪柵に行く手を阻まれて進路変更しているように見えます。もう一つ面白いものが見られました(※3)赤矢印のように足跡が急に直角になってました。そのさきでは緑丸のような跡も。この上に木があったので、もしかしたら、不意に雪が落ちてきてのに驚いての回避行動だったのかなと想像されました。
いやー楽しいです!(≧▽≦)

楽しみつつも、疲労を抱える足を引きずりながら歩いていくと、広い道を離れて細い尾根筋に誘導されました。
頂上は近いです!もうひと踏ん張り!
はぁ、スキーほしい(何度目かの歎息w)
そして12:25、ようやく鹿倉山に到着しましたーー!長かったー&疲れたー(^o^;)最初に計画を思いついてからおそらく2年ほど。ようやく念願かなって感無量です☆
標準タイム的には12:00ちょうどなので、最初の大寺山までの30分貯金をここで吐き出しました。

書き忘れていましたが、今日の行動食はコンビニ羊羹3個と、ペットボトル水2本です。大寺山の先で羊羹一個と水を一本の半分。この鹿倉山でも同じ量を摂取したので羊羹も水も共に残りは一つずつです。残りの行程から見ても持参した量は適切だっかなと思います。
軽く摂食タイムを5分ほど。それを済ませたら早速大丹波峠へ向けて行動再開です。あとの区間はもう上りはほとんどありません。目立ったピークも巻き道になってます。
巻き道は!正義っっ!

下りでは、シングルステッキを取り出しました。また足の運びも少し変えて、蹴躓かない程度に雪面をこすることで持ち上げる負担を少しでも低減する目論見です。下りということも相まって、わずかですが足が楽になりました。
その巻き道への誘導が。そう、これでいいのです(笑)ここの眺めも素晴らしかったです^^
そしてこの左カーブを曲がれば、もうあとは下り一辺倒になります。

因みに雪は脛まで浸かりましたwそして地図があると安心なパターン^^ついに大丹波峠への下降点に着きました!
ここからゴールまで、要注意ポイントが連続します。冒頭で書いた部分です。順を追って書き出します。
尾根筋から大丹波峠への分岐に入ったすぐ先で再び道標が出てきます。その道標の指し示す方向に向き直ると、きれいに谷筋がまっすぐ落ち込んでいく光景が広がっています。そして、そこから次に向かう先は、向かって右手に見える尾根をまたいだ向こう側です。図に書くと添付のような具合になります。の尾根を跨いでいく道に乗ってさえしまえば暫くは道なりに歩くだけになります。

が、その先で要注意ポイントその2が待っています。地図にない作業道が伸びていて、私が記憶しているだけでも2箇所、図中部分にありました(※4)。道標もないので、地図などで向かう先の確認が必要ですね。むしろここは、峠から登っていくときに引っ掛かりそうな感じを受けました。
それに注意して降りていくと、ついに大丹波峠へ到着です!

あとは谷筋を一つ降りれば丹波山村です。が、ここが要注意ポイントその3です。大丹波峠から進んで序盤はいいものの、少しずつ高度を下げていくと最終的には道があるのかないのか、不明瞭な区間に突入します。途中で道が途切れ、と思って沢筋に降りたら見上げる先に道を発見したり、そんな有様ですwそこを無理に突っ切ろうとすると急斜面なだけに怪我の怖れもあるので、いっそ沢に降りたほうが確実だろうと思われます。
写真だと伝わりづらいですが、こんなところ突っ切るとかなかなかにスリリングですw
途中には倒木もありますが、今年の山はじめで訪れた廃寺へのラインもこんなかんじだったので、それが上手いこと練習となって今回に生きています^^

そこを無事抜けると、最後は地図にはない堰堤にぶつかりました。
ここを越えた先の左岸には作業小屋がある広場になっているので、堰堤も左から高巻きます。そのすぐ先に腰丈くらいの石垣の上からピョンと飛び降りればもうなにも障害物はなく、道なりにマリコ橋まで出られます。
マリコ橋が向こうに見えます。去年の秋、確か舞茸まつりのついでに登山口下見で来たことを思い出します。

舗装路に出ても暫くはガリガリの凍結が残っているので、チェンスパは履いたままです。
って、その舗装路の先のこの光景www荒れてるってレベルを超えてるwwwwwwwww

そしてついに住宅地まで出てきました☆やったー歩いて丹波山まで来るというのも目標だったので無事にゴール出来て大満足です。
そしてその下見散策で把握していた経路をテクテクと。写真の道の先、橋を渡ればもうR411の青梅街道(大菩薩ライン)です☆

ここでひとつミスを犯しました^^; うっかり信号を右折してのめこい湯の方へ歩きましたが、その温泉バス停につく最後のカーブ手前でバスが私を追い抜いていきました
(´;ω;`)マニアワナカッタ
フツーに左折して、終点の丹波バス停に向かえば間に合った可能性あるのにwまぁ、疲れもあるのでお風呂に入る時間ができたと前向きに捉えます^^;
露天→サウナ→内湯のフルコースを堪能!

そーいえば二週連続の丹波山村www52_さっぱりしたところで、15:52の奥多摩駅行バスにのり戻ってきました^^
乗客は、始点の丹波で1名、温泉で私1名、そして雲取山登山口の鴨沢で3名の計5名でした。

今回の山行は、楽しいことが盛り沢山でした。誰にも踏まれていない雪歩きをたっぷり堪能できたこと、それを楽しみにしていた初めてのコースで叶えられたこと、終盤にまさかのマイナーちっくな道を、積雪でより分かりづらい中で楽しめたこと。機械をとらえられないと実現しないものを実現できて、自分はつくづく幸せ者だと感じます^^
次の山行についてはノープランですが、また楽しいことを思いついたら実行に移したいと思います。
今回はこんな感じです(^o^)

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フォトギャラリー:55枚

※1

※2

※3

※4

乗り換えの青梅駅での様子。雪が残っているのでこの先の光景に期待が高まりますw

青梅線の車窓から。ホームには雪がまだ残っていました。

彼方の山に雪がはっきり見えました!

バスの車窓から。大麦代駐車場はガリガリの凍結でした。

深山橋下車して、まずはゲイターを装着です^^

深山橋を渡ってすぐ。ここから入山です。

お蕎麦屋「陣屋」さんの脇から入っていきます。

裏手に回ったらすでに雪がこのように。スタートから。

序盤の急坂。雪はあったりなかったり。

尾根筋に乗りました。

動物の足跡^^

序盤の注意ポイント。広場。普段でも踏み跡ないので、尾根筋目指して移動します。

そこを過ぎたら急に足跡なくなりました。わからなくて引き返したのでしょうか?

ひたすら楽しい(*´ω`*)

足首埋まります♪

大寺山への最後の急坂。踏み跡よくわからないので、歩きやすそうなラインを自分で作ります。前回の無雪期でどうだったかさっぱり覚えていません(^^;)

大寺山到着!すごい!誰も歩いていないまっさらな雪原!!!

サクサク☆

仏舎利塔の裏手から尾根が続いています。この辺からいよいよ

ずっと尾根筋を辿りますー。

葉っぱが落ちているので石尾根がよく見えます^^

途中に道標が出てくれると道があっている確認になりますw

巻き道は正義!

ハァハァ、、、きついンゴ

足がとられて、スタミナ持って行かれます(^^;)

大きく開けた道が出てきました。

伐採地がありました。雪の見晴らしサイコー!!!

標高は高くないですが、広々とした気持ちのいい道です(*^^*)

鹿かカモシカ?の足跡。策に阻まれて頑張っている様子がうかがえますw

足跡の急な転回。落雪に驚いての回避行動のようにも思われます。

遊歩道案内が。

山頂ついた!!!

ようやく鹿倉山到着です!

早速下山へ。そのまま西へ。足が重くて半分引きずるような足取りに(^^;)

案内に従って歩きます。

ここの左カーブの後はもう登りはありません!w

脛までつかりました(真顔)

道標に従って左折。

左折した先の光景。赤線のような歩き方をします。

大丹波峠まで来ました。ゴールまでもう少し!すごい広い交差点になっていますね。

もう道を無視して突っ切ります。

通行止め解除したというのに荒れすぎワロタwww

登山道区間終了!視線の先にマリコ橋があります

荒れているってレベルじゃない!(笑)

里はもう目の前です。

山道が終了しました!

無事に丹波山村まで下山してきました。

なぜか小菅村の道標もありました。

下山の後はお風呂で回復☆

雪でずぶぬれw

陽が暮れ始めて、駅から帰路につきました

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装備・携行品

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登った山

鹿倉山

鹿倉山

1,288m

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日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
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難易度
コース定数
23
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