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栃木県三毳山(みかもやま)~強風に大きく揺れるカタクリの花を撮影、見頃は3月24日㈰頃迄~

三毳山( 関東)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ。カタクリ自生地は体感風速が5~10m。尾根は体感風速が10~15mの強風が吹き荒れていた。気温駐車場7時51分7℃。北方の山々は雪雲の中。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 高速道は強風のため50kmの速度規制中。佐野SAスマートで下りて信号機の約100m先を右折して川沿いを走り県道67号線に出る。「佐野市万葉自然公園カタクリの里」駐車場へ向かう。右の路地入口には標識「カタクリの里」と押しボタン式信号機有。カーナビは住所「栃木県佐野市町谷町112-1」と入力。管理センター前に駐車付近にも2箇所500円トイレ有。カタクリの里は保全のため17時~8時30分まで施錠すること有。※JR両毛線岩船駅から約4㎞徒歩約1時間、タクシー約10分。佐野駅からタクシー約20分。

この登山記録の行程

計画では、前述の山タイムのように、尾根伝いに中岳を通り、三毳神社奥社まで足を伸ばす予定であったが、強風のため、下記のように変更しました。
実際の詳細な行程
自宅6:35⇒7:45佐野スマートIC⇒7:51かたくりの里管理センター前駐車場・水洗トイレ 8:07・・・ミズバショウ・ザゼンソウ・・・8:15カタクリの里・撮影・・・9:06三毳山(青竜ヶ岳)9:16・・・桜の路(舗装路)・・・ミツマタ・・・湿性自然植物園・・・ 10:05みかも山公園東口・・・野草の園・・・フクジュソウ・アズマイチゲ・カタクリ・ユキワリソウ・アマナ・・・10:31東屋で昼食・サンシュユ11:21・・・カタクリの園撮影・・・12:05山頂広場・階下に水洗トイレ12:10・・・12:32尾根道で足が攣る手当12:44・・・12:58三毳山(青竜ヶ岳)13:00・・・カタクリの里・撮影・・・14:05かたくりの里管理センター前駐車場・水洗トイレ14:25⇒14:30佐野スマートIC東京方面⇒16:00自宅。
※高速道は強風のため時速50km規制中。

コース

総距離
約7.2km
累積標高差
上り約548m
下り約548m
コースタイム
標準3時間30
自己4時間16
倍率1.22

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 2024.3.05付「山と渓谷オンライン 記事を読む (花の季節の前奏曲、カタクリの咲く山へ)」を読むと、栃木県三毳山が紹介されていました。3月18日には、晴れるが強風が吹き荒れるとの予報には、躊躇しました。しかし、日程調整ができず、決行することになりました。
 実際は、予報よりも強風が吹き荒れていて、歩行にもカタクリの撮影にも、大変難儀しました。尾根道歩きが短時間となるよう、途中でコースを変えてみました。
 8時15分万葉公園カタクリの里に入ると、カタクリの花びらがほとんど閉じていました。陽射しが当たっている場所だけは、少しずつ開いていました。復路にも通って、開いてから撮影しようと考えました。
 麓側の出入口の鍵は開いていましたが、山頂側は施錠してありました。右手30m先は、開いていて出ることができて、ほっとしました。夜間立ち入っていたずらされないように、17時~8時30分は、施錠していると聞いたことがあります。

 尾根道を進むと、ますます強風が強くなっていましたが、危険性は無いと考えて、歩き続けて、9時06分に三毳山(青竜ヶ岳)に登頂しました。近景は、良く見えますが、遠景は、雪雲が覆っているようで、ぼんやりとしていて、撮影できず残念でした。
 下りが急なので、歩幅を小さくして、足を置く場所を考えて、足を運びました。ますます強風が強くなり、コース変更を余儀なくされました。9時35分、第17分岐標識から桜の路(舗装路)を歩き、途中分岐標識15から登山道に入りました。ミツマタの苗木が植えられていて、咲き出している樹木もあり、花をカメラに収めました。みかも山公園東口が見えて来ましたので、野草の園へ向かいました。
 10時07分野草の園に入ると、ユキワリソウ・カタクリ・アマナ等の花々が楽しめました。黄色いサンシュユが目に留まりました。撮影した後、東屋で昼食を摂り、コーヒータイムにしました。

 カタクリの周遊の路に入ると、「あれ―え」と思いました。カタクリの花があっちこっちに点在しているものの、どこを探しても、群生はしていないのです。数年前来た時は、斜面が一面カタクリの花だったのに・・・。どうしたんだろうと、疑問をもちました。

 翌日、カタクリの数が減っていることが心配になって、みかも山公園管理事務所に電話(℡0282-55-7272)して、教えていただきました。原因は、今年は、
①天候の影響を大きく受けたそうです。今年は、寒い日があったり、暖かい日があったりして、3月5日最初に咲いたカタクリがあったそうです。カタクリは、毎年毎年、咲くのではなく、翌年咲かない場合もあるそうです。咲くまでには、6~7年間も掛かるそうです。
➁斜面を見ると、緑色の葉の草がカタクリの花よりも先に目に留まりました。これは、キツネノカミソリの葉です。繁殖力が大変強く、カタクリの生息地にまで、勢力を広げているのです。管理センターでは、カタクリを守るために、少しずつ取り除いているそうです。
➂斜面の土が掘り起こされて、崩れている場所が気になりました。もしかしてと思っていると当たってしまいました。イノシシが、入り込み、カタクリの球根を掘り出して、食べてしまうそうです。ヤマユリの球根が、大好物なんだそうです。
私が、「フェンスで囲う方法」を提案すると、人工物は美観を損なうので、できるだけ自然のままにしたいそうです。私も同感しました。

 山頂広場でトイレ休憩を済ませ、三毳山へ戻りました。どうしても尾根歩きになるので 強風との戦いになりました。三毳山の上りで、右足腿に違和感が起こりました。腿が攣る前兆だなと思いました。直後に激痛が走り、立っていられなくなり、倒木の上に腰を下ろしました。右足膝の上を優しくマッサージしました。ここでおやつタイムにして、水分補給をしました。10分間休憩すると、痛みが弱くなり、ほっとして、再び歩き出しました。

 カタクリの里は、咲いているかな、どうかなと心配していると、ほとんどのカタクリの花びらが、陽射しを浴びて、開いていました。しかし、麓からの強風に当たって、大きく揺れていました。花びらは、飛ばされそうに見えました。ともかく、次々と撮影しました。

 駐車場に無事に着いた時は、ほっとしました。駐車場も、10mほどの強風が吹き荒れていて、ドアを開けると、隣りの車にぶつかりそうになりました。右手でドアを持って、左手で靴を履き替え、荷物移動もしました。
 高速道は、50kmの速度規制がされていました。圏央道は、横風の影響が大変大きくて、前の車を追い越すために70kmに上げると、ハンドルを取られるほどの強風でした。通行止めもなく、無事に帰宅できて、ほっとしました。
 次回は、穏やかな日に行きたいと考えています。

参考にしていただきたいこと
別のコースもあります。「みかも山公園ハイキングマップ」をダウンロードして、持参して、確認しながら、ハイキングを楽しんでください。モデルコース紹介有。
佐野・藤岡ICを出て、国道50号線を小山方面へ進む。
①みかも山公園東入口を利用する。駐車場・みかも山岩舟物産館・栃木花センター。バスはJR栃木駅南口から「ふれあいバス」岩舟線(東回り30分乗車)とちぎ花センター前下車。
➁みかも山公園南入口を利用する。道の駅みかも。駐車場・売店・食堂。長い、急な階段を上ると三毳神社奥社に出る。
➂佐野SA・ETCを出て、桐生岩舟線を走り、みかも山公園西入口を利用する。駐車場・みかも山観光物産会館・売店・食堂・ハーブ園。※それぞれの入口を結ぶ園内バス(フラワートレイン運転中)。

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登った山

三毳山

三毳山

229m

よく似たコース

三毳山 栃木県

カタクリ咲く都市公園として親しまれる山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
1時間45分
難易度
コース定数
7
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