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花に包まれた三毳山

三毳山(青竜ヶ岳、中岳)( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「みかも山公園」をセット。東口(普通車233台、大型6台)、南口(普通車215台)、西口(普通車365台、大型20台)に駐車場(無料)あり。今回は東駐車場を利用。シーズン中は混むため早めの到着をお勧めする。整備されたトイレあり。

この登山記録の行程

駐車場(11:40)・・・カタクリの園(11:53)・・・中岳(12:04)・・・犬石(12:08)・・・みかもの関跡(12:12)・・・青竜ヶ岳(12:28)・・・かたくりの里(12:40)・・・青竜ヶ岳・・・みかもの関跡・・・犬石・・・中岳(13:47)・・・大和田群生地(13:55)・・・駐車場(14:12)

コース

総距離
約7.5km
累積標高差
上り約647m
下り約648m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

先ほど大小山に登った際に、ふと見慣れた山が目に入った瞬間、猛烈に行きたくなって急きょやって来た「三毳山(みかもやま)」。佐野市にあるとっても小さな山だが、大のお気に入りで年に数回は立ち寄っている。なにがお気に入りって、この山は常に花で溢れていて山全体が庭園のように整備されていて老若男女から愛されている。とりわけ春のシーズンは間違いなく一年で最も素晴らしい。ちょうと1ヶ月前にも偵察に来たが、その時は福寿草が元気よく咲いていた。
今日の目的は、福寿草と同じくスプリングエフェメタルの代表株「カタクリ」。
三毳山にはいくつかの群生地があって最盛期であれば斜面が紫に染まるほどに濃密な風景を見ることができる。
低い山なので、観光客やピクニック目当ての家族連れも多く、今日も駐車場は満杯だった。
なんとか車を停めて、早速、「野草の園」から遊歩道を登っていく。
真っすぐに進み最初の群生地「カタクリの園」を目指す。いつしか遊歩道から階段状の登山道に変わり、勾配が増していく。
ほどなくしてカタクリの園に到着。山の中腹にある群生地で、観賞用に回廊が設けられている。
時期が少し早いのか、まだ紫の絨毯には程遠かったが、それでも凛としたカタクリがあちこちに咲き誇っていた。
紫の絨毯を鑑賞するのであればこの群生地が一番美しいと思うが、接写にはあまり向いていない。
接写を楽しみたいのであれば三毳山の先端にある青竜ヶ岳の麓にある「万葉自然公園かたくりの里」がお勧め。斜面を縫うように遊歩道が整備されているので思い思いに立ち止まりながら接写ができる。また、そちらはアズマイチゲ等の競演も見ることができるので一段と映えた写真が撮れる。
と言うことで、まず中岳に登ってから縦走モードに入る。
小さい山といっても三毳山は細長く伸びていて中岳から青竜ヶ岳までと山の端からハジまではそこそこの距離がある。ちなみに青竜ヶ岳が三毳山の頂とされている。
トレイルランナーでなくても走りたくなるような素敵な縦走路。軽いアップダウンを繰り返しながら一気に進んで行く。青竜ヶ岳を越えて、右に折れながら斜面を降っていくと害獣よけの柵に突き当たる。その柵のドアを抜けて一歩踏み込むと、そこはもうお花畑ゾーンとなる。早速たくさんのカタクリが目に飛び込んできた。最初に立ち寄ったカタクリの園よりも多いかも知れない。ところどころに白い小さな花も群生していた。白に薄いピンクも混じって見えるのはアズマイチゲだ。
見たかったカタクリとアズマイチゲの競演はやはり期待を裏切らない。
下の方まで降りていくと、休憩所のところでケーナ演奏者「Ren」さんの曲が流されていた。ジブリの聞きなれた曲をケーナの優しい音色で奏でていて、森の中に染み渡るようでとてもマッチしていた。しばらく聴き入ってから、再度、やって来た縦走路を中岳まで折り返して、最後にもう一つの群生地「大和田群生地」に立ち寄ってから出発地点に戻った。出発地点にある公園の脇では、河津桜が満開で咲き誇っていて一際目を引いていた。
今回、雪山目的でやって来たのに暴風のせいで登ることができず残念な思いをしたが、そのかわりに屋敷山のミツマタにアスレチックな大小山。そしてこの三毳山では、カタクリ、アズマイチゲ、河津桜と春が堪能できて大いに満足な一日となった。

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装備・携行品

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登った山

三毳山

三毳山

229m

よく似たコース

三毳山 栃木県

カタクリ咲く都市公園として親しまれる山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
1時間45分
難易度
コース定数
7
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