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ミヤマキリシマの山へ:九重連山

平治岳&立中山、中岳&久住山( 九州・沖縄)

パーティ: 10人 (チャーリー さん 、ほか9名)

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行程・コース

天候

利用した登山口

九重登山口   牧ノ戸峠  

登山口へのアクセス

バス
その他: 大分空港から、ツアーバスにて湯布院経由で長者原(飯田高原)登山口より、一日目宿泊地・法華院温泉山荘まで歩く

この登山記録の行程

【1日目】
九重登山口(12:40)・・・雨ヶ池分岐・・・分岐・・・雨ヶ池越(14:25)[休憩 10分]・・・吉部分岐・・・坊がつる・・・法華院温泉(15:40)

【2日目】
法華院温泉(07:00)・・・坊がつる・・・分岐・・・林道合流点・・・大戸越(08:45)[休憩 10分]・・・平治岳(09:45)[休憩 15分]・・・大戸越・・・林道合流点・・・分岐・・・坊がつる・・・法華院温泉(12:00)[休憩 60分]・・・鉾立峠(13:20)[休憩 5分]・・・立中山(13:50)[休憩 20分]・・・鉾立峠・・・法華院温泉(15:00)

【3日目】
法華院温泉(05:45)・・・北千里浜(06:25)[休憩 5分]・・・諏峨守越下・・・久住分かれ(07:40)[休憩 15分]・・・中岳(08:45)[休憩 25分]・・・久住山(10:09)[休憩 10分]・・・久住分かれ(10:50)[休憩 20分]・・・星生分岐・・・扇ヶ鼻分岐・・・沓掛山(13:05)・・・牧ノ戸峠(13:28)

コース

総距離
約24.5km
累積標高差
上り約1,943m
下り約1,649m
コースタイム
標準11時間2
自己15時間28
倍率1.40

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

念願の九重連山へ。そして、九州上陸も実に15年ぶり。上空よりきれいな富士山を眺め大分空港へ。登山口のある飯田(はんだ)高原・長者原(ちょうじゃばる)でハチ公ならず「平治号」(野良犬であったが、登山者の周りにまとわりつき、道案内犬になったとの話があるそうだ)の銅像が出迎えてくれる。記念写真を撮り、12時半過ぎに出発、前方に連なる山を見据え、木道を歩くこと10分ぐらいで樹林帯へ。道がぬかっている時のために「一人一石」運動なる表示を観て、石を一つ持っていく。ぬかっている箇所があったらそこに石を敷き詰めていくんだそうだ。べちゃべちゃ道をなくすためであろう。グッドアイディアだ。
地元九重の女性お二人の「ネイチャー・ガイド」さんに、植物などの紹介を受けながら進む。

二時間弱で雨ケ池に到着、この付近は樹林帯を抜け木道になっている。ミヤマキリシマも所泥に咲いていて目を楽しませてくれる。目の先に目指す、坊がつるや連山の山々が見えてくる。

休憩なども入れ約三時間で宿泊地の法華院温泉の山荘に到着。ミヤマキリシマの群生が沢山目に飛び込んでくる。話には聞いていたが何と可愛らしい花なのだろう!!夕食までに時間。先ずは温泉へ。と言っても結構涼しい風に吹かれあまり汗はかかなかったのだが。山荘自体とてもきれいで、大部屋だがお部屋もきれい・お布団もきれいでうれしい。

さて、夕食は何とご飯&お味噌汁を含め7品もあるし、美味しいことこの上なし。ここはもともと法華院というお寺があったところで、観音堂が隣接していて、拝ませてもらい、鐘も一突きしてみた。何と良い響き!!

二日目。六時半の朝食(これも美味しいおかずが一杯)を経て、7時半ごろ平治岳(ひいじだけ・1643m)に向け出発、鞍部の大戸越(うとんごし)に一時間程度で到着。そこにもミヤマキリシマが咲き乱れ、目を上に向け平治岳方面(実はここからは平治岳は見えなく、見える峰をもう一つ越えないと、お目当ての山頂には着かない。この鞍部・大戸越で記念写真を撮って、ミヤマキリシマの登山道を登って行く。いったん見晴らしの良い平らな道(ここにもミヤマちゃん)を歩き更に、登って行くと山頂に到着。スケールの大きい景色に囲まれ、ミヤマキリシマに迎えられ良い気分。飽きることのないこのプレゼントを後に下って行き、お昼を取るために山荘に帰る道すがら、珍しい白いミヤマキリシマに出逢う(突然変異らしい)。まだツボミだったけれど。
昼食後、行く予定だった大船山(たいせん山)はミヤマキリシマが見頃ではなく、立中山(たっちゅう山)・1464.4m)がほぼ満開との情報を得たので、そちらに行くこととなった。30分ぐらいで鉾峠到着、さらに山頂までの道を登り始めるとミヤマキリシマが本当に咲き乱れていて見事だった。夕食は大分の名物?「とり天」でした。

3日目、最終日は九重連山の中岳(1791m・九州本土最高峰)と久住山(1786.5m)を巡り帰京の予定。朝食は早めの出発に備え、山荘が作ってくれたお弁当.5:45すがもりコースへ向けて歩き始める。

日の出を振り返りながら、かなりの急登岩場を登り北千里に到着。そこ北千里は何とも不思議な世界感、宇宙のどこかの星に不時着した気分だ。こんなところに一人でいたらさぞかし不安だろうと思わざるを得ないが、自然の織り成す凄みのある風景には脱帽。

約一時間で、久住分かれに到着。避難小屋でトイレを済ませ、仲だけ方向に進む。がれがれの道を上がること40分、左は火口、右は水を一杯湛えた御池(みいけ)に到着。ここには魚は住んでいないそうだ。振り返ると歩いてきた稜線が見渡せる。更に中岳方面に登り、広々とした場所にザックをデポして山頂へ。中岳山頂からは、昨日登った平治岳などがぐるりと見える。記念撮影後、元来た道を下り久住分かれの峠より久住山へ。今回最後の4座目となる。

火山の山らしく何処へ行っても岩ゴロゴロの道が多い。今回も下でデポして身軽な状態で歩きだす。久住山の頂の左右の景色が全く違う。熊本県側に目をやると、人々の生活の営みがうかがえる、田畑あり、緑の広がる平坦な世界、でもその先には阿蘇の山々が涅槃像のごとく鎮座しているらしい(天気は良かったが、雲がかかり見えず仕舞い)。方や大分県側は山、歩いてきた登山道などが見えるのみ。面白い対照だ。しばしこの山行の最後の山を楽しみ下山し始める。避難小屋で小休止、トイレをすまし、また岩場を登り平坦な西千里に出る。歩き易い道なあので、右に見える星生山(ほっしょう山)をずーっと見ながら、稜線を歩いている人を見ながら、山肌を染めるミヤマキリシマの美しい光景を観ながら、終着点の牧ノ戸峠を目指す。ここでは鶯が沢山いるようで、「ホーホケキョ」聞こえてくるし、(ガイドさんが言うには珍しいそうだが)姿まで良く見える木のてっぺんにいた。耳障りの良い響きに脚の疲れも遠のく。最後(山頂は極めないが)沓掛山のを越え、コンクリート道を歩くこと30分、牧ノ戸峠に無事に到着。二泊三日の山行60000歩。楽しい楽しいミヤマキリシマの美しさにうっとり、陽気な参加者の皆さんに癒された旅でした。ガイドさんお勧めのブルーベリーのソフトクリームで祝杯です。

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登った山

中岳

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1,791m

九重山

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