行程・コース
天候
初日 快晴時々曇り 2日目 小雨
登山口へのアクセス
バス
その他:
自宅…京葉道路武石IC…首都高速経由中央道松本IC…上高地松本線…さわんど第三駐車場(カスミ沢駐車場)
駐車場は1日700円。今回は1泊で1,400円 ※休日ハイシーズンと違い、駐車場に余裕あり。
アルピコバス 上高地行/さわんどBT7:30…大正池7:50 ※30分毎に発車。
マイカー規制区域にてシャトルバス代往復2,400円 ★復路下車時にバスチケット回収。紛失注意。
★WCは大正池BS近くの公衆トイレ、田代橋付近の公衆トイレ
この登山記録の行程
大正池BS7:50…田代橋8:26…焼岳登山口8:48…新中尾峠…焼岳小屋10:30~40★WCと休憩…展望地10:50…中尾峠10:56…秀綱神社11:17~11:20★休憩…中尾峠11:49…焼岳北峰13:17…中尾峠14:19…展望地…焼岳小屋14:32★(小屋泊)
焼岳小屋6:45…焼岳登山口8:11…田代橋分岐…河童橋8:40…上高地BT8:45 ※さわんど行きバスにすべりこみ乗車
【焼岳小屋】予約制
1泊2食9,000円 (朝、夕6時食事)寝具あり。マスク着用等の指示なし。
売店にTシャツ、スナック、カップ麺、酒、飲料あり。
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
北アルプスで日帰り可能な焼岳。今は噴火レベル1に下がり、焼岳小屋泊とした。平日山行の特典は、混雑のストレスがない反面、集客数が少なく上高地便の始発時間が遅い。シビアな山行ではないし、小屋泊は気持ちにゆとりが出る。7時30分のバスに乗車。大正池で下車し、観光客に交じり田代湿原を散策。田代橋を渡り、西穂高岳登山口で登山届を提出。焼岳登山口までの一本道は羽虫が顔に近寄る不快なスタート。裾野をトラバースする道はゆるゆると続く。やがて視界が開けると大崩壊地が目に映る。長い梯子を登りきると新中尾峠まであと少し。草刈りされたばかりの山道を大汗かいて登り切った。焼岳小屋の屋根が見えた。ここで小休止。
立秋も過ぎ、台風の季節。出会った花はリンドウにキク科植物が多い。小屋に立ち寄り、焼岳山頂往復することを告げて急坂を上がっていくと展望地。すぐに山頂にはいかず、中尾峠を下り秀綱神社にお参りして、再び中尾峠へ向かう。展望地には、霞沢岳がど~んと広がる。焼岳が活火山だとわかるのは、空いた穴から硫黄臭の煙が出て、触れた岩が暖かい。岩稜帯を〇の印を目標に登っていくと、岩場の山頂をトラバースして北峰に向かう。入門登山とはいえ、さすが北アルプス。急に足が攣り、芍薬甘草湯を飲む。発汗に水分補給が追い付かなかった。漸く、足の痙攣が収まり、山頂へ向かう。すれ違う人々は殆ど、軽装日帰りの外国籍の人々。今年の上高地の来場者が増えたという話題を聞くが、随分賑わっている。この光景をウォルター・ウェストンが見たらびっくりしただろう。上高地観光の延長で空身でスニーカーにTシャツ半パンで登山する人々。ゆっくりと山頂を離れ、14時過ぎに焼岳小屋を訪ねた。今夜の宿泊者は私一人という。外のベンチで日光浴しながら読書をし、日暮れて居間に移動した。北アルプスの収容数の多い山小屋と違い、昔ながらの山小屋は、経年劣化でいびつだが、部屋の物品に人々の想いが詰まって温かみを感じた。昭和43年建築。老朽化の建替話は現時点で棚上げだという。予断は許さず、有人営業小屋を廃止する案も出ているとか。水場のないこの山では、大事な補給場所で、登山指導所は「山をなめている」人々の遭難抑止力にもなり、道普請の作業基地も担っている。心尽くしの料理を食べた後は、二階の布団へ直行。翌朝まで10時間以上爆睡。明け方目が醒める。暫くして、雨が降り出す。小屋にテレビはない。ラジオで天気予報を聞き、食事を済ませ出発。小屋番さんが見送ってくれた。古き良き時代はいずれ終わるかもしれない。半世紀以上、風雪に耐えた山小屋は私と同級生。緑の屋根の小屋に別れを告げ、上高地へ元気に下山した。
フォトギャラリー:25枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | フリース | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 |
| レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 予備電池 | 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え |
| 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | ナイフ | 健康保険証 |
| ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 携帯トイレ |
| 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | カップ | ヘルメット |
| 【その他】
★単行本『41人の嵐』 ビール1本(小屋は持ち込みOK。2階の布団部屋での飲食は不可) |
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