行程・コース
天候
初日:新穂高バスターミナルより双六小屋に向かうも大雨のため、秩父沢が増水氾濫し激流になっておりこのコースは断念→上高地の徳沢園に予約変更・宿泊
二日目:4時出発概ね晴れだが、槍ヶ岳近くになりガスが出てくる
三日目:槍ヶ岳山荘を5時に出発・晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
上高地からピストン、とにかく槍ヶ岳は遠い。幾度断念しようと思ったか、ガイド氏や仲間がいなかったら槍ヶ岳山荘にたどり着けなかっただろう。やり登頂は、ガイド氏の誘導により幸いなことに恐怖はほとんど感じなかった。
この登山記録の行程
【1日目】
徳沢(15:50)
【2日目】
徳沢(04:00)・・・横尾(05:10)[休憩 10分]・・・一ノ俣・・・槍沢ロッヂ(06:50)・・・ババ平(07:50)[休憩 10分]・・・水俣乗越分岐・・・天狗原分岐・・・グリーンバンド・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ・・・槍ヶ岳山荘(13:50)[休憩 20分]・・・槍ヶ岳(14:50)[休憩 10分]・・・槍ヶ岳山荘(15:35)
【3日目】
槍ヶ岳山荘(05:00)・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ(05:37)・・・グリーンバンド・・・天狗原分岐・・・水俣乗越分岐・・・ババ平(08:10)[休憩 10分]・・・槍沢ロッヂ・・・一ノ俣・・・横尾・・・徳沢(11:50)[休憩 40分]・・・明神(13:10)・・・河童橋(14:20)[休憩 30分]・・・上高地バスターミナル(14:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
(帰ってきて、あまりの疲れが残っていて、胃と腰の調子が悪く、山行日記更新できずにいた)
仲の良い有志6名(私を含めて)といつもお願いしているガイドさんと新宿から夜行バスで新穂高へ。初日22日は双六小屋宿泊で、翌23日に西鎌尾根ルートで槍ヶ岳登頂予定だった。能登地方を含むエリアが記録的な大雨、その影響を受けて、歩き始めて早くも雨が降ってきた。歩き始めから約二時間半の秩父沢に到達して、目の前に広がる光景に皆が唖然とする。
いつも穏やかな渓流であろう川が増水し荒々しい激流する川と化している。そして渡るのを断念し引き返す。その時は全員がもう帰るつもりだったかもしれない。しかし上高地の徳澤園が7名分の宿泊が可能だと分かり、新穂高から上高地まで行く。雨の中をかなりの時間歩いた後の宿舎までの歩きへとへとで到着。徳澤園は小説「氷壁」の宿として有名だそうだ。1865年創業。なかなか素敵はホテル並みの山小屋。
翌朝4時に徳沢を出発。宿舎の槍ヶ岳山荘に着いたのが2時ちょっと前。渓流沿いのアップダウンを繰り返し、槍の穂先が見えるスポットを2か所通過し、槍ヶ岳の雄姿が見えるカールに達すると、近くに見えるのが、一筋縄では着きそうもない登りをひしひしと感じる。何度「先に行ってちょうだい」と頼んだことか。そして雄大な景色を楽しめる状態ではない疲れようだ。それでも仲間たちが、私の荷物を分散して持ってくれたり、私の牛歩に合わせてくれたりで、付き添ってくれた。感謝の極みだ。
槍ヶ岳山荘は、槍ヶ岳直下に立っている。見上げる槍は岩のお化けのように迫ってくる。
少し休憩をして、槍アタック開始。30分足らずで山頂に着くらしいが本当だろうかと考えスタート。YouTubeでイメージトレーニングしておいたが現実の様子はまた少し違う。何かあった時のために、ガイド氏がロープをとりあえず用意してくれた(結果使うことはなかったが)。
そして肝心の槍登りは、ガイド氏の良き誘導により全く恐怖は感じなかったというのが事実である。山頂に着いた時、仲間や、ほかの登山者の皆さんと喜び合った。登頂時はガスっていて、ほとんど何も見えない状態だった。下山はまた慎重に梯子と鎖にしっかりしがみつき、岩場に足場を見つけ無事に下りることができた。
長い歩きの後に山小屋に着いた時、気分は100%トーンダウンしていたのに急に元気が湧いてきて、みんなでビールで乾杯。おいしかった。
夕方が近づてくると、すさまじい雲海の中に浮かび上がる山々が夕日に映えそれは幻想的風景だった。
翌朝、5時に出発、長い帰路をへとへとになり歩く。



















