行程・コース
天候
初日、午前は快晴。午後から曇り。
2日目、午前は曇ったり晴れたり。午後は曇り。予報は雨だったが一瞬パラついただけ。
気温はAM6時で6℃。風は微風。ベースレイヤーとTシャツ、ウィンドブレイカーでいい感じ。
3日目、天候は前日に近いが、雨のパラツキはなし。
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
二子玉川から東急の高速バス。
4列シート、電源コンセントあり。
新宿より空いてる印象。土曜帰り便でも余裕がある感じ。
この登山記録の行程
【1日目】
上高地バスターミナル(05:25)・・・河童橋(05:35)・・・明神(06:30)・・・徳沢(07:28)[休憩 5分]・・・横尾(08:16)・・・本谷橋(09:30)[休憩 5分]・・・涸沢(11:16)[休憩 30分]・・・ザイテングラート取付(12:42)・・・穂高岳山荘(14:56)
【2日目】
穂高岳山荘(06:15)・・・奥穂高岳(07:05)[休憩 5分]・・・最低コル・・・紀美子平(08:45)[休憩 5分]・・・前穂高岳(09:22)[休憩 15分]・・・紀美子平(10:20)[休憩 30分]・・・最低コル・・・奥穂高岳(12:35)[休憩 10分]・・・穂高岳山荘(13:30)
【3日目】
穂高岳山荘(04:55)・・・ザイテングラート取付(05:43)[休憩 20分]・・・涸沢(07:30)[休憩 15分]・・・本谷橋(09:00)・・・横尾(09:55)[休憩 5分]・・・徳沢(10:50)[休憩 30分]・・・明神(12:08)・・・河童橋(12:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
奥穂高岳と前穂高岳を登りたい。
でもテント泊するほど体力は無いから涸沢ヒュッテで一泊し、岳沢小屋を二泊目とし下山するのが理想。
日程が決まり予約サイトを見る。
無理やん。予約でパンパンやん。
ということで。
今回は穂高岳山荘で二泊する、
なんとも欲張りなコースを思いつきました。
西穂も北穂も槍にもいかない。
高いところで日の出も夕日も、星空も見たい。
これが私の欲張りハッピーセット。
どちらに行くのかと聞かれたならば、
「?」という顔を引き出せれる率100%の工程。
これでいい。いや、これが良い。
天気、雲、風、太陽が刻々とコロコロとかわる。
色んな人がどんどん入れ替わる。
思い思いに過ごす。
こんなときぐらいスマホでなくて、顔を上げて周りを見渡すのも悪くない。
高いところならなおさら。なんてったって、景色がいい。
フォトギャラリー:79枚
二子玉川駅。
高速バスで上高地に向かいます。新宿便は埋まってましたが、二子玉川便は易々予約がとれた。
あんまり知名度無いのかも。
一般的には「ニコタマ」って呼ばれるけど、「フタゴタマガワ」なんだから「フタタマ」じゃないのかと思う。
「フタタマ」でええじゃないか!
楽天クリムゾンハウス。
こんなおしゃれな車回しからバスが出るみたい。新宿と違って喧騒から離れていて静かにバスを待っていられる。
個人的にはこれだけで新宿のバスタには圧勝。
ただ奥にある待合室はきれいだけど、トイレにダイレクトアクセス過ぎて、音とか臭いとか諸々が気になるのがちょっと。
河童橋。
上高地バスターミナルにAM5:20の定刻通りに到着。
車内では特にこれといって不満はなかった。(運転荒くて酔いそうでしたが)
すでに宿泊の観光客が散策でほどほどに賑わい中。朝っぱらから写真映えにご精が出ますな。
河童橋。
帰りに分かるけど、上高地ってこんなに人来るのってびっくり。もう、御殿場、軽井沢よ。
アウトレットモールでもあるんかってくらい。
今回は河童橋を渡って、「梓川右岸道」を通ります。左岸道は土砂崩れで封鎖。
初めて通ったけど、素敵な木道で川を縫って進むのはなかなか気持ちがよい。
梓川右岸道。クマベル。
ベルはしていますがとりあえず。みんな鳴らすもんで、うるさ過ぎて笑える。
熊の睡眠妨害。
明神橋から前穂高岳。
次の日はあそこまで登ります。近いと思えるが、遠くとも感じる。
いまはひたすらに天気は良い。
明神館。
自販機は稼働中。スタッフの方も作業されてたけど、営業中かは未確認。
ここまで1時間ほど。まぁ順調。まだまだ序盤なので、急ぎ過ぎず。
徳沢・横尾方面標識。
横尾まで平坦な砂利道が続きます。
徳沢ロッヂ。
いつみても雰囲気が良い。良すぎて近づきがたい。私のような芋人間にはハードルが、、
徳沢。
水を補給。暑すぎないので、とりあえず1L。トイレも借りる。
横尾方面へ。
河川整備で重機が作業している。
均された河川の横を進む。かなり気合が入った河川工事。お疲れ様です。
横尾。
横尾大橋を渡り、涸沢方面に進みます。コンビニで買ったおにぎり二つ目を食べる。
本谷橋(ほんだにばし)。
8年前に来た時は増水していて吊り橋だけだと思っていた、小さい方もあったのね。
本谷橋のニホンザル。
1匹だけで行動していた。近づいてきたので変に動かず、目をそらして対処。(教えてくれてありがとうNHK)
お互いソロだし干渉しないでいきましょうや。
きのこ。露つゆに濡れている。
止まるな危険のガレ場。
徐々に傾斜もきつくなり、日も上がってきて暑い。日焼け止め持ってきてよかった。
Sガレ。
ヘルメットは涸沢からすることにする。人が多ければまた考えよう。
渋滞、待ち、転倒、落石、いろいろとリスクはある。
涸沢カールが見える。
紅葉にはまだ早い。色づきは黄色くなりつつあるといったところ。
涸沢ヒュッテ。
正直、ここに泊まりたいが予約は満室。予定通りもう少し上を目指す。
いつきても賑わいがある。
涸沢カール。
テント場は余裕がありそう。テント泊でもよかったかも。
昼飯。
売店でお湯を100円で購入。持参のカレーメシに入れてもらう。小屋でカレーメシはおいてない。時間が惜しいので金で解決。悪い癖。
奥穂高岳方面へ。
パノラマコースを進む。帰りに涸沢小屋経由のルートを通ったが、道幅は狭く、人が多い土日はパノラマの方がよかったと思えた。
涸沢槍を望む。
雲が早い、多い、そろそろガスってきそうな。
涸沢ヒュッテを振り返って見る。
近いのに小さく見える。遠いものが大きく見える。この遠近感がバグりだす感じが登ってきたな、と思える。
ザイテングラード取付を進む。
名前の由来はドイツ語で、岩壁の側面の支稜 (しりょう)から来ている。
ちなみに支稜は枝尾根のこと。
鎖場は楽しい。
梯子。
私は素手派ではないので、ザイテン取付あたりからグローブ着用。
不意に手を付いても岩や木でケガのリスクは減るし、シンと冷えた梯子に触るのはあまり得意ではないので、、、
穂高岳山荘。
標識で力尽きた。この時の山荘の写真がない苦笑。
3時頃に着いたのでかなり理想的。
山荘の夕飯。この日は5時から。
その場の皆様と相席して、食事。ごはんとお味噌汁、お茶を手分けして配膳する。学生時代を思い出した。
ごはんとお味噌汁はおかわり可。
味はべらぼうに美味しい訳ではないと思う。ただ標高3000mで主菜、副菜、汁、缶詰の果物まであるのだから感謝しかない。大根の煮物は皮付きで山荘らしい工夫?手抜き?が好きだ。
疲れた体に対して、なかなかのボリュームはあるので、完食はちょっと苦労した。
日の入り直後あたりで外気温は10℃。
薄手のダウンとTシャツ、長ズボンでやや肌寒い程度。
小屋の中は石油ストーブが焚いてあって、もう少し暖かい。
ヤマケイ90周年記念シェラカップ。
以前応募した際に頂いたもの。本当、ヤマケイさんには頭が上がりません。ありがとうございました。
大切に酷使させて頂いております。
食後のコーヒー中。
「孤高の人」を読んだ人にはわかる、山に甘納豆持ってく尊さ。
そんなこんなで初日は終わり。
2日目です。
おはようございます。クソったれな朝をやり直すために、コーヒーをいれます。
私が山に行く際に妥協したくない事、それはコーヒーをドリップで飲む事です。
たとえ6人一室の両サイドでおっさんがイビキを盛大に発していても、コーヒーを飲めれば全て水に流せるというモノなのです。不機嫌も寝不足もコーヒーが癒してくれるのです。ありがとうコーヒー。ありがとうドトール。
穂高岳山荘から蝶ヶ岳からの日の出を待つ。
右下の光点は涸沢ヒュッテです。雲は多いですが、快晴よりも雲が多い方が空の迫力って増すので好き。
朝食は5時半ですが、続々と皆さん登り始めていました。
今日は前穂高岳を往復するので、割とゆっくりめ。
陽は上がっていますが、モルゲン感は無いかも。
朝6時で7℃ほど。
個人的にはとても過ごしやすい。暑がりで休憩少な目なので、寒い方が行動しやすい。
本日は奥穂高岳を経由し、前穂高岳へ。前穂高岳から折り返し、穂高岳山荘に戻ります。
なぜ、岳沢小屋に行かないのか。
予約できなかったからさ。こんなにも混んでいるとは思っていなかった。反省。
山荘のスタッフさんがキャッチボールをしており、ボールを受ける音が聞こえる。
昼休み。会社の駐車場のような日常感と、私は岩肌を鎖と梯子で上がっていくギャップが心地良い。
あと、少し面白い。
鎖、梯子区間を抜け、しばらく登ります。
今回、荷物は全くデポらずに紀美子平まで行きます。
工程が長いので身軽にするより、もしもツールが全備の状態の方がよいと判断しました。
ガレ場をいきます。
ガスってますが、岩は濡れていないのが助かります。
奥穂高岳山頂。
案外あっさり。
お参りしました。
やや雲が切れだしてますが、どんどんいきます。
前穂高への吊り尾根。
危険区間は少ないかな。
巨大高山ナメクジ。
なんて名前なんだろう。黒々としたボディがよい。
前穂高岳。
ガスが大分流れました。ありがてぇ。
ジャンダルムを望む。
贅沢にも青空が出てくれました。
紀美子平。
ここから山頂まで往復ざっくり1時間。荷物はデポって登ります。
自衛隊の方々とすれ違いましたが、装備の大きいこと。さすがです。
見入っちゃいますね。
西穂、ジャンダルム。いけたらいきたいやつですね。
前穂高岳山頂。
槍まで見えてます。
上高地方向。
すぐにガスって来ましたが、素晴らしい時間でした。
紀美子平でお昼にします。
ちいかわラーメン。見た目に反してとてもおすすめデス。
しばらく休憩の後、奥穂を経由して予定通り戻ります。
ライチョウ3羽。今日も運が良い。
小声で「きゅいきゅい」言ってるのかわいい。
周りを見渡して、じっくり歩くと色々見えたり、気づきがあって楽しい。
山頂を目指して歩いてはいるが、本質は違うのかもしれない。
奥穂高岳に戻ってきました。さすがに疲れも滲んできた。
穂高岳山荘に到着。
なかなか、楽しいルートだったんじゃないだろうか。
高度感はあるもののキレットのような危険な部分は無く、緊張感はあまりなかった。
おやつのコーヒー。
穂高岳山荘限定ドリップパック300円。100周年記念クッキー3個100円。
コーヒーはバランス良きめ、やや酸で、うまい。
クッキーはもっと買えばよかった。癖はない、ほんのり甘め、硬さがなんともいい。
夕焼けテラス。晴れてきたかも。
夕飯、2日目。
主菜がハンバーグに。パスタもキノコ。連泊だとメニューを変えてくれるのでうれしい。
ハンバーグのお味はいかにも冷食って感じだが、むしろ良い。下味しっかり。密度高めのハンバーグ。好き。
この密度の高さに割りばしへし折りました。ごめんなさい。
食後の夕日。
キレイな夕日です。皆さんテラスに並んで沈むのをじっくり。
おはようございます。3日目です。
空が明るく、白んでいる時間が好きです。ヘッドライトを着けて下山します。
穂高岳山荘の皆様、ありがとうございました。
ザイテングラード取付。
ここで朝食を取ります。
朴葉ずし(ほおばずし)。
ごめんなさい、写真は半分食べたやつです。これ、美味しい。
ちらし寿司に鮭フレーク、紅生姜のご飯、魚は甘露煮の鮎かな?
鶏天はニンニクが効いてて食欲をそそるー。
葉っぱの香り?笹の葉みたいな青いニオイも良い。バク食いしました。
これ2個頼んでもいいやつ。
パノラマルートと、涸沢小屋分岐。
せっかくなので、涸沢小屋ルートを通ります。
涸沢小屋。
じ、自販機がある!やっぱり北アルプスはすげぇよ。
トイレ借りました。綺麗。
涸沢ヒュッテに降ります。
景色をもう少し楽しみたいので。
涸沢ヒュッテからの涸沢カール。
次にこれるのはいつになるのか分からない。前回からは8年もかかってしまった。
また来たいと思うが、最後かもしれないとも少し思う。
横尾へ。
涸沢ヒュッテの中では昔の登山道具の展示があり、アイゼンやピッケルなどの装備が見れる。
装備は重い鉄製だろうな、無骨で手づくり感があった。
剛胆で強い一部の人しか立ち寄れなかったであろうこの地に、私のような軟弱人間が来れるのは文明の利器のおかげだと思う。
横尾。
下山途中、ツアーグループと4.5回すれ違う。楽しくおしゃべり、励まし合い。
荷物を共有。工程はリーダー任せ。
私も混ぜてくれ。なんて言わないよ。コミュ障なんだ、馴れ合いは苦手さ。
上高地 工事プロジェクトの案内。
また、次に来る頃には景色が変わっているかも。
徳澤園のキノコピザ。
生地が美味しい。チーズもキノコもごろごろ。
わたし的には、、ベーコン、、入れてみませんか。
徳澤園のソフトクリーム。
さっぱりさわやか。夏の牛乳感。後味もさらーとしている。
食感はもったりしているから不思議。
下山感が出始めてて、食欲スイッチ入ってます。
道中の綱渡りサル。
帰りはサル群れとすれ違う。のほほん空間。
戻ってきました。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | サポートタイツ |
| 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス |
| ヘッドランプ | 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス |
| 着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
| ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | ライター |
| カップ | クッカー | ヘルメット |




