行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
北沢峠から仙流荘Pへの帰路は南アルプス林道バスで。
この登山記録の行程
長衛小屋(04:56)・・・北沢峠(05:10)[休憩 10分]・・・二合目(05:58)[休憩 5分]・・・五合目(大滝ノ頭)(07:11)[休憩 9分]・・・小仙丈ヶ岳(08:23)[休憩 8分]・・・仙丈ヶ岳(09:38)[休憩 32分]・・・地蔵尾根分岐(10:22)・・・仙丈小屋(10:28)[休憩 4分]・・・馬の背ヒュッテ(11:08)[休憩 11分]・・・藪沢小屋(11:36)・・・五合目(大滝ノ頭)(11:59)[休憩 15分]・・・二合目(12:53)[休憩 8分]・・・北沢峠(13:26)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨日の甲斐駒ヶ岳に続き、所属会8人の山行。
小屋で夜半に目覚めた。「『南アルプスの女王』とは、どんな山なのだろう?」想い始めたら再び寝付けない。「エーイそれならば」と、少し早いが起床して昨夜頂いた朝食を持ってホールに向かうと既に数名の登山者がライトを点けて朝食をとっていた。中に割り込み自分も朝食タイム。しっかり握られたおにぎり2つは結構なボリュームだが力を蓄えなければと全部たいらげた。暫くすると仲間も次々と朝食に来た。
小屋前にライトを点けて集合。テント場はライトの明かりでランタンの様にカラフルだ。小屋付近に在るという『竹沢長衛翁レリーフ』を探しながら林道を北沢峠に向かったが結局は見付けられなかった。バス駅の軒下に不要な荷物をデポして本日のミーティングとストレッチを実施。
ライトを収納して直ぐ脇の登山口からイザ出発。早朝の空気に触れての登山は気持ちが良い。暫くすると左の栗沢山とアサヨ峰の間から朝陽が顔を出した。今日は日曜日、後続者が多いそれも若者が多い、ドンドンと抜かれるが我々はペース厳守。振り返ると青空をバックに朝陽に照らされた昨日の白い甲斐駒がドーン、鋸のギザギザも続く。六合目では東に薄い富士山と南に三角の北岳がしっかりと見えた。ハイマツを過ぎ小仙丈ケ岳到着。正面の本岳は実に美しい。まさに『南アルプスの女王』だ。東面のカールも見事だった。岩稜を進むと右前方の頂に大勢の登山者が見え、まるで生け花の花留めの様だ。地図を広げて、小仙丈から見た峰ではなくそちらが山頂と知る。小仙丈ケ岳先の左が小仙丈沢カール、右が藪沢カール、南へ落ちるのが大仙丈沢カールだ。
山頂到着。快晴で周囲の名だたる山々が良く見渡せた。赤岳も、鳳凰のオベリスクも、北岳は更に大きく。再び地図を広げて3面のカールと大小の尾根派生の地形を確認した。『大陸プレートと海洋プレートの摩擦で堆積した付加体が岩化して、3000m以上も隆起する過程で当初は丸かったはずの山体が3方向の氷河に削られて、現在の三角錐のヤジりの様な山容に変化した』なんて想像すると山歩きは楽しい。さて現実に戻ると、リーダーは昨日に続き「良い山だ、良い山だ」を連発。男性陣はラーメンを頬張りながら「今度登る木曽駒が不明」と残念がる。女性陣はと見れば朝から休憩の度に腰下ろしてのパクパクが続く、「我らの女性陣にシャリバテは絶対ない」と確信した。私は朝食のおにぎり2つが効き過ぎ、空腹感0で昼食抜き。相変わらず混雑する狭い山頂で順番待ちの記念写真撮影後、早々に下山開始。
復路は藪沢を下った。カール内の仙丈小屋は新しく、近くに湧き出す水が非常に冷たく気持ちが良かった。大勢の登山者が外ベンチで食事をとっていた、オムライスの皿が多いのはこの小屋の名物だろうか?しかし、私は発電機の燃料臭がたまらないので距離をとって休み、小屋下方に続く凹凸がモレーンだろうと勝手に判断した。小屋から馬の背ヒュッテの間の所々に植生保護柵が設けられていて、中を覗くと花の終わったバイケイソウやシナノキンバイが生えていた。後で知ったことだが、この山域もニホンジカの食害が多いのだ。藪沢を渡渉し藪沢小屋を過ぎて五合目出会いの間に何ヶ所も沢を横断した。カール脇だから当然だと思ったが山の保水量に驚いた。五合目から二合目までは往路を下り二合目からは別ルートで峠のバス駅に着くと、小屋周辺で森林浴で命の洗濯をしていた仲間の満面の笑みと握手に出迎えられた。
ヨシ!今度は鳳凰三山か塩見だ!
フォトギャラリー:20枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | サポートタイツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
| タオル | 帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
| 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル |
| 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
| テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ロープ | カラビナ | 安全環付きカラビナ |
| スリング | ヘルメット |
この山行で使った山道具
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登った山
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- コースタイプ
- 周回
- 歩行時間
- 6時間40分
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- ★★
- コース定数
- 28























