行程・コース
この登山記録の行程
奥多摩湖(08:08)・・・サス沢山(09:20)・・・惣岳山(10:22)・・・分岐・・・御前山(10:45)[休憩 25分]・・・御前山避難小屋・・・トチノキ広場(12:22)・・・栃寄森の家(12:50)・・・栃寄沢登山口・・・境橋(13:16)・・・不動の上滝(13:24)・・・槐木(13:46)・・・奥多摩駅(14:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
初心者の頃に無謀に挑戦して苦労した御前山。今回は上りは同じオオブナ尾根、下山は鋸尾根ではなくトチノキ広場から境橋へ。ついでにむかし道を経て奥多摩駅へ。
奥多摩湖畔の桜が満開だった。水根の方の斜面の桜と共演していた。前回パスした展望広場は行ってみたがさほどの景色ではなかった。
オオブナ尾根は最初からハード。なかなかタフな道をずんずん登っていく。ミツバツツジが見頃でたくさん咲いている。オオブナ尾根だけあって、ブナの殻斗がたくさん落ちている。大ぶりで実も残っている。ブナは多くの動物の好物と聞いたことがあり、なかなか実が残っているのをみない。よほど豊作だったか、栗も多く食べるものが豊富だからか?
サス沢山からの奥多摩湖の眺望は素晴らしい。向こうに七ツ石山も見える。さらにオオブナ尾根を登ると以前猿の群れに出会ったあたりへ。前回は秋だったか、草のさほど生えていなかったと思うが、新芽がニョキニョキと生えている。どうやらバイケイソウらしい。大きくなって花もたくさん付けたらよい景色になりそうだ。それとは別に紫の花。ハシリドコロに似ているが、小さく、葉もやや紫がかっている。(御前山を越えて下山路にたくさん咲いていて間違いなくハシリドコロだった)
惣岳山を過ぎて、少し下ると最後の登り。御前山山頂は多くの登山客で賑わっていた。以前来た時は数人しかおらず、疲れた体を開いているベンチを独り占めしてゴロリと横になって疲れを癒したのを思い出した。今回はベンチの角を分けてもらい食事をすることになった。だいぶんバーナーを使い慣れたが、火力が安定しない。ベンチが2枚の厚い板で少し中が窪むように作られている。横から差し込むタイプでは接続部に力が掛かるためらしい。向きを変えて安定した。ガス漏れする可能性もあったのではと心配した。魚介とんこつの袋麺と梅のおにぎり、最高だった。
避難小屋でも食事している登山客。脇を抜けて下山する。ガイドさんに連れられた15人ぐらいの一団とすれ違う。ガイドさんが大岳山を教えているのが聞こえた。こんな向きで見えるのかとちょっと不思議に思えた。山頂のカラマツもきれいがったが、カラマツ広場の木々も絵画のようだった。トチノキ広場の分岐でちょっと立ち止まったが、直ぐなので寄ってみた。すると足元にカタクリが。一枚葉のも多くこれからかもしれないが、蕾も2株あった。道のすぐ枠にもあり、踏まないように下山路へ戻った。さらに下りとハシリドコロがどんどん増え、気温も高いからか、生育も良く、花もよく開いていた。下山路の登山道は橋の崩落で一部通行止め。かなり車道を歩いて、境橋へ。トンネルとトンネルの間だったが見通しはよくすぐに渡れた。山頂で少し前に出発した登山者がバス停に並んでいた。ここからむかし道へ。再び登りがちょっと辛いが急登ではない。不動の上滝も見応えはなく、道も多くが舗装されていて面白味にかける。サイカチ、槐木もびっくりするほどの大木ではなかった。時に階段を絡めてアップダウンしながら進むと途中から間違って上の車道へ。仕方なく羽黒三田神社の参道で下山。階段をたくさん下りた。むかし道入り口から奥多摩駅までは10分弱。帰りの電車は座れたが、御嶽駅からは大混雑だった。
オオブナ尾根は奥多摩の中でも急登の一角を占めるだろう。傾斜角度も足首が硬いので限界まで曲げないと足裏全面がつかないところも。木の根張り出しも段差が大きいところもあり、地味に足にくる。速度を落としたり、歩幅を小さくして、休まず登ろ。ほぼ休みなくなんとか御前山まで到達できた。リベンジ成功。














